23歳の頃、オレはアメリカから帰って音楽の仕事が出来なくて、ずっと色んなアルバイトをしていて全く音楽からはなれて意味もなく東京で生活していた時、どこへ行っても音楽の話になるし「なんでこんな事してるの?」といわれるのが嫌になってたころ、たまたまインターネットをしってインターネットだと音を聞かせることが出来るという話を聴き、オリジナルソングとちょっとしたカヴァーを載せたら瞬く間に話題になって1998年自主制作アルバム「サインオブザタイムス」(ブログのサイドバーにあるやつです、これはヨーロッパ盤なので流通してますが、未だに日本盤は自分ところで取り扱ってます)をリリースした。


何の知識もないオレはただ取り扱ってくれるお店に毎週挨拶したりして頑張った、すでにインターネットでは予約が500枚を越えてたので最初につくった1000枚は2週間もたたないうちになくなった、そんな事を予想してなかったオレは追加プレスに一ヶ月かかってしまった・・ここが今考えるとちょっと勿体無いんだけどね(苦笑)


で、翌月5000枚(笑)追加してそれでも尚売れ続けた・・ライブも一回もしてないしメディアの露出も殆どない状態でCDショップと自分の手売りとインターネットのみという事を考えると凄いなオレと思ったものです(笑)


ただ一つ心残りなのが「クオリティ」です、今でこそパソコンでのレコーディングがメインでハードディスクレコーダーはもう過去のものになりつつある現状だけど、オレのときポータブルハードディスクレコーダーが始めてローランドから発売されたわけです、それが1997年ぐらいだったかな・・オレはそれ一つと自分ひとりでアルバムを作ったわけです。


歌のみ外のスタジオにレコーダーをもって通い、ギターや他の楽器はオンボロアパートでレコーディングしてたので毎回となりの苦情と遂には出て行ってくれとまでいわれました(苦笑)、あと少しだったのでお願いして待って貰い、リリースしてまもなく退去しました(苦笑)。


当然ドラムも打ち込みで、バンド経験しかない自分としては非常に屈辱的な思いをしましたが自分が思っていた以上にそういう部分も突っ込まれ「曲はいいけど音がショボイ」という事も言われました。まぁ結局今考えればそんな事は気にする事もなかったんですが・・はっきりいって好きなアーティストであればブートですら最高だからね、それをわざわざ言う人は言う人に何か問題があるという事で(笑)


良くも悪くも?話題になりその年のバーンチャート年間3位になってしまいました(笑)・・いやぁ痛快だったなぁホント。


そのアルバムは未だにインターネットは月に数枚売れてます・・しかしやはりその後に出したアルバムに比べてサウンドクオリティでは全く満足できない上に曲には自信があるというジレンマを抱え長い日々を過ごしてきましたが、5年以上オリジナルアルバムをリリースしていない人間として復活の一発目に焼き直しが一番いいのではないか?と考えて今作業しています。


全部やる気はないけどライブでやってるような曲は極力アレンジしなおしてレコーディングしていこうと思います。


オレのやってる音楽はもうオールドスクール全開ですが、その時代こそ「トーン」勝負の真っ只中だったので敢えてクランチリードで弾きまくります。ストラト、ブースター、クリーンクランチチューブアンプという3種の神器で想像を超えるサウンドをクリエイトしたいと思います。



機材


でもちょっと精神的に疲れてるのでもう少し休みます(苦笑)