筆文字の師匠 草刈正年さんのパフォーマンスを見てきました。

「答えは自分の中にあるLIVE2016年」

 
http://ameblo.jp/fudemozi/

  
  

「始まる」をテーマに書のパフォーマンス


心を動かされました。


今、この瞬間を
全身全霊で生きている
それを見えるカタチにしたもの
人生すべてをこの一点に集めたもの


今この瞬間を生きた軌跡


なんて書いてあるか読めない!?
なんと、書いたまささんすらわからないというのです。


頭で考えるという経路を通らず
今感じているままに
ものすごい速さで、わき目も振らず
無我夢中で
書いている感じがします。


なにが書いてあるかは
実はなんでもいいのかもしれない


息づかいや、ほとばしるものや、スピード感
描き出されているのは

命のリズム

女から始まる
人の始まりは、紙に針で穴をあけた大きさだそう
女という字から、墨の点粒が無数に生まれている。

仮名が記号のように見えて
くるっとまわったり
曲がったり
真っ直ぐにいったり

これから未来へと誘導しているかのように
始まった感じがします。




 
まささんが書き下ろしている姿
小さくまるくなってひ たむきな感じ

真夏の炎天下
冬の寒い日も
こうやって路上で書いてたんだな
喜んだり、落ち込んだり、色々あっただろうな

そんな景色が
まささんの背中の向こうに流れるように見えてきました。

 

 

目を見てインスピレーションでことばを書き下ろす

まささんが音楽に乗せて
深い呼吸をするところから始まる
わたしも、まささんに呼吸を合わせていきました。

なにが起きてるのかわからないのですが
書き始める前から
涙があふれました。

名前を書いている時
ゆっくりと、すごく大事に、愛おしく書いてるように感じました。

たっぷりと墨が含まれた筆が
ゆっくりと紙のもとへ 降りて行き
紙が墨を待っていたかのように 吸い込んでいきます。

それはわたしの心のようで
とても潤い満たされていきました。

なにか大いなるものに愛されているような感覚でした。


 
 
確実にわたしの中で
なにかスイッチが入りました。
次回の個性筆教室は、どんな展開になるのか
自分でもわくわく心が踊り出します。


次回、心が踊り出す個性筆教室は
平成28年2月17日(水)開催です。
詳細は近日公開します。