keita2
2006-12-06 05:36:11

金沢文芸館主催の「短編小説を仕上げよう」創作講座の本をプレゼント、って誰もいらないかも

テーマ:金沢文芸館「短編小説を仕上げよう」

忘れた頃に、金沢文芸館主催の「短編小説を仕上げよう」講座の完成本をいただきました。
以前一度もらったのですが、印刷にミスがあり、再刷りとなっていました。


 完成品は、前回よりもちょっぴりスリムになり、

195ページから140ページになっていました。


写真を見てわかるように、使用前・使用後という感じです。


これは段組を変えた関係でこうなったのですが、

この段組みの変更が個人的にはちょっと不満です。


その理由は自分ショートショートのオチの見え方にあります。

どうでもいいことだけど、一応オチへのこだわりがあるので、

以下の点で残念です。


しかしその前に『サンタクロースは悪いところに来ない』と『フワフワ』を読んでいない方は、

できたら先に読んで下さい。


『サンタクロースは悪いところに来ない』


『フワフワ』



読みましたか。



では、
『サンタクロース』は前の本では、次のページにオチが行っていたのが、

今回はそのままずるずると出ています。
リサを日本人に思わせて、実は外国人だったというオチが見えやすくなりました。


『フワフワ』は、

小学生に思わせて実は45歳の大人だったというのが、

真のオチですが(フワフワした生き物が宇宙人と思わせて、

実は「ぼく」が曖昧にぼかして書いた女の子だったとオチが一段目の二段オチ)、

前の本では四が下にあって、

オチにちらっと目が行っても「十五才」が見えるだけです。


しかし今回のはもろ「四十五才」と見えてしまう。


一応見え方まで考えて書いたのですが、

今回の段組変更で意味がなくなってしまいました。


ま、しかし、そんなことは自分以外は誰も気にならないことで、

どうでもいい愚痴ですね。


1回500円で小説の書き方の講義を受けられて、

最後にこんなにりっぱな本を作ってもらえたことに感謝しないと。

これ、本心です。


さて、せっかくなので、

「勝手にショートショート」を見て下さっている方(っている?)でご希望の方に、

4冊もらったうちの2冊をプレゼントします。
送料はこちら持ちで送ります。


中には今年度泉鏡花市民文学賞候補になったトーマス池田の『雲母虫』の原形や、過去市民文学賞になった人、日本海文学賞の佳作になった人、坊っちゃん大賞の候補になった人、等々様々な才能がつまっています。

市民文化賞受賞の寺本信平先生の2編と、歌人喜多昭夫先生の短編小説まで入っています。

希望が多ければ抽選ということで。

希望の方はkeitan@spacelan.ne.jp まで、

件名に「金沢本希望」と書いて、ペンネームと、できたら本ブログについてのご感想を添えてメールを送って下さい。

締め切りは12月18日で。

当選の際にはお知らせメールを送りますので、送り先を教えて下さい。
個人情報は発送以外に使用しません。


ちょっとしたクリスマスプレゼントかも。

ま、誰もいらなくて、応募ゼロかもしれないけど(笑)。



2006-08-12 05:48:40

金沢文芸館「短編小説を仕上げよう」講座最終回

テーマ:金沢文芸館「短編小説を仕上げよう」

久しぶりです。

というわけで、金沢文芸館の「短編小説を仕上げよう講座」最終回の様子を

金沢明子さん提供久保さん校正の『なかもつ文書』に基づき書かせてもらいます。




まず館長挨拶。

冊子に不備な点が多々あり、それについておわびがあり、作り直すとのことでした。

2作が落ちた原因は、不明だそうです。

●寺本先生 「今までにいろんな同人誌にかかわってきたが、こんなひどいのは見たことがないむかっ怒ッ」

 (どうやら内容ではなく、製本に関してらしいですが)

●さすが喜多先生、鋭いチェックキラキラ 「ふつう奥付に印刷所名があるのに、ない。これはわざとではないか」


その後一人一人言葉を述べたそうです。

N「一時期ものすごいスランプにおちいった。仕事もやめ、何も書けず…。

 実は『なまぬるいスープ』という本を出してます。ヨロシク!泉鏡花市民文学賞に出して最後まで残った力作です」


K「書いても書いても読み返したら何かみつかる。

 今は長編に挑戦していますが、(寺本先生「デートでもしなさいよ」)

 止まってしまい、悩んでます」


N「はじめて書いたものを今読み返すとハヅかしい。

 書き直せば書き直すほど長くなっていく」


R「自分ではわかりやすいつもりだったが、友だちに見せたらむずかしいといった。

 大変だナァ…」


O「実は生まれて初めて書いた小説が日本海文学賞の佳作に残ったが、それ以降は3次くらいまでしか行かなくなった」


N「みなさん超上手でびっくりしました。直せば直すほどうまくなるし

 (寺本先生「またまた、こんなのと思ってなかったのー。いつもすましてフン( ̄へ  ̄ 凸って感じかと思ったよ)

 (喜多先生「ホントうまいっすよー)」


K「ものすごくいい思い出です。橋の話は大好きな橋への気持ちを形に残せてよかった

 (寺本先生「君のような話を俺は書きたいんだよ」)」


最後に「またチャンスがあったらどんどん書こう」みたいな寺本先生の言葉で終わりました。


こうしてみると日本海文学賞や坊っちゃん文学賞、鏡花市民文学賞など、即戦力級の方々ばっかりでしたね。

ゴーカゴーカ(笑) 




ということで、金沢さん、久保さん、ありがとうございました。

最後の日に体調不良で参加できなくて残念でした。


こういう講座は初めて出たので、なかなか刺激的でした。

ちょうどブログを作り始めた時期と重なったので、報告と創作ができて良かったです。

ま、報告はほとんど参加者以外には意味のないものかもしれないけど…


この講座に参加して、二作書きましたが、めずらしく何度も何度も書き直して、

特に二作目「ふわふわした生き物」は夢野久作全集を開きながら書きました。

今まで書いた中でベストオブマイショートショートだと思います。

このレベルでベストなので、ブログ閉鎖後は書けなくなりましたが(笑)。


閉鎖といいながらブログはリンクの関係で放置されています。

思いついたらまた載せてみてもいいかなと、最近になって思いました。

2日に1作ペースがつらかったので、できたら書くみたいな感じで。

ここは、閉鎖ではなくて、放置に変更してもいいかな、と甘い考えで…。

T-CUPは復活しませんが。


T-CUPの方が本物で、こちらはミラーだったのですが、

こっちの方が本物の自分に近いので、気が向いたらまた書きます。

という意外なオチがついたところで、またいつか~

2006-03-17 22:44:28

金沢文芸館「短編小説を仕上げよう」講座第7回

テーマ:金沢文芸館「短編小説を仕上げよう」

 いよいよ金沢文芸館での「短編小説を仕上げよう」講座が最終回を迎えました。最終回の参加者は12人でした。

 

 今日も書かれた作品の合評でした。

 「氷解」…病気の猫と自分と夫との関係…。

 ・「子どもの頃病気だった猫のことを書きたかった」と作者。

 ・タイトルが固い。夫婦間の氷解・和解だが…。

 ・テレビのナレーションみたい文は削った方がよい。

 ・「生涯を終えて旅立った」はまずい。もっと完結に「どうして死んだ」とか。

 ・過去が振り返られていて、そこからまた過去を振り返るのはよくない、と本に書いてあった。


 ここで北國新聞社が取材に来られて写真撮影となりました。

 集中力がとぎれてしまった気がします。

 眼鏡を外したり、髪を貞子風にしたりした人がいたのは笑えました。

 って自分も眼鏡外してたけど…。


 「聲」…書き直し。「三枚のお札」をどこまで書いたらいいか迷った。

 ・逃避行する昔話があれば、書いたらどうか。なければ作る。

 ・「民話を語る会」が突飛。普通におばあさんが孫に語っているというのにしては…。

 ・文をもっとスキッと切る。「声」が生きる。


 「私的一年」…高校生の一年間を季節毎に書いたら…。

 ・「書きやすかったが、本当に面白いのか疑問」という作者の言葉に、「面白かった」の声があがった。

 ・あこがれの女性が出てきたら面白い←あこがれの女性いません

 ←あこがれの女性がいないのはおかしい←好きな子はいるけど、あこがれはいない

 ここらへんの会話は爆笑でした。7回の会を経てできた人間関係のなせる会話でしよう。

 ・お父さんとお母さんがラブラブなのが面白い←「バッカじゃないの」と著者。

 ←その気持ちをどう描写するか。オーソドックスな書き方も練習してみる。

 ←いろんな書き方をおぼえる。他の人はどんな風に書くか、勉強してみる。

 ←自分の書ける物が広がる


 「ゆめとうつつ」…うつらうつらした老婆の見る夢は…。

 ・前作とがらっと変わって、本当にお祖母ちゃんが書いたのかと。それくらい上手だった。

 ・最初の数行で私の状況が書かれていて、読者がすうっと入りやすい。

 ・回想のシーンが上手い。会話で入っていく。

 ・タイトルがよくない。せっかくのいい話がだいなし

 ・山奥の話なのに、水のイメージ。

 ・好きな男のタイプが同じ。日に焼けた海の男。

 ・「夏だというのに真っ白な靴下」という描写がおかしい。「真っ白」ではなくて「厚い」か。


 「陽だまりの器」…神社に捨てられていた舜と、凛の物語。

 ・血の繋がらない姉弟。弟が巣立っていく。

 ・「神社で拾ってきた捨て子」…ムリがある。拾ってきた人が育てていいのか。施設のクッションが必要か。

 ・小説を書くのは出来ている。文体、持っていき方はできている。

 ・「神社で拾ってきた」を変更して書き直せるのかどうか…。

 ・弟ができすぎ。

 ・タイトルが面白くない。器という字があわない。


 「百足の引っ越し」…書き直し

 ・「夕日で土がピンク色」はどうだろうか。「百足がピンクなら面白い」

 ・「…………」という一文。嫌悪感が親しみに変わる時間を表したかった。

 ・数字が算用数字のわけ。中学生なので。←百足も100足だったら面白い。

 ・「その百足と呼ぶ物」→「その百足と呼ばれる物」に直す。

 ・「住んでたんやわ」→「住んどったんやわ」の方がいい。


 その後もう少し書き直し作品に関して話し合いが行われたのですが、記録はここまでです。


 この講座では、最初はかなり文学に対する厳しい話があったので、みんな続くかどうか心配でしたが、ほぼ全員が最後まで続けられて良かったです。

 ほとんど書いたことのない人もいたのですが、書いてみるとそれぞれ意外な才能が発揮され、様々な短編が読めて楽しかったです。

 次の作品が読んでみたい人もいたんですけど、まあ一期一会ということで。

 この中から実際活躍する人が出てきたら楽しいかもしれません。

 書いた作品が冊子になったら、再度集まるということで、この会は終わりました。

 皆さん、ご苦労様でした。

 特に講師の寺本先生、喜多先生、ご苦労様でした。ありがとうございました。

2006-03-03 01:49:26

金沢文芸館「短編小説を仕上げよう」講座第6回(後編)

テーマ:金沢文芸館「短編小説を仕上げよう」

 「原っぱ」…家族の愛を奪ったあいつ。あいつから逃げるんだ…。

 ・「うさぎは嫉妬する」という話をネットで読んだ。

 ・説明が足りない。補足的な説明が増えてもよい。

 ・「家族の愛を盗んでいった坊主」の「坊主」がひっかかる。お寺の坊主か←赤ん坊

 他の言い方はないか。「やんちゃ坊主」

 ・空想だけでなく、ペットセンターでうさぎを実際にながめてみるとよい。

 

 「聲」…「昔ばなし会」で話していて思い出すのは、祖父だった…。

 ・母親との別れのシーンがよい。が、絶縁したはずなのに、子どもができて何回も会っているというの

 は…。再会にドラマがあるはずでは。

 ・祖父と昔ばなしが主だ。

 ・もっとすっきりしたらいい。さかいがわからない。

 ・説明ばっかりで、ごちゃまぜだ。創作の形になっていない。

 ・描写を意識する。ただお話をしているだけではだめ。

 ・どれか1つに思い入れをもって、しぼって集中する。

 ・あっちこっちから話を持ってきただけではだめ。

 ・何もないところから紡ぎ出す=創作

 ・現在あるおとぎ話・昔話を扱うなら慎重に。

 ・「自分はこれを書きたい」というものをきめて、準備し、神経をとぎすませる。

 ・語り言葉で書かれていて、口に出して読むとリズム的によい。

 たとえば「祖父が大好き」ということを書きたいのなら、語り部としての自分を活かして、それに向かって書

 いていく。その際に何を使って何を使わないか、取捨選択していく。

 ・たとえば語り部に執着して書くのなら、語り部の文体で、語っているシーンに回想をぶちこんで、最後祖

 父のおかげで語りができているという話にしてみては。

 

 「喪の黒スイッチ」…父が急死した。しかし俺にとって父は喜怒哀楽のない冷徹な人物だった…。

 ・文体・内容・描写ともなかなかいい。

 ・「説明くさいと言われる」←この話では気にならない。

 ・息子ではなく、娘だったら←娘ではここまで冷徹な関係にならないのでは。

 ・父親は不器用で、息子の接し方がわからなかった。


 今日も9時までになり、盛り上がりました。

 あと一回を残すのみとなりました。次回も合評になります。

 各自の作品の冊子化は絶対するそうで、楽しみです。

2006-03-03 01:48:58

金沢文芸館「短編小説を仕上げよう」講座第6回(前編)

テーマ:金沢文芸館「短編小説を仕上げよう」

 本日金沢文芸館で、「短編小説を仕上げよう」講座第6回が行われました。

 合計13人でした。


 第6回も合評で、共通テーマ「生き物」で書かれた作品が俎上にのせられました。

 

 「からだ」…体重87キロの女性が意志の力で痩せるが…。

 ・「女の子の身体と意志という生き物について書いた」という作者の言葉でした。

 ・「夕食に情を持つ」という言い方は不自然ではないか。「夕食にこだわると」?

 ・「雁字搦め」はひらがな「がんじがらめ」の方がよい。

 ・読点が多すぎる

 ・母親の造形はどうか。普通娘がダイエットを始めたら協力するのでは…。

 ・父親の言動が面白い。娘に「デブではやとわない」とはっきり言うのはどうか。

 ・共感できる。

 ・普遍的なテーマ。現代的な話。

 ・章立てが前作と同じパターン。変えてみたら←この形が書きやすい。


 「フワフワした生き物」…僕は塾の帰り道に「フワフワした生き物」と出会った…。

 ・「異常さを表すために夢野久作を参考にしてカタカナを多用した」

 ・「サイコウに幸せを感じた」まで一緒に幸せを感じていたのに…。

 ・ブラックな話

 ・「ラスト5行があざとすぎるのでなくてもいいかと考えた」と作者←あった方がよい

 ・題名の「フワフワした生き物」はよくない。「フワフワ」とか…。


 「へるぷみー」…人語がわかる猫が「タスケテー」という声を聞きつけて…。喜劇

 ・絵画的な書き方。5Wのどこにポイントを置いて書くか。

 ・若い高校生の文章を我々がいじくっていいのか。ここに参加してくれた彼の存在を大事にしたい。

 ・不思議な話。


 「さくら」…桜咲く季節に、田舎から両親と大学の入学式に来たが、両親の存在がとてもイヤで…。

 ・「前作が気持ちを書けていなかったので、気持ちを書くようにした。わかりやすい話を書こうとした」と作者。「映像的にピンク色のひゃーというのが目に浮かんでもらえば」

 ・この年の親との関係がとてもよく書けている。

 ・歌のプロモーションビデオを見ているみたい。映像的な面白さがある。

 ・「私」の出身地がはっきり出たらよい。

 ・「若い人には年寄りくさいかと」と作者。←「そんなことない」と若者たち。

 ・わかりやすく書こうとして、それができている=腕がいい

 ・「あっちゃん」という名前が出ていない方がよい。

 ・「感性が若いというのは、文体の問題。中心は同じ」と高校生。

 ・「地元で買ったスーツがまわりから浮いていた」というのはしみじみと実感がこもっている。

 ・「夢のように」はどうか。←「実直そうな」と共にいろいろ考えたが。←作者が吟味して選んだのならそれでよい。


 「主」…大好きだった祖父の家が壊される日、家を見に行ってみると…。

 ・タイトルは「あるじ」「ぬし」?←「ぬし」 

 ・流麗でテンポをもって読める文章。

 ・「先月」「先週」というのは←虫が出てくるエピソードを並べたかった。

 ・ムカデだから文章をずらずらと並べてみては。どこに句読点があるかわからない文=虫の気味悪さが出  

 る。一考の価値あり。

 ・もっとあざとくなれ。

 ・「悲鳴をあげることもしないで、ただ黙って」という文がもたついている。

 ・短編映画のよう。セピア色。

 ・「ムカデはおじいちゃんてすか」→「いいえ」

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