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2017年の新日本プロレスは我々にどのような景色を見せてくれるのだろうか?

そして、誰が新日本プロレスの中心に立ち、会社を背負って行くのだろうか?

無論、2人の選手に絞られることは間違いないだろう。

1人は内藤哲也。現IWGPインターコンチネンタル王者にして、ロスインゴベルナブレスデハポンのリーダーだ。今年は、憧れの存在であった棚橋をどんな状態であれ“倒した”。そこからタッグマッチでマイケル・エルガンに敗れ、大阪での防衛戦が決まった。この大会は2週間前にソールドアウト。会社に“お金”の面で1番貢献しているのは、悔しいが、彼で間違いないだろう。

もう1人はオカダ・カズチカ。現IWGPヘビー級王者にしてchaosのリーダーであり、日本プロレス界のリーダーだ。世界での評価も格段に上がっている。しかし、防衛ロードとしてはオカダの2017年は、苦しい試合が多い。1月4日の東京ドーム大会のメインイベントだったケニーオメガ戦では、何発も顔にヒザを叩き込まれ、なんとか勝ったものの46分の試合時間とケニーの危険な大技をくらいかなりダメージを負った。その次の鈴木みのる戦は、徹底的にヒザを攻められ、あわやギブアップというところまで追い詰められた。しかし勝利している。そして旗揚げ記念日のスペシャルシングルマッチのタイガーマスクW戦は相手の全てを出させた上で勝つという試合をやってのけ、レベルの違いを見せつけている。

しかし、内藤・オカダ以外に会社を引っ張っていかなければならない男が1人いる。

それは、髙橋ヒロムだ。

しかし、彼はまだまだトップではない。現IWGPジュニアヘビー級王者だが、対ヘビーになると全くと言っていいほど歯が立たないのだ。それは複数人でのタッグマッチなどを見れば一目瞭然だろう。

それに彼の夢はIWGPジュニアのベルトとIWGPヘビーのベルトを巻いてゴールデンタイムのメインで試合をすることだ。しかし、100kg以上がヘビーで100kg以下がジュニアヘビーという新日本プロレスのルールの中で(ヘビーでも例外はいる。飯伏や柴田、AJなど)闘うのなら、どちらかのベルトは手放さなきゃ、ならない。そうじゃないとわざわざ階級を分けた意味がないのだから。しかし、階級を飛び越えたベルトが新日本プロレスにはある。

そう、NEVER無差別級のベルトだ。

初代王者が田中将斗だったり石井のファイトによる色付けによって完全にゴツゴツ路線になってしまったNEVERだが、このベルトこそ階級を飛び越え、新日本を新たなステージへ持って行くための可能性を秘めていると思う。

ヒロムはおそらく春の両国でKUSHIDAに負ける。そこからリマッチではなく、NEVERに方向転換させればいいじゃないか。後藤はかなりの強敵だが、そこで無差別級という強みを生かして、対ヘビーや対ジュニアヘビーにとどまらず、ラダーマッチをやってもいいだろうし、ヘル・イン・ア・セル・ルールで戦っても面白いと思う。最高峰の戦いをしなければならないIWGPのヘビーとジュニアのベルトより遊びの部分で幅を広げられるのではないか。そして、それを新日本流にアレンジしたシン・ストロングスタイルをNEVERで見せることこそ新日本がさらなる躍進を遂げるための一歩だと思う。

昔は、ガイジンvs日本人が当たり前だったプロレスを自分流にアレンジして新日本を新たなステージに持って行った元IWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔のように。

そして、NEVERの王者は若い方がいい。そうなればヒロムしかいないだろう。オカダをNEVER戦線に引っ張り込んでも面白い。最近目立ったカードを組んでもらえないリコシェやオスプレイのような凄いやつらとプロレスしても面白い。インディー選手の関本とか岡林とバチバチのストロングスタイルをやっても面白いし、木高イサミとデスマッチをやってもいいかもしれない。

グレートオノの想像しているNEVERはこんな感じだ。

もちろん会社を引っ張っていかなければならないのはIWGPヘビー級王者でなければいけないかもしれないが、そんな時代は終わったのかもしれない。

2017年、新日本プロレスの中心は、オカダか内藤か。

そこにヒロムは入ることができるのか。

これからが楽しみだ。





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