シカゴファンドの投資戦略

外資系証券、外資系銀行で長年、辣腕ディラー、トレーダ、ファンドマネジャーとして活躍。日経225先物、オプション、e-ワラント、為替、国内外株、債券、商品先物などの動きを分析し投資を行っている。http://blog.livedoor.jp/chicago555/


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15日の米株式相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めようと様子見姿勢が広がり、方向感の乏しい展開が続いた。ダウ工業株30種平均は前日終値比22.40ドル高の1万7251.53ドルと小幅続伸。一方、ナスダック総合指数は同21.61ポイント安の4728.67で終わった。出来高は前日比2727万株減の8億3098万株。米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、金融政策を決定するFOMCでの協議を開始。16日午後(日本時間17日未明)に声明が発表され、イエレン議長が会見する。今会合での利上げは見送られる公算だが、市場関係者はFOMC参加者が示す政策金利見通しに注目している。中国リスクを震源とした年初からの世界的な金融市場の混乱で、一時は年内の追加利上げは見送られるとの見方も広がった。しかし、金融市場が落ち着きを取り戻す中、「年内の利上げは1~2回」というのが大方の見通し。イエレン議長が会見でタカ派的な発言は繰り返せば、株安につながるとの不安も一部で出ていた。一方、同日の原油先物相場が続落したことで資源関連株が下落し、相場の上値を抑えた。原油価格は底入れの兆しを見せていたものの、増産凍結に向けた主要産油国の足並みがそろわないことなどが嫌気されている。市場では「6月の石油輸出国機構(OPEC)総会に向け、産油国間の地ならしの動きが進展していない」と懸念されていた。 
外国為替市場
では円が続伸。イランが原油輸出を拡大し、商品相場の低迷が長期化する可能性から資源国通貨は下落した。円は主要通貨全てに対して値上がりした。この日のニューヨーク原油先物市場ではWTI先物が大幅続落。制裁解除に伴いイランの先月の原油生産が約20年ぶりの大幅増となったほか、ロシアは生産水準を維持する協定にイランが参加しない可能性を示唆した。
トロント・ドミニオン銀行のシニア為替ストラテジストは「商品および商品との関連性の高い通貨にとって明るい環境ではない」と述べ、「新興市場と商品通貨が大幅な調整を迎えるとの見方はまだ健在だ」と続けた。
米国債市場
では2年債と30年債の利回り差が縮小し、一時は2008年以降で最小となった。年内の利上げ観測が強まったことが背景にある。CIBCワールド・マーケッツのマネジングディレクターは「FOMCが自信を持って前に進むには数カ月にわたる多くのデータが必要だ」と指摘した。
金先物相場は3営業日続落。3日間の下げとしては昨年11月初め以降で最大となった。ドルの上昇や、年内の米金融政策引き締め観測が強まったことが背景。
原油先物市場ではWTI先物が大幅続落。イランは原油輸出を拡大した。ロシアは生産水準を維持する協定にイランが参加しない可能性を示唆した。ソシエテ・ジェネラルの石油市場調査責任者は「最近イランから発せられた言葉は、同国が生産水準を維持するつもりはないことを極めて明確にしている」と指摘。「参加したとしても、水準維持がどれほど意味があるのかという疑問もある。イラン抜きでは供給にほとんど影響しない」と述べた。
欧州株式相場は下落。指標のストックス欧州600指数は前日までの続伸で2カ月ぶり高値を付けていた。日本銀行が追加緩和を見送ったことが材料視されたほか、資源銘柄とエネルギー株の下げが目立った。
ドイツ・ポストバンクのストラテジストは「アジア株安と日本銀行の失望を誘う政策発表を受け、市場では利益確定の動きが広がった」とし、「明日のFOMCの翌日にはイングランド銀行も政策を発表するので、投資家はひとまず利益を確定して様子見しようと考えている」と語った。
本日の東京株式市場
は続落の展開となろう。昨日の米株式市場では薄商いの中をS&P500種株価指数が下げ、今月初の続落となった。中央銀行に世界の経済成長を押し上げる力があるのか、市場は注目している。スペクトラム・マネジメント・グループの共同創業者は、「今週は連邦公開市場委員会(FOMC)が特に重要だ」と指摘。「1月の小売売上高の下方修正はマイナス材料と捉えられる。消費者はどうしているのか、なぜ原油安に伴う節約分が他の売り上げにつながらないのかが問題だ。そうした状況は経済の基本的な弱さを表していることから、FOMCは利上げ発表に一層慎重になる可能性が高い」と述べた。本日の東京市場買い材料のない中、原油価格の下落や為替の円強含み、米国個人消費の低調、国内DGP1-3月期のマイナス成長懸念、中国人民元の更なる下落懸念などから、自動車など輸出関連、鉄鋼や化学など素材株、金融証券、工作機械株、医薬品株など広範にわたり売られ、全面安の展開が予想される。米国株市場では、業績予想の下方修正が響きカナダの医薬品メーカー、バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルが急落。S&P500種の業種別10指数でヘルスケアは最大の値下がりとなった流れから、国内でも医薬品株への売りが増える可能性がある。クレディ・スイス証券では工作機械業界の受注再加速期待は薄れたとし、オークマとファナックの投資判断を引き下げた。今日の重大イベントとして、日本時間17日午前3時すぎに予定さているFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果があり、特段の注意が必要だ。ことしの春闘は、16日に大手企業の経営側が労働組合に一斉に回答を示す集中回答日を迎えます。大幅な賃上げが実現した去年の実績と比べると低い水準にとどまりそうだ。これまでの交渉でトヨタ自動車が月額1500円のベースアップで事実上決着するなど、ベアを含む賃上げが各社で相次ぐ見通しだ。アベノミクスの根幹をなす大幅賃上げは肩透かしに終わりそうで、相場への影響は避けられないロイターによれば、 金融庁のある幹部は「マイナス金利政策のしわ寄せは、信託銀行がいちばん受けている」と話し、信託銀行が運用会社など大口の資金の出し手に手数料を求めることも容認する構えだ。一般的に銀行からのサービスは手数料なしという神話が根強く残る日本では、なかなか受け入れられないステップになるが、「誰かが負担を被らなくてはならない状況になったという新たな認識をすべき時に来ているのではないか」との声もある。ただ、先の金融庁幹部は、手数料が回りまわって、個人投資家にきちんとした説明なしに転嫁されるのは容認しがたいとも釘を刺し、海外に比べて未熟とされる日本の投信ビジネスの育成の阻害になる事態は回避したい考えだ。日銀の黒田総裁は15日の会見で、必要ならば、始めたばかりのマイナス金利の効果が十分に表れる前に追加緩和に踏み切る姿勢を示した。運用環境の厳しさは当面続きそうで、今後、信託銀行が運用難から生じるコストをどこまで運用会社などに求めて行けるのか、といった議論が巻き起こる火種を残したと言えそうだ。
米商務省が15日発表した2月の小売売上高は前月比0.1%減となり、予想の0.2%ほどは減少しなかった。ただ1月分が大きく下方修正されたことで、米経済の成長見通しに対する疑問が再燃する可能性もある。小売統計を受け金融機関の間で第1・四半期の米成長率見通しを下方修正する動きが相次ぎ、バークレイズは2.4%から1.9%に、クレディ・スイスは2.4%から2.0%に、TD証券は2.3%から1.9%に引き下げた。ニューヨーク外為市場では、ドルが対円で下落した。日銀の追加緩和見送りが影響した上に、米小売売上高がさえない結果となったことや原油安を受け、リスク回避の円買いが広がった。また英紙による最新世論調査結果で欧州連合(EU)離脱派が残留派をわずかに上回ったため、ポンド安も目立った。イギリスの大手紙The telegraphが委託したORBの最新の世論調査では、離脱派が52%、残留派が45%。投票に行くかどうか決めていない人を含めた統計でも、離脱派が49%、残留派が47%と、離脱派が上回っており、ポンド安の展開が続きそうだ。FISグループの最高経営責任者(CEO)兼最高投資責任者は「現状は明らかに金融政策の手段が枯渇している状態にある。リスク回避局面の到来が予想される中で、円がそれに対する防御手段となっている」と指摘した。
世界的に株価下落、円は上昇-商品相場の続落響く、市場混乱を想起
ブルームバーグ
15日の金融市場では世界的に株価が下落、新興市場の株と通貨が売られた。15日までの2日間の商品相場の下落幅がこの1カ月で最大となり、今年初めの金融市場の混乱を想起させたことが響いた。S&P500種株価指数はテクノロジー株の上昇がエネルギー・資源株の下落を相殺し、下げ幅を縮小した。15日から2日間の予定で米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まる中、欧州株とアジア株の指標は1月以来の高水準から下落。投資家が円とドルに資産を避難させる動きを背景に、ブラジルと南アフリカ共和国が新興市場の下げを主導した。イランが原油増産の凍結に参加しないとロシアが示唆したことを受けWTI先物は1カ月ぶりの2日続落となった。ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指数は前日比0.2%安。ストックス欧州600指数は1.1%下げた。セクター別で資源が最大の下げとなった。

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