Washington Time








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2010年12月21日(火)

Good-bye My Sri Lanka

テーマ:スリランカ通信
 僕にとって2010年は、ひとつの区切りの年となりました。来年の人事異動を控え、世銀に入ってから僕が一番深く長く関わったスリランカの担当を降りることになったからです。10月のスリランカ出張が、最後のスリランカ訪問となりました。最後だと思うと、やはり寂しいですね。改めて、自分はスリランカが好きだったんだなと思い知らされました。いや、好きというのとはちょっと違う。特別な思い入れのある国なのです。2002年の後半から関わり始め、2007年から2年間は赴任していた国。振り返ると、いい事も悪い事も、本当にいろんな事がありました。紛争、停戦、津波、紛争激化、そして軍事力による紛争終結と、僕がスリランカに関わった時代は、正にあの国の激動の時代だったのです。


 仕事では、微力ながら世銀の津波復興の責任者になり、約5万軒の住宅再建に貢献しました。また、水道のない農村部への水道普及も担当し、約800の村々に新たな水道を整備することができました。当然ながら、これらは僕一人の力ではなく、カウンターパートであるスリランカ政府や自治体、パートナーであるNGOや、何よりも被災者や住民自らの努力によるところが大きいことは言うまでもありません。そして世銀の同僚たちにも、随分と助けられました。でも何故か今は、「あの時あの仕事は、ああすればよかったなあ、こうすればよかったなあ」と後悔の念ばかりが頭に浮かんで来ます。



 これからも、スリランカのことはずうっと気になるでしょうね。できれば、いつかまた戻りたい。あの美しい島国が、恒久平和と民族融和を成し遂げ、明るい未来を迎えることを願わずにいられません。今はただ、スリランカで出会った全ての人々に感謝の気持ちで一杯です。スリランカよ、さようなら。また会う日まで。

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2010年12月20日(月)

岩倉具視と夏目漱石と慶長寿彰に共通すること

テーマ:スリランカ通信
 今年でスリランカの担当を降りることになり、もう当分スリランカへ行くことはないのかなあと思うと、無性にスリランカのカレーが食べたくなります。スリランカのカレーは、食べる前はワクワクするのに、食べた後は口の中が燃えるので、しばしば後悔することもありますが。10月に訪れた時は、最後かと思って結構カレーを食べたっけ(↓)。ちなみにスリランカでは、ご飯にかけたカレーのことを、カレーライスではなく「ライス&カレー」と呼びます。


 そんなスリランカのカレーを最初に食べた日本人は、誰だと思いますか。こちらのサイト によれば、1873年(明治6年)に岩倉具視が率いた日本の欧州使節団が、スリランカのゴールに立ち寄りカレーを食べたとありますね。さらには、1900年(明治33年)には夏目漱石がイギリスに向かう途中にコロンボでカレーを食べたとも。日本人第一号は誰か知りませんが、少なくとも百何十年か前に、スリランカでカレーを食べた日本人がいたという記録なのですね。岩倉具視と夏目漱石と慶長寿彰に共通するのは、「スリランカで本場のカレーを食べた事がある」ということです。スリランカのカレーを食べた回数だけは、僕の方が岩倉具視や夏目漱石に勝っているに違いないでしょう。

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2010年12月19日(日)

iPadでメニューを表示した世界最初のレストラン

テーマ:スリランカ通信
 2010年は、歴史上iPadが誕生した年として長く語り継がれるかもしれません。僕自身、6月にiPadを手にして以来、その魅力にはまっています。そんなiPadでメニューを表示する世界のレストランのニュースを、ネット上でいくつか見つけました。ひとつはアトランタにあるBone’s Restaurant で、主にワイン・リストをiPadに登載しているようです。もうひとつはシドニーのGlobal Mundo Tapas で、ここではiPadから料理の注文もできるようです。

 でも、このiPadメニューを世界で最初に導入したレストランがスリランカにあるという事実をご存知の方は少ないでしょうね。そのレストランとは、僕も何度も通ったことがあるコロンボのNIHONBASHI(日本ばし) なのです。「日本ばし」では、アメリカでiPadが発売されてから約一週間後には、もうiPadメニューが登場したそうです。



 僕も10月にスリランカを訪れた際に何度か「日本ばし」に行き、このiPadメニューを使いました(↑)。お店の壁には、「世界最初のiPadメニュー」を紹介したシンガポールの新聞の切り抜きが貼ってありましたっけ。iPadメニューの特長は、何と言っても料理の写真を見られること。そして、それを自由に拡大したり縮小したりもできます。ただし、iPadを使い慣れていないと、最初は少し戸惑うかもしれませんけど。もし、あなたの街にもiPadでメニューを表示しているレストランがあれば、ぜひ教えてくださいな。
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2010年10月12日(火)

最初で最後のスリランカの列車の旅

テーマ:スリランカ通信

 今回のスリランカ出張中、初めてスリランカの鉄道に乗りました。コロンボからキャンディまで約2時間半。ご覧のように(↑)とても古い列車で、しかも、かなり揺れが激しく、決して快適とは言えませんでしたが、貴重な初体験でした。スリランカの列車は、紛争中は自爆テロなどの標的にもなったため、僕達は今まで公務での鉄道利用を制限されていました。でも、紛争が終了したということで、今回の鉄道旅行が実現したのです。これも平和の恩恵なのですね。


 スリランカの車窓からの風景を眺めていて気づいたのですが、スリランカには岩を切り開いたようなユニークなトンネルが多いですね(↑)。中にはトンネルとは呼べないようなものまでありましたが、列車が通れるスペースを巧みに確保していました。あと、線路を歩いている人が多いこと多いこと(↓)。線路を歩いて家に帰るって、日本でも昔ありませんでしたっけ。線路は最短距離だから、一番の近道だって聞きました。ともあれ、スリランカ最後の出張で、列車に乗れてよかったなあ。

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2010年10月10日(日)

トリンコマリの笑顔

テーマ:スリランカ通信
 先週はずうっと、スリランカ北東部のトリンコマリ周辺を巡っていました。去年5月までは紛争をしていた地域ですが、そんな地域の小学校を訪問(↓)



 粗末な教室ですが、こんな教室が2つありました。2クラスだけの学校のようです。でも、白い制服に身を包んだ子供たちは皆、ノートも鉛筆も持っていました。机も椅子も黒板もありますよ。勉強の邪魔をしてはいけないと思い長居はしませんでしたが、帰り際に子供たちが何度も何度も笑顔で手を振ってくれました。未来のスリランカを作るのは君たちだ。


 トリンコマリのビーチ(↑)は、スリランカで今まで訪れたビーチの中では一番きれいだと思う。紛争も終わったことだし、コロンボから車で7時間という不便さを克服できれば、立派な観光資源になるはず。既にヨーロッパ人観光客も見かけました。いつか僕自身も、仕事ではなく観光客としてのんびり訪れてみたい場所のひとつです。
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2010年10月09日(土)

スリランカのもうひとつの争い

テーマ:スリランカ通信

 スリランカ北東部のトリンコマリに行く途中に、野生の2頭に遭遇しました(↑)。紛争が終わったスリランカですが、この国には「もうひとつのconflict」と呼ばれる争いがあるのです。それは、象と人間の争い(human-elephant conflict)です。

 食糧を求めてジャングルから周辺の村々へ出てくる象が後を絶たず、しばしば悲惨な結果をもたらしているとのこと。こちらの新聞によれば、去年一年間で象によって殺された人間は50人。逆に、人間によって殺された象は228頭にも上ります(ちなみに、スリランカに棲息する野生の象は約6千頭)。こちらの争いも、一刻も早く終わらせるべきなのですが...。
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2010年10月02日(土)

最後のスリランカ

テーマ:スリランカ通信


 皆さん、ブログではご無沙汰しておりますが、僕は元気です。三日前から、雨季に入ったスリランカに来ています。実は今回の出張が、最後のスリランカ訪問になりそうなのです。というのは、近いうちに人事異動があり、担当地域を変わる予定だからです。スリランカには2002年後半から深く深く関わり、2007年から2009年までは赴任していた土地。最後だと思うと、やはり寂しいですね。今となってはスリランカは、僕にとって第3か第4の故郷と言っても過言ではないくらいに思い入れのある国となりました。最後のスリランカでの約2週間を、悔いのないように過ごしたいと思います。

 とは言っても、いつかまた観光で帰ってくるかもしれません。是非、また家族で来たいもんです。ということで、上の動画は「Sri Lanka Small Miracle」というスリランカの観光プロモーション・ビデオ。こうしてみると、この島国は本当に美しい。
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2010年03月12日(金)

スリランカとベースボール

テーマ:スリランカ通信
 今回スリランカに来る飛行機の中で、この本を読んでいました(→)。かつて青年海外協力隊員として、スリランカで野球を教えていた植田一久さんの本。球場もない、野球道具もないスリランカで野球の普及に東奔西走し、ナショナル・チームを率いてオリンピック予選で一勝を挙げてしまうまでのノンフィクションです。「スリランカ」と「ベースボール」という二つの思い入れのあるテーマが重なったせいか、一人で熱くなりながら一気に読んでしまいました。

 それにしても、「どうしてスリランカで野球なのか」というのがかなり疑問でした。この国では、野球はとてもマイナーなスポーツです。一番人気のあるスポーツは、もちろんクリケット。でも、「野球の起源はクリケット」と言われるほど、この二つのスポーツは似ています。投げる、打つ、守るというプレーの基本的な部分はそっくりですよね。だから野球なのか?

 ということで、今回のスリランカ出張中、是非ともスリランカの野球を見てみたかったのです。幸い、スリランカへの青年海外協力隊・野球隊員三代目のこの方とも連絡が取れていたので、先日コロンボ大学のグラウンドで、スリランカの大学選抜チームの練習を見させてもらいました。荒削りな選手が多いようですが、皆、思ったよりしっかりとプレーしているなあというのが第一印象。何よりも、ミスをしてもひたむきにボールを追う姿に、「日本野球の心」が入っていると感じました。選手はやはりクリケット上がりが多いみたいですが、練習を見ているうちに「なぜスリランカで野球なのか」という疑問はすっかり晴れました。教える側も教わる側も「野球が好きだからやる」、ただそれだけでいい。若かったら、僕も青年海外協力隊の野球隊員になりたかった。



 選手たちとも少し話をしたら、今一番足りない道具は木製のバットだと言う。その次がキャッチャーのプロテクター。何とか支援できないかなあ。スリランカ大学選抜の選手たちは、今年の夏に日本で大学野球の世界選手権があるので、それを目指して練習していました。できれば、その大会を見に行ければいいんだけど。何はともあれ、これからもスリランカ野球を応援したい。将来、日本のプロ野球にスリランカ人が入団したりなんてこともありえるような気がしてきた。


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2010年03月10日(水)

スリランカ式の選挙キャンペーン

テーマ:スリランカ通信


 スリランカのあちこちでこんな風景(↑)を見かけました。舗装道路の上の白い文字。コロンボ市内にも、地方の農村部にも沢山ありました。僕は最初、ただの落書きかと思っていたのです。「それにしても、落書き多いなあ」と。でも、これは落書きではなく、来月4月8日に迫ったスリランカ総選挙のキャンペーンの一環なのだそうです。要するにこの道路上の文字は、特定の政党や候補者への投票を促すもの。こんな路上のキャンペーン、世界でも珍しいんじゃないでしょうか。さすがスリランカ。

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2010年03月09日(火)

水汲みは女・子供の仕事だが...

テーマ:スリランカ通信

 先日ツイッター で「途上国では水汲みは大抵の場合、女性の仕事」とつぶやいたら、数人の方から「女性だけでなく子供も水汲みさせられるので、水道普及は就学率向上にも寄与する」という指摘をいただきました。全く、仰るとおりです。その証拠が上の写真。先日、スリランカ中央州の農村部で会った姉弟です。どのくらい歩いてきたのか分かりませんが、村の共同井戸まで水汲みに来ていました。この村でも、僕は水道普及の支援をしています。この子たちの家に、一日も早く水道が来ますように。
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