Washington Time








2006年11月08日(水)

アメリカ中間選挙~遅すぎたイラク政策への不信任

テーマ:ワシントン通信

 昨日投票が行われたアメリカの中間選挙、ブッシュ政権のイラク政策が最大の争点と言われていましたが、結果は民主党の圧勝でした。最新の情報では、大接戦のため勝敗の発表が唯一遅れていたバージニア州でも、民主党が上院の議席を得たようです。これで、上下両院とも民主党が過半数を占めたことになります。この選挙結果を受けて、今日、イラク戦争の最高責任者とも言われたラムズフェルド国防長官が辞任。アメリカの対イラク政策は、大幅な軌道修正を余儀なくさせられることでしょう。

 僕に言わせれば、アメリカ国民はもっと早くイラク問題の重大さに気づくべきでした。全く遅すぎますよ。2年前の大統領選挙ではイラク問題が争点になりきれず、同性同士の結婚妊娠中絶などという問題がより重要な争点になっていましたが、あれも理解に苦しみました。ハッキリ言って、昨日の選挙結果は2年遅いのです。

 ブッシュ大統領は今回の選挙前、イラク情勢が泥沼化する中でも、「我々はイラクで勝ち続けている。ラムズフェルドも、チェイニーも変えない。」と強気の姿勢を崩していませんでした。ところが今日は一転、ラムズフェルド長官の辞任を受け入れ、イラク政策に新たな視点を持ち込む必要性をほのめかしています。中間選挙での大敗が示した不信任で、ようやくイラク政策の間違いに気づいたのでしょうか。これは、民主主義が政策の変換に寄与しうるという事実を表している反面、僕には「なぜ選挙で負けなければ政策を変えられないのか」という民主主義の限界を露呈したとも思えるのです。勇気あるリーダーなら、真摯に現状を分析し、選挙に関係なく、もっと早く自らの政策の間違いを修正するべきでした。と、もうイラク問題の軌道修正が決まったようなことを書いていますが、まだそこまで決まってません。議会で多数派を占めた民主党が、どういう攻勢に出てくるのか、注目したいと思います。

 ブッシュ政権のイラク政策を盲目的に支持し続けた小泉ブレアハワードは、この選挙結果をどう受け止めたんでしょうか。
AD
いいね!した人  |  コメント(8)  |  リブログ(0)

Keichoさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

8 ■何だか最近ずっと

コメントを残そうとしてはやめる、の繰り返しでした。どうしてでしょうかね(^^ゞ
また遊びに寄せていただきます(^^)

7 ■イラクとアメリカと日本と、そして世界を憂う皆さんへ

tokyo7thさん、初めまして。ケリーが負けたのも(その前にゴアが負けたのも)、アメリカ国民の総意ではないですよ。どちらの選挙も、ほとんど五分五分でしたから。この国は9・11以降、主要な政策課題で真っ二つに割れていたと言ってもいいでしょうね。この状態が続くかどうかは、分かりませんが。

wantanbee3さん、こんにちは。そのケリー氏の発言は詳しく追っていませんでした。この発言は、ブッシュ大統領に対してのものだったのか(勉強しないで大統領になると、ブッシュのように、イラク問題で苦労する)、あるいは、イラクに派遣されているアメリカの軍人に対してのものだったのか(勉強しないと、イラクに派遣される?)、どちらだったんでしょう?いずれにしても悪いジョークですが、後者だとしたら、命がけで任務にあたる軍人に、極めて失礼ですね。

norikoさん、初めまして。コメント有難うございました。アメリカ人を見直した<そうですね、そういう見方もありますね。遅すぎた感はあるものの、民主主義が機能している証拠ですから。それに比べて日本は、2年どころか、何年遅いんだか。

銀さん、こんにちは。イラクに限らず、争いの火種には宗教観が絡むものなのかもしれませんね。でも、本当の問題は、宗教の違いではなく、違いを乗り越えられないリーダーの質じゃないかという気がするんですけど。

ほっかいさん、こんにちは。まさに、今回の中間選挙で「ブッシュ後のアメリカ」への動きが加速するでしょう。両党とも、2008年の有力候補者の発掘が本格化しそうです。また会いたい頭<そんな頭の大統領の誕生を切望します。

こうたママさん、ご無沙汰です。毎日来てくださいよ~。小泉さん、かっこよく退任したんですか。「かっこ悪いなあ」と思っている人も、いたかもですよ。イラク問題の責任は、あの人にもありますね。我々日本人にも。

6 ■ごぶさたしています・・・

私もあまりにも遅すぎた感のある選挙結果に???でした。
これからのアメリカに大注目ですが、今なお、イラクで尊い命が失われ続けている現実を受け止めて、早急な方向転換が望まれます。
小泉さんは、ある意味、強運の持ち主ですよね。ブッシュ政権の凋落前に、「痛み」が何たるかを知らないまま、かっこよく退任したわけですから。何だか腹立つなぁ・・・。

5 ■民意は正直

こんにちは(^_^)/

>中間選挙
前回の大統領選挙から2年、という
ことは次回大統領選挙まで残り2年。
テロ→反米組織の仕業→アフガンと
イラクへの派兵…という政策を国民は
否定していた結果になり「ブッシュ後」に向けて動き出したようですね。

回文:また会いたい頭m(_ _)m
おあとがよろしいようで

4 ■問題

イラクの国民が民意でタリバンやアルカイダを受け入れたらどうなるんでしょう。
それは無いと言い切れるでしょうか。
アーミテージさんが、笑顔で相対すべきだったと言っていましたが、時既に遅しかも知れません。
アメリカは、無辜の人を内外で多く殺しすぎました。過ぎるも何も、一人もあってはならないことです。人に憎しみを植え付けることの恐ろしさを理解できない人が国の政治を執ると、さらなる苦悩を増すだけです。
この一連の不幸も、一つ一つその糸をたぐっていくと、やはり宗教的心情のもつれにあるように思います、経済的理由や政治的軍事的対立はそれに付加されたもののように思えます。
私達が分かっているようで、分かっていないのが宗教です。宗教とは一体何なのか、考え直してもいいように思います。

3 ■初めまして

こんにちは、初めてコメントします。確かに遅すぎた感じはありますけど、私はアメリカ人見直しました。私の親戚は信仰を元に投票する人が多いのですけど、そういう人達も今回はかなり迷ってました。普段の生活に追われてあまりニュースを見ない人が多いので、イラクの深刻さが実感できるまでに時間がかかってしまったのだと思います。大統領の言葉を信用してたというのもあるでしょう。でも「何かがおかしいぞ」と理解してから「どうにかしないと」と思ってちゃんと実行に移すところがさすがだなと思いました。これで民主党がうまくやってくれればいいんですけど……

2 ■日本を民主化したように

イラクも民主化できるとSimpleな考え方が
問題があったと思います。
アラブの人達と日本人は根本的に
違うので、小泉さんももっと前に
ストップをかけるべきだと思っていました。
Kerryさんの「もっと勉強しないとイラクで
身動きがとれなくなる」といったのは
全く正しいと思ったのですが・・・・

1 ■こんにちは

検索でたどり着きました
かなり遅かったですね、辞めるのが
思えば、民主党がケリー候補で負けたのが痛かったのですが、それが米国国民の総意かと思ってがっかりしたものです

コメント投稿

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。