『テニスコートの殺人』 ジョン・ディクスン・カー
テニスコートの殺人【新訳版】
訳者:三角 和代 解説:大矢 博子 (創元推理文庫) 初版:2014年7月25日 (1982年4月に『テニスコートの謎』にて創元推理文庫より刊行) |
1939年の作。
被害者の足跡と発見者が往復した足跡しかない、雨上りのテニスコート。
カーはこういう開かれた密室が得意というか好みだったのかな。
フェル博士の眼には常人には見えない何が見えているのだろう。
怪奇趣味は今回はないし、トリックは今ひとつだし、第2の殺人は余計だが、それでも面白く読めました。