『完全なる証明~100万ドルを拒否した天才数学者~』 マーシャ・ガッセン
完全なる証明―100万ドルを拒否した天才数学者
訳者・後書:青木 薫 解説:福岡 伸一 (文春文庫) 初版:2012年4月10日 (2009年11月に文藝春秋より刊行) |
2009年の作。
100万ドルの懸賞金がかかった「ポアンカレ予想」。
その証明をインターネット上に公開したロシアの数学者、グリゴーリー・ペレルマン。
だが彼はフィールズ賞を辞退し、クレイ研究所が用意した100万ドルも辞退し数学からも離れて隠遁生活を送っているらしい、なぜ?
大崎善生の『将棋の子』という本のなかで「将棋は与えるのみで何も奪わない」という一文がありましたが、数学も違わないと思いたいけど周りで魑魅魍魎がうようよする世界は耐え難かったのだろうか。
母親の羊水の中でひたすら数学に取り組んでいたかったのかい。
ところで「古典的ではあるものの、長い間証明されていない重要な問題」の残り六つはなんだろ。
ウィキをみたら「P≠NP予想」「ホッジ予想」「リーマン予想」「ヤン-ミルズ方程式と質量ギャップ問題」「ナビエ-ストークス方程式」「バーチ・ウィンナートン=ダイアー予想」だと。
どーせ問題を見てもチンプンカンプンだけどね。