『あどけない殺人』 リサ・ガードナー | たまらなく孤独で、熱い街

『あどけない殺人』 リサ・ガードナー

あどけない殺人 (ヴィレッジブックス)

あどけない殺人
リサ・ガードナー

訳:前野 律

(ヴィレッジブックス)

初版:2002年6月20日
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女性作家は「当り」がなかなかでないし、サイコサスペンスものは苦手だし、500ページ超もあるし、と読みたくなる要素はほとんどないのですが、積読本消化のためにと読み始める。

そしたらあーた、大当たりじゃないですか。

もろ私好みという感じ。

 

ベイカーズヴィルという田舎町の学校で発砲事件が。

現場へ駆けつけたコナー保安官補(女性)が見たものは、倒れている女性教師と女生徒二人のそばで父親(保安官)に銃を突きつける13歳の少年。

少年は殺人を自供したが釈然としない。

州警察のサンダーズ刑事やFBIのクインシー特別捜査官たちと事件を解明しようとするコナー保安官補だったが。

 

初期の頃から真犯人が登場して興を削がれる雰囲気はありましたが、途中からはそれも気にならないくらい読ませます。

満点とは言いませんが満足できる一作でした。