『失踪当時の服装は』 ヒラリー・ウォー | たまらなく孤独で、熱い街

『失踪当時の服装は』 ヒラリー・ウォー

失踪当時の服装は (創元推理文庫 152-1)

失踪当時の服装は

ヒラリー・ウォー
訳:山本 恭子

(創元推理文庫)

初版:1960年11月4日 

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ヒラリー・ウォーは3冊持っているのだが、読もうという気にならなかったのはなぜだろう。

で、ゴルさんがしきりに読め読めと騒いでいるので読むことに。

手始めに3冊のうちでは一番古そうなこの本から。

読み始めて思い出した。

以前は文字は小さいし訳文は古めかしくてやんなって読むのをやめたのだった。

しかし、読んでみるものですな。

読み出せばそんなことは気にもなりません。

 

学生寮から白昼忽然と姿を消した女学生。

手掛かりも痕跡もなく、行方も分からない。

彼女は自ら失踪(家出)したのか、自殺してしまったのか。

あるいは誘拐などの事件に巻き込まれたのか。

はたまた、殺されてしまったのか。

 

ブリストル警察署が捜査に乗り出した。

フォード署長とキャメロン巡査部長のやり取りが漫才調で面白い。

お互いに根っこの部分では信頼しているのでしょう。

そして捜査の段階で徐々に露わになる事実・・・。

 

こういうのを警察小説というのかな。

こりゃ、面白いわ~。

次も読んでみるか。