『エンダーのゲーム』 オースン・スコット・カード | たまらなく孤独で、熱い街

『エンダーのゲーム』 オースン・スコット・カード

エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746)) エンダーのゲーム
オースン・スコット・カード
訳:野口 幸夫
(ハヤカワ文庫SF)
初版:1987年11月30日
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来た来た来た、来ましたよー。
読みましたよー。
 
翻訳文が少々読みにくかったが、それを補って余りある、エンダーの孤高さ、切なさ、いじまじさ。
6歳にして世界を救うことを求められることほどのプレッシャーがあろうか、いや、ない。
そのためにエンダーは常に過酷な状況に放り出される。
エンダーを妬む者はゲームバトルのみならず、生身のエンダーをも襲おうとする。
しかも助けは来ない。
世界最高司令官が困ったからといって、誰が彼を救うことが出来るのか、という大人の判断により。 
 
知力の限りを尽くし、試練や罠を突破するエンダー。
まだ、子供だというのに・・・。
 
そして、全てが終ったと誰しもが思ったとき、状況は反転する。
おお、なんということだ。
これ以上の崇高な無償の「愛」があろうか。