競馬の都市伝説(1) | 競馬維新塾-【ブログ版】

競馬の都市伝説(1)

よく競馬ファンの間で囁かれる
「競馬の都市伝説」シリーズpart1

本当に、競馬で「勝てるノウハウ」があれば
それを他人に教えたりなどしない


自分だけ、こっそり儲けるはずだ…的なお話。






















んなぁ、わけない。


確かに、この「都市伝説」、厳密には、


ある意味、本当。
が同時に、全くの幻想。



結論から言えば、これは

本当に、競馬で「目先当たる!情報」があれば
それを他人に教えたりなどしない

というのは、オッズなどの兼ね合いで、あり得る話。



ただし、
本当に、競馬で「勝ち続けるノウハウ」があれば
それを他人に教えたりなどしない

これは、まずありえないと思う。



理由をわかりやすく話すのは、長くなるので割愛。
簡潔に言えば、



もし、競馬で「勝ち続けるノウハウ」がある人間がいたとして、その資金が潤沢でもない限りは、


A.自分一人で、こっそり「勝ち続けるノウハウ」を、使い儲ける額
B.他人に、その「勝ち続けるノウハウ」を提供して、儲ける額


この構図、圧倒的に


A<B



これは、競馬というギャンブルの仕組みそのものが原因。
スタンスや資金サイジングによるとは言え、競馬では、一人が、安定かつ常勝して儲けられる金額は、年間で総資金の20%程度(回収率120%)なら、御の字ではないか。



以上、「目先の的中」目線では、この「都市伝説」
あながち間違ってはいない。


とは言え、「長期的な収益」目線では、一人占めしても、たかがしれており、メリットは限りなく少ない。



なので、

本当に、競馬で「勝てるノウハウ」があれば
ドンドン他人に教えて、対価を得るほうが利口




宝くじの収益で、生計を立てる人間がいないのと同様、

競馬は、ギャンブルでも屈指の控除率を誇り
純粋に、博打としての収益で、生計を立てるなど…

それこそが、「都市伝説」ではないだろうか。