2012年七夕賞 小倉の馬券師Tの見解
あれはホンモノだった。
去年の夏、圧倒的な強さで3連勝した
エクスペディション。
直線 早め先頭に立ち、余力タップリに
抜け出した内容は本当に強く、
続く重賞もあっさり勝つように思えたが
しかしここ数戦は思わぬ足踏み。
4角では手応えが悪く、別馬のように
伸びが無かった。
これはいったいどうしちゃったのだろうか?
放牧休養
たいていの場合、連戦で疲れた心身を
癒すのに、放牧というのは非常に効果的。
事実、休み明け6戦目以内の馬は
7戦目以降の馬よりも断然
回収率が高くなっている。
(回収率で約+10%)
近走不振の馬でも休む事で
ガラッと変わってくる事があり
その為、
休み明けの馬はよく穴をあけるのだ。
ただその一方で放牧に出した事を契機に
それ以降はバッタリ走らなくなる馬も
中にはいる事も事実。
(↑特にオークス後の3歳牝馬に多い)
小学校の夏休みにこっそり塾に行って
バリバリ勉強し、パワーアップしてくる
ヤツもいれば
1日中ドラクエ等のTVゲームに明け暮れて
”ふぬけ”になって学校に戻ってくるヤツが
いるのと同じで
放牧に出された馬のすべてが
良くなって帰ってくる訳ではないのだ。
(ちなみに小学生の頃の私は後者の方!
宿題は『忘れました』で通していた。)
放牧で良くなるか、ダメになるかは
やってみないと分からない部分があり
このエクスペディションが再放牧で
復活するかどうかも、また未知の領域。
だから人気では買いたくないし
人気薄なら買いたい
という事になる。
もちろん追い切りの動き等も注視する訳だが。
まあ、7~9月の成績が4-1-0-0という
完全な夏馬だけに軽視はできないか。
ちなみに休み明けの馬というのは
道悪になると回収率が下がるので注意。
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