石巻での2週間
毎日毎日本当に暑い日が続いていますが、夏風邪などひいていませんか？
私はとっても元気に毎日過ごしています。
8月2日から13日まで宮城県で生活していました。
実際にボランティアをしたり被災地域を回ったり、被災された方からお話を伺ったり・・・
本当に中身の濃い二週間でした。
上手く文章化できる自信がないのですが、私の感じてきたことを思うままに書いておきたいと思います。
ちなみに私は今大学のボランティアステーションで副代表として活動しています。
青学の行っているボランティアの内容はそちらのブログを見ていただいたほうがよいと思うので
ぜひご覧ください！！！
2日から4日までの間は被害の大きかった地域を見て回りました。
今回は主に石巻の海岸沿い。
前回は気仙沼、南三陸、女川なども見ました。
ニュースでよく耳にする場所。
実際に見るとやはり衝撃は大きいです。
なにより5カ月経っても未だ瓦礫は積まれたままだし人が全然いない。
海岸沿いでもともとそんなに人口の多い地域ではないけれど、
それにしても会う人のほとんどがボランティアのリブスをつけた人たち。
つまりそこに住んでいた人は避難所や仮設に移っているということ。
かろうじて被害が少なく自宅避難している人もいるけれど、
それはそれで孤独と向き合う毎日だと思います。
自分の家のすぐそばにはこんなにぼろぼろになった家が立ち並んでいる。
それだけでもかなり精神的な負担があると思う。。。
漁業関係の工場は尊大な被害を被っていてこの写真の缶詰も
ヘドロを被ったりしてもう販売できないもの。
虫がたかっていて臭いもかなりあります。
一方で海辺には新しい漁港の出来始めています。
まだまだ緊急状態が続いているところもあるけれど、
少しずつ復興も始まっていると感じました。
ただ今回回った中で一番ショックを受けたのは
被災した小学校を訪れたこと。
この小学校は全校生徒のほとんどが亡くなっている。
奥の森の方に逃げれば助かった可能性もあると言われている。
未だ行方不明者もいて、お子さんの見つかっていないご両親が
重機操縦の免許を取って、自ら捜索をしているそうです。
海辺の被災状況を見て受けるショックも勿論大きかったけれど、
この小学校を訪れた時はこの川から水が来た、とか状況が鮮明に浮かんできたこともあって
かなり重たくのしかかってきた。
どんなに復興が進んでも、身近な人を失った人の心の傷はそう簡単に癒えることはないし
普通の生活が出来ている自分も決して忘れてはいけないことだと思う。
自然の災害だから誰のせいでもない。
それでも大事な人を失うことがどれだけ辛い事なのか。。。
亡くなった方が15703人。
行方不明の方が4647人。
(17日現在)
私に出来ることは何だろう？
重くなってしまったのでここからは少し明るく行きます！
石巻では沢山の住民の方々とコミュニケーションをとることもできました！
お忙しい中お時間を作っていただき、
絶対石巻をもう一度いい場所にする！
という力強いお言葉を頂きました。
ご自身も被災されているにもかかわらず
前向きに復興に取り組んでいる姿にこちらが励まされました。
石巻のコミュニティーFMに出演させていただいたり
名古屋のコミュニティーFMに取材していただいたり。
河北新報にも取り上げていただきました！
多賀城市では子どもたちとも接することが出来ました！
また、石巻市で瓦礫の撤去から炊き出しまで
ボランティアのほとんどを行っているピースボートさんの活動にも密着させていただきました。
被災地に3月からずっと滞在してボランティアを動かしている方とお話しすることで
学ぶことが沢山ありました。
被災した家屋に寝泊まりもしました。
津波のあと
カビのにおい
生活の不便さ
全て体験することで関東の生活がどれだけ安定しているか感じるとともに
東北と関東の温度差のようなものに悲しくもなりました。
同じ日本で起きている出来事なのに、
関東からすればハイチやチリの地震と同じように受け止めている人が多くいるのでは？
と思います。
皆がボランティアに行くべき！と思っているわけでは全くないんです。
ですが自分の国で起こっていること。
この災害をのちに伝えていくことは私たちの務めだと思うんです。
自分にできることがどれだけあるか分からないし、むしろ何もできないかもしれない。
でも何もせずにはいられないんです。
だから私はまた東北に行くんだと思うし、
このブログや稚拙な言葉を使っていろんな人に感じたことや知っていることだけでも伝えていきたい。
ボランティアで被災地域を訪れると、
御苦労さま。
暑いから無理せんで！
ありがとう！
来てくれることが嬉しい！
大変でしょ？
と、本当に沢山の温かい言葉を頂きます。
私たちはボランティアで行っているのに、むしろ気にかけてもらって
差し入れまで頂いたりして。
東京で暮らしていたら味わえない
人と人の繋がりを石巻では感じることが出来ます。
だからなおさらこの人たちともっと明るい話をする日が来てほしいって思うんです。
最後に・・・
石巻にはとても綺麗な自然があります。
真緑の田んぼに太陽の光
夕焼け
夜の流れ星
朝の日の出
どれもがこころに焼き付いています。
東北地方が一日も早く復興しますように・・・。
まとまりのない文章ですが、
私はいまこんな感じで東北と繋がりを持って毎日生活しています。
ささいな情報源ではあるけれど、気になることとかあればコメント下さい！
このブログの本来の趣旨とは異なるけれど。
長くなってしまいました＞＜
最後まで読んでくださって有難うございます！
明日も世の中が沢山の笑顔であふれますように★