愛の欠如なのだろうか
そう思わされることを
否応もなく
目にする事があります
愛とは何かと問われたら
定義するのは難しく
愛は愛だというほかはなく
ただ 愛とは本来
垣根があるものではなく
どこまでも 何に対しても
注がれてしまうものであって
また いつでもそこに在るもの
そう知ってしまって
それは紛れもなくて
それは素晴らしく
そしてあまりにも自然で
自分と他の存在とを
重ねて感じる力
全ては一つにつながっていると
感じる力
これを知ってしまえば
むやみに他人が苦しむようなこと
悲しく感じること
絶望するようなことを
できるものかと
動物でも植物でも鉱物でも
ましてや人を粗末にするなどと
そんな恐れを知らぬ行為を
できるものなのかと
いえ できるはずもありません
人の苦しみは
自分の苦しみなのですし
同じように人の喜びは自分の喜びで
そして自分の喜びは
人の喜びでもあるのだから
自分と同じように他も大事にし
他を大事にするように
自分をも大事にする
この二つができれば
みんな幸せなはずなのに
大抵どちらかに偏っています
自分さえ良ければという行為は
残念ながら
自分にとって良いことにはならず
短期的に得したようでも
必ず帳尻合わせがやってきます
他人のものをむざむざと奪う者は
実は自分の何かを損なっていて
他人を 物のように扱う者は
結局は自分を物のように
扱っていることになります
自分しか愛せない人は
実は自分を愛していないのです
愛の欠如は
結局は自分を苦しめ
人とつながっている愛ある人は
愛を注いだ相手からでなくても
あらゆるところから
愛が舞い込んできます
でも
愛が欠如している人って
本当にいるのでしょうか
もともとの私たち
全ての存在はそこにあるだけで
愛そのものだと
そう知ったあの瞬間をもとに
考えてみれば
愛の欠如と見えるものは
愛の忘却に違いないと…
だからどうぞ たくさんの人が
思い出しますように
私たちは愛そのもので
全ては繋がっていることを
( 2015.12.21記す)
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