@南長野運動公園総合球技場

※めちゃくちゃ長い試合レポートです。ご注意ください笑い泣き





5勝1分1敗で首位ベレーザに勝ち点1差の2位につけるINACと、4勝1分2敗で3位の長野(前回レポートはこちら)。

試合は16時にキックオフ。
天候にも恵まれ、空気の良さが引き立ちます。

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昇格1年目の長野はここまで、ホームでは4戦全勝。
代表選手が多くピッチに立つINACにどう立ち向かうのか。ホームスタジアムの南長野のスタジアムは、これから2節にわたって続く、強豪との連戦(INAC、ベレーザ)をどのような雰囲気で迎えるのか。

楽しみな2週間の始まりですアップ



そして…この一戦に集まった入場者数は、なんと6733人!!

長野パルセイロはトップチーム(男子)も同日の試合で、富山県で試合をしていたため、女子の応援だけで集まった数と考えると、すごさが分かります。


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長野とINACはシーズン前の3月12日に、「忍びの里レディーストーナメント」でも対戦しています。
その時の試合展開は、前半で4-1とパルセイロがリードしたものの、後半にINACが4点をとって逆転勝利。交代が9名までOKという特別ルールで、後半から6人の主力メンバーを投入したINACがアディショナルタイムに勝ち越し点を決めて勝利したのでした。


両チームのスタメンは…

【AC長野】

      泊志穂 横山久美
 大宮玲央奈         児玉桂子

     國澤志乃  木下栞

 矢島由希 田中菜実 坂本理保 野口美也

       林﨑萌維


これまでは國澤選手のワンボランチでしたが、この試合はダブルボランチを採用。

本田監督はその意図について

「ほとんどメンバーを交代しないでやっているので、ほとんど傷まない國澤でさえ少し傷んでいたんです。1部に上がって7試合をこなした中で休みが少なく、彼女の負担が大きかったので、誰かをボランチにもう1人置きたいと考えて、木下(栞)に。坂本(理保)を前に置いても良かったんですが、後ろはしっかり守りたいというのがあったので。木下は昨日眠れなかったと思いますよ」

と話していました。木下選手のエピソードについては、試合後のコメントにて。

【INAC】

    高瀬愛実 大野忍

京川舞          中島依美
    杉田妃和 チョ ソヒョン
 鮫島彩 田中明日菜 三宅史織 近賀ゆかり

      武中麗依

一方のINACは、「忍びの里」からは、先発メンバー7人が変わっています。
前節からスタメン2人を入れ替え、ボランチにソヒョン選手が復帰。左サイドには京川舞選手が入りました。


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前半のポゼッションは、3(長野):7(INAC)か、大げさに言えば2:8ぐらいだった印象です。
ボールを持つ時間が長いINACは、選手同士の距離を近くして、長野の出方を見ながらパスを回し、ギャップをつきながら前に進んでいきます。

一方、長野は重心を下げて、カウンターを狙う形に。ただ、横山選手に入る前にカットしようとするINACの守備網をかいくぐることはできず、前がかりになったところでINACがカウンターに繋げるという流れが続きました。

5分 INAC 中島選手が落としたボールを受けた近賀選手がクロスを上げますが、ファーで合わせた京川選手のヘディングは枠の左へ。

11分 INAC 京川選手?のパスを受けた大野選手が胸で落とし、受けた大野選手がワントラップから強烈なシュートを放ちますが、受けた時点でオフサイドの判定。

15分 長野 ようやく機会が訪れた横山選手がボールを持った瞬間、スタジアムがどっと湧きます。

17分 長野 右CK。横山選手のボールに大宮選手がヘディングで合わせますが、ゴールに飛んだボールは近賀選手がゴールライン上でクリア。再び、横山選手がボールを持ち、中盤から走り込んで来た國澤選手がシュート。これは力なく、GK武仲選手が正面でキャッチ。

18分 INAC 左サイドからのFK。中島選手のキックに中央の高瀬選手がヘディングで合わせ、枠の右上を捉えますが、GK林﨑選手がジャンプして間一髪パンチングでクリア。

21分 ハーフウェーライン後方からのFK。坂本選手のロングキックを國澤選手が背後に流し、最後は泊選手が浮き球をボレーシュート。浮いてしまい、枠を捉えることができません。

27分 INAC 左サイド、CK付近で京川選手がフリーでクロスを上げると、ファーサイドから走り込んで来た中島選手が左足のインサイドで合わせてゴール!林崎選手が正面で反応していましたが、強烈なシュートが手先をかすめてネットを揺らします!サッカーボール0-1

29分 INAC 後方からソヒョン選手のパスを受けた杉田選手がGKと裏に走り込んだ大野選手の間にふわりとした絶妙のパス。林﨑選手が飛び出してクリアしようとしますが、空振りしてしまい、ミスを逃さず詰めた大野選手が決めて追加点サッカーボール0-2

31分 長野 木下選手の縦パスを受けた國澤選手が児玉選手とワンツー。リターンをフリーで受けてGK武中選手と1対1。ループシュートは浮いてしまいます。

33分 INAC 右サイドを持ち上がった京川選手のクロスに高瀬選手がヘディングで合わせますが、枠を捉えず上へ。

37分 INAC ゴール前の右よりの位置で高瀬選手が落とし京川選手が走り込みますが、シュートはバーの上。

38分 INAC高瀬選手と大野選手と京川選手の連携から崩し、最後は大野選手が一人抜いて角度のない位置から浮き球のパス。完全に崩した場面でしたが、わずかにずれてバーを越えてしまいます。

39分 INAC 左CK。中島選手のキックに京川選手が体で飛び込みますが、GK林崎選手の正面。

41分 INAC 右サイドからのパスを受けた大宮選手が交わしきらずにシュート。力なく、GK武仲選手の正面。

44分 長野 後方から児玉選手のパスを受けた泊選手のパスを横山選手が体で前に運び、3人に囲まれながらもシュート!力なく武仲選手がキャッチ。

INACの2点リードで後半へ。

HT
INAC 京川舞→川澄奈穂美
長野 大宮玲央奈→齋藤あかね

49分 長野 右CK。横山選手の蹴ったボールに、ニアに坂本選手がマークを引き連れて飛び込み、フリーになったCBの田中(菜)選手が矢島選手と交錯しながらも頭で合わせてゴール。1点差に迫りますサッカーボール1-2

63分 長野 バイタルエリアで受けた齋藤選手が反転してシュート。強烈なキックでしたが、武仲選手の正面。

70分 長野 長野がプレッシャーをかけたところで、INACはバックパスをGK武仲選手がダイレクトで前方にフィード。このボールを、中盤で國澤選手が競り勝ちボールはINACのラインの裏へ。こぼれたボールの行く末にいち早く反応していたのは、横山選手。武仲選手と1対1を右に交わし、横山選手が角度のないところから決めて同点に!サッカーボール2-2

71分 INAC 杉田妃和→増矢理花

72分 長野 左サイドからのFK。横山選手のキックを坂本選手がバックヘッド。ボールはバーを叩きます。

75分 長野 矢島選手から縦で受けた泊選手が中にダイレクトで落とし、國澤選手もダイレクトで前方へ。齋藤選手のスルーパスを受けた横山選手が、角度のない位置からグラウンダーのシュート。武仲選手が届かないギリギリのコースでしたが、ボールはゴールを横切り左に逸れます。

79分 INAC 中島選手選手からの縦パスを受けた増矢選手が、右に切り返してシュート!林﨑選手が倒れ込みながら右に弾きます。

80分 長野 左CK。横山選手が蹴ったボールはファーサイドのポストを叩いて内側へ。詰めていた國澤選手が頭で押し込んで、逆転!サッカーボール3-2

85分 長野 左サイドからの攻撃。中で受けた横山選手の反転シュートは枠の左へ逸れます。

89分 INAC 高瀬愛実→仲田歩夢

終盤、押し込んだINACが両サイドからクロスを何度も入れますが、長野も体を張って弾き返します。

ここで、試合終了の笛



球際の激しさ、空中戦などに両者の気持ちの強さが表れていて、ドラマは起こるべくして起こったとも感じられる90分間でした。

それにしても…
後半の30分間、スタジアムを包んでいた空気はなんとも形容しがたい、特別な空気。鳥肌ものでした。


前半の長野はINACの先制点を許した場面など、プレッシャーが緩くなったところで左右からクロスを浴びる場面も目立ちました。ただ、劣勢に立たされる時間も多い中で、前半15分からの一連の流れのように、少ないチャンスもシュートを高い確率で枠に飛ばしていて、今の順位が決して偶然ではないことを実感させられました。


そして、後半はまるで違う試合に。
「魔物が潜む」と言われるスタジアムもあるように、会場の雰囲気もあると思いますが、ドラマには必ずと言っていいほど伏線があるものですよね。


選手や監督の言葉から、その伏線を紐解いてみようと思います。

まずは、指揮官、本田美登里監督。


「開き直り、というやつです。(前半が終わった時点で)0-2ですからね。だったら0-3になってもいいから、ラインを上げて前からコンパクトにしていこうと。流れの中からそうそう点が取れるとは思っていませんでしたが、セットプレーでINACのセットプレーに多少弛みがあるのは見えていました。(INACの)松田監督はとても緻密な方ですが、(過去の試合映像で)緩いなと思うシーンがいくつかあったので、そこはつけたかなと思います。(木下選手のボランチ起用について)本人は緊張していたみたいで、『明日試合、やりたいくないです…(小声)』というから、『出たくないならやりたい選手はいっぱいいるから代えてあげるよ』と言ったら、『いや、そうではなくて、試合はやりたいんですけど、やりたいんですけど…あ~!!(緊張)』と言うから、『じゃあ代えてあげる』と。その繰り返し(笑)『勝ったら木下のせいだし、負けたら木下のせいだからね』と言ったので、ドキドキして寝られなかったんじゃないかと思います」

と、前日の舞台”裏”も。
その木下選手の縦パスから決定的なチャンスにつながった場面もありましたが、


「本来なら木下が杉田(妃)選手についていなければいけないのに、放して浮いたポジションを取っていたから結果的にフリーになった。だから、表裏一体の部分もあります。そこはハーフタイムに修正しました」

後半に向けて中盤のバランスも修正した長野は、後半、怒濤の3ゴール。


先制ゴールを決めた田中(菜)選手は2節以降、6試合ぶりの先発でした。
指揮官はそのスタメン起用について

「CKの練習をしていても、田中が一番点を取っているんですよ。サブのチームに入れた時に、彼女がすべてヘディングで跳ね返していたので。『田中で(ゴールが)くるな』というのは彼女を起用した一つの理由でした」(本田監督)

そして、その言葉通りCKから先制ゴールを決めた田中(菜)選手。


「今週の練習からセットプレーで、横山選手がボールを合わせてくれていたのでイメージを作れていました。前半の1本目のCKでも、外れましたけどタイミングは合わせられていたので。自分の持ち味はそこ(セットプレーの強さ)にあると思うので、そこで結果を残せたことで自分自身にもプラスになりました。(逆転勝利について)前半試合中に修正できなくて押し込まれましたが、ハーフタイムに監督から指示があって、みんなが冷静になって、ポジショニングなどを確認できました」(田中菜実選手)


指揮官の直感と練習の中で培った「CKで取り返せる」という選手の自信も、ドラマを生んだ伏線ですね。



逆転勝利を牽引したのは、やはり背番号「10」でした。
前半はINACの最終ラインで封じられ、ほとんど仕事をさせてもらえずイライラもあったようですが「何かやってくれそう」な雰囲気は、会場の反応と連動していました。

「前半はもどかしさがありましたけど、ハーフタイムに監督も指示をくれて、ボールが自分に入った時はやれるという感触もあったので。自分からも(ボールを)要求しましたね」(横山久美選手)


後半は一転、ピッチを躍動。
70分の同点ゴールは、シュート技術の高さも見せつけましたが、競り合った後のボールが転がってくるポイントを確信したかのように、一瞬でトップスピードに。その出足の速さからの一連の流れに、ストライカーの鋭い嗅覚を感じました。

「(同点弾の場面)GKを抜いたは良いものの、相手が一枚ゴールに入っていたのでどうしようか悩んだんですが、とにかく思い切って打ちました」

角度のない位置から、逆サイドネットまで美しい弧を描いたビューティフルゴール。その瞬間、スタジアムが揺れました。

しかし!!
同点弾を決めた後も、味方に対してボールを厳しく要求していた姿勢が印象的です。

「ダイレクトで受けてターンできたら、自分の方がGKと1対1になれる。そういう場面では要求し続けました」

今季、横山選手はゴール数だけでなく、アシストの多さも結果に表れています。昨日の試合でアシストは「5」。

「自分に相手が1枚2枚、3枚とついてきてくれる分、味方が空くので、仕掛けながら周りも見るようにしています」

同点で満足しない。かといって、その要求が、ストライカーに特有の単なるエゴイズムというわけでもない。4/30湯郷戦のレポートでも書きましたが、1対1では持っている独特の「間合い」によって自分のプレーの選択肢を増やすことができ、数的優位で対応された際は味方を使うこともできるのは強みですね。


そして、3点目の逆転ゴール。
左サイドからのCKは、逆サイドポストに当たって結果的に國澤選手のゴールをアシストしましたが、「直接狙いました」(横山選手)とのこと。直接決まってもおかしくない軌道でした。


そのCKを押し込み、1アシスト1ゴールで逆転劇のもう一人の立役者となったのが國澤選手。
今シーズンはフル出場でチームを支えて来たこともあり、疲労も考慮した上でダブルボランチを採用したと本田監督は話していましたが、本人は

「疲れはどのチームも一緒だと思いますし、昨年の国体でも連戦には慣れているので、特に感じていませんでした」

とのこと。その言葉を裏付けるように、苦しい時間帯(81分)でもゴール前まで上がる献身的な姿勢が逆転ゴールにつながりました。

「(ポストに跳ね返ったボールが)たまたま転がってきたので入れただけです。ずっと練習していたセットプレーが結果につながって嬉しいです。(代表経験者の多いINACとの対戦について)足元の技術もあるし、全員がとても流動的なので、前半はマークを掴みきれなくてやられてしまった。上手い、違うなと思いました。走らされるだろうなというのは(最初から)分かっていたので、走り負けないように、死ぬ気でやろうと話していたんです。勝てて、夢のようです。まだまだ私たちはチャレンジャーなので、厳しい戦いが続くと思いますし、奢ることなく戦いたいです。(6700人を超える観客が入ったことについて)普段、3000人を超える中でも、たくさん入ってくれたなぁと実感しますが、今日はその倍以上で、声援も違いましたし、最後まで走りきろうという気持ちになりました。
(1部で通用すると感じる部分について)判断が伴わない守備面や、体をぶつけるコンタクトの部分では手応えも得ています。ただ、対戦相手を見ても劣る部分がたくさんあるので。緊張はしません。いつも『やってやろう』という気持ちで臨んでいます。これからもチームとともに成長していきたいです」(國澤志乃選手)


長野は8試合を終えて、21得点15失点と、どちらもトップ(失点は1位タイ)。
うち6試合が、得点・失点合わせて4点以上というシーソーゲーム。
失点した後の選手のメンタリティについて本田監督に聞くと、こんな答えが返ってきました。

「(失点で落ち込んだ雰囲気は)ありましたよ。今日の試合でも2失点の後はかなりメンタルやられていましたけど、INACに2失点は想定内。3点入らなかったから頑張れたんだと思います。(HTのロッカールームの雰囲気について)0-2だけど、チャンスがないわけではなかった。そこそこチャンスもある中での「0-2」だから、『いける』『CKから取れる』という声も選手から出ていました。ただ、2-2でも十分だったのに、3点目を取って、4点目を取りにいったのは本当に怖いもの知らずだなと。もうちょっとキープして時間稼ぎしても良かったのにね。若気の至りだと思います」


そう冗談まじりに笑い、試合を振り返りながら「若気の至り」という言葉で、選手たちの勢いを評価していましたが、それは本田監督の”イズム”がチームの戦い方として浸透していることも大きな理由でしょう。4月30日の湯郷戦の勝利後(◯3-2)の言葉には、その方向性が表れていました。

「お客さんが楽しんでもらえるような、ワクワクハラハラドキドキのサッカーをしたい。90分見終わって『はぁ~!』と肩の力が抜けるぐらいがいいですね(笑)長野の方々にまだまだ女子サッカーが馴染んでいない分、そういった形で楽しんでもらえるような試合ができればいいなと思っています。そのために、とにかく自分たちの特徴を出すサッカーをしていきたい」(本田監督)


劣勢でも、リードしている時でも攻めることを止めない怖いもの知らずの勢いは、昨日の試合で改めて「なでしこリーグに長野あり」と強く印象づけたのではないかと思います。
違った特徴、個性を持つ10チームが群雄割拠するなでしこリーグ。そんな中、「長野旋風」は少しずつ大きくなっていきます。

次の試合は首位を走る女王、日テレ・ベレーザ。
ゴール数は8試合で19得点と、長野よりも2つ少ないですが、失点は「5」で長野の1/3。


「テクニックがあって上手い選手が揃っている。回されてしんどい試合になるかもしれないですが、来週も南長野で試合ができるので。このスタジアムの空気は違います。なんだか、やれそうな感じがあるんです」(國澤選手)

「アップの時にお客さんの数を見て圧倒されました。結果を残していけばまたたくさんの方が見に来てくれると思うので、日々の練習を頑張ります。一巡目はホームで試合をできることがすごくプラスになっていて、そこで負けられない気持ちもあるので」(田中選手)

「(南長野のスタジアムは)ピッチに立っている自分たちだけじゃなくて、サポーターと一丸になっている、どこのチームにもない雰囲気だと思います。首位のチームに自分たちがどれだけできるか。さらにボールを回されると思いますが、自分たちらしく、泥臭くやりたいです」(横山選手)


長野が8試合で決めた21得点のおよそ半分の10得点を決めている横山選手ですが、そのうち、ホームの試合で決めたゴール数は「8」。サポーターの声が力になっていることが、数字にも表れていますね。



一方、INACは前半、前線の京川選手・高瀬選手・大野選手が流動的にポジションを替え、次々に詰めてくるマークを一枚一枚剥がしながら崩すパスワークは見事でした。
そして、長野のミスから2得点目が決まった時、試合はこのままINACの一方的なペースになるかもしれないと感じました。

前半から内容で圧倒し、数多くのチャンスを作った中で、ゴール前でシュートやパスの精度があと少し足りずに2点に収まってしまったことは、勝利を引き寄せきれなかった理由なのかもしれません。それも「たら・れば」なのですが…。


松田岳夫監督の敗因分析と自己評価は、予想を上回る厳しいものでした。

「自分たちのゲームができていないのに、2点でお腹いっぱいになってしまい、動きがさらに悪くなってしまいました。(守備では)運動量、出だし、球際、1対1の部分で、前に前に来る相手に対して1歩引いたようなところがありました。攻撃では前半から動きが単発で、相手を意図的に崩せたシーンはなかったと思います。簡単にボールを失い過ぎ、スピードを上げすぎて、無理な攻撃に走ってしまったことで悪循環を招いてしまいました。(失点について)相手に簡単にセットプレーを与えすぎたということ、何より自分たちのコートで意図的にボールを奪えなかったこと。ズルズルとラインを下げてしまい、前向きで勝負される中で相手のCKやFKが増えていったのかなと思います」


今季、INACは昨シーズンに比べて練習試合を増やすことにより、若手選手も含めて実戦の場が増加。それによって、控え選手も含めた戦力が上がってきていると感じます。
そのことについて松田監督は

「そうですね。全体的にレベルは上がってきたと思います。ただ、去年力を出せていた選手が去年以上にできているかといったらそういうわけではなく、下のレベルが上がってきた。平均化しただけでは、チームが上がるためにはダメなので(今後の)課題です」


3失点のうち、2失点はセットプレーでしたが、もう1つは、横山選手のスーパーゴールと言っても良いような形。INACはラインをかなり高く設定していますし、その意味では守備は常にあのようなリスクには晒されている中で、決定力のあるFWに対してどのような対応をしたら良いのか。それは、海外の能力の高いFWに対する対応にも通じることだ感じます。


高瀬キャプテンは

「代表でも一緒にプレーさせてもらった横山選手は一人でも打開できるし、周りも使えるので警戒していましたが、そこを抑えられなかったのは課題です。リーグ戦は半分以上残っていますし、チームとしては良くなって来ていることの方が多いと思うので、それを結果に結びつけたい。次に向けて良い準備をしたいです。(長野のサポーターについて)アウェーではありますが、純粋にすごくサッカーを楽しんでくれているなとすごく感じました。こういうサッカー熱を、神戸からもそうですが、日本全体に広げていけたらいいなと思います」

と話していました。

敗れたとはいえ、順位は変わらず2位(得失点差)。そして、同勝ち点の長野は来週、首位のベレーザと上位対決を迎えます。

来週、長野はベレーザにどのような戦いを挑むのか。南長野が女王・ベレーザをどのような雰囲気の中で迎え撃つのか。楽しみですね。



他会場では、日テレが仙台に2-0で勝利し、首位をキープ。新潟Lがコノミヤに1-0で勝ち、ジェフLが湯郷ベルに1-0で勝ち、浦和は1-0で伊賀を下して今季初勝利。
上位3チームを追うように残りの7チームも接戦を演じ、拮抗している今季序盤戦。来週末も、白熱のなでしこリーグをぜひスタジアムでアップあし

スケジュール 







16時のキックオフだつたので、帰りは遅くなりましたが…

終電間際のお蕎麦音譜

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胡麻と、とろろと、おろしの3種類の蕎麦つゆにつけて笑い泣き

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たらの芽など、旬山菜の天ぷら。

長野、いいところですデレデレ

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