ビジネスを起すにしても、広告を制作するにしても、雑誌の特集を創るにしても、
それが商業ベースである以上、「誰に向けてのものか」という視点は非常に大切です。
(というかそれがないとできません 笑)
まあ、「誰に」「何を」「どのように」の「誰に」の部分です。
というわけでターゲットを決めようという話になるのですが、
そこでのターゲット設定って私の実感値ではありますが、
結構中途半端になっているのをよく目にします。
「年齢と年収と家族構成を考えてハイ終わり」というのは論外ですが、
それに毛が生えた程度では、「どのように」なんて見えるわけありませんし、
「何を」すら見えないこともあります。
結局、ターゲットを考えるという作業は、
的確なアクションを導くための手段であって、
決してそれ自体が目的ではありません。
にも関わらず「こんな人がいそうだから」だとか
「自分がイメージしやすいから」とか
もっとひどいのになると、「なんとなく」なんて
目も当てられないノーロジックな言葉を耳にすることもあります。
極端な話、そこを見誤るかどうかでビジネスの成否すらわけることにもなるのです。
そこはきっちり、
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1)「○○だから○○な人がいる」
2)「そしてその○○なひとはきっとこういう不○があるはずだ」
3)「その不○を解消するためにこんなサービス(モノ)を提供しよう」
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と、言葉のしりとりロジックを積み上げていくべきだと思います。
もしくは仮説逆算的に、
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1)「○○に対して○○な不○があるかもしれない」
2)「その不○を抱く人は○○のような人かもしれない」
3)「もしそんな○○な人がいるならば○○の方法でその不○を取り除いてはどうだろう」
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という考え方もあるかもしれません。
(もちろん上記2つともに要検証であることはいうまでもありません)
ちなみに、上記のいたるところに「不○」という言葉を使ったのは、
「世の中のサービスのヒントは「不」のつくところにある」という格言(?)からですが、
結局、人間が行動に移さない(移せない)のは、
何らかのキーとなるボトルネックがあるわけで、
シンプルにいえばそれを解決できる「何か」を「適切に」提供すればいいのです。
ただ、そのボトルネックを見つけるのも難しければ、
それに対する解決案を提示するのも簡単ではありません。
なので、ターゲットをしっかり把握する必要があるのです。
例えば、自転車に乗れない小学生がいたとします。
そこで、その小学生の家族構成とかお小遣いの金額とか、
勉強ができるできないがわかったところで、
その小学生が自転車に乗れる方法を提示できますか。
このケースの場合、その小学生が自転車に乗れるようにするためには、
背が低くて足がとどかないという身体的要因なのか、
(↑ex:足の届く自転車を用意する)
バランス感覚が悪いなどの運動神経(?)的要因なのか、
(↑ex:補助輪をつけてあげる)
そもそも自転車に乗ったことがないという経験的要因なのか、
(↑ex:こけても怪我をしないサポーターをつけて、練習する時間と場所を用意する)
はたまたそれ以外の要因なのかをしっかり見極める必要があります。
そのためには、その小学生と置かれた状況を知らないといけません。
結局はイシューに直結した要素をひとつひとつクリアにしていき、
そして、そこにイメージを助けるためにその人の環境を添えていく。
「自転車に乗ろうと思っている小学生がいる」(←事実)
「その小学生は背が低い。」(←事実)
「その小学生が乗ろうとしている自転車は大人用だ。」(←事実)
「だから、その小学生は自転車に乗れない。」(←(精度の高い)解釈)
「なので、子供用の自転車を用意しよう。」(←その解釈に対するアクションプラン)
といった一本通ったロジックですね。
もちろん、世の中のことはこんなに単純ではありませんので、
いろいろな要素・要因が絡み合っています。
直接的ではなく間接的にその「不」のある状態に結びついている場合も多々あります。
しかし、ロジックが通っていればターゲット設定ができたときに、
具体的なアクションプランまでは見えなくても、
解決のためのベクトルの方向くらいは見える状態になっているはずです。
前にも書いたネズミの話でいうと、
「近くにネコが住んでいる」(←事実)
「しかし、(何らかの理由で)別の場所に引っ越すことはできない」(←事実)
「だから、いつもビクビクしながら生活しなければいけない」(←解釈)
※「ネコが近づいたことが事前にわかればその不安も解消する」(←大枠のベクトルの方向性)
「よし、ネコの首に鈴をつけよう」(←大枠のアクションプラン)
「でも、どうやって鈴をつければいいのだろう」(←具体的なアクションプランの思案&試行錯誤)
というの中の※部分くらいの感覚ですね。
もっともっとターゲット設定を行う意味を考えるとともに、
時間ではなく思考をかけるというスタンスが必要だと思います。
(もちろん私自身も常に意識しなければいけないことですが。。)
ちなみに私が私なりにターゲット設定に際して心がけていることは、
いきなり年齢とかから入るのではなく「なんで」からスタートすることです。