今日はコミュニケーションについて少し考える機会がありました。
いろいろと世の中ではハード面ソフト面含めて、
コミュニケーション活性化のための方法論が各所で語られていますが、
個人的には、「信頼関係」がひとつの重要な要素なのではないかという考えに至りました。
というのも、信頼関係が構築できている関係においては、
心理的なコミュニケーションハードルが下がり、
実直に言いたいことがいえる状態が生まれるように思えたからです。
(まあ何を言っても許されるというわけではありませんが・・ 笑)
例えば、コミュニケーションを交通整備ととらえるならば、
(もちろん、前提として車は目的地までの移動手段ですので、
そもそも目的地が明確でないといけませんが)
そこには、まずハード面として、道路(コミュニケーションルート)の整備があり、
そして事故が起きないように、その道路を走る車(情報内容)の整備も必要です。
さらには環境面で渋滞(コミュニケーションハードル)を無くす施策も必要になってきます。
そう考えた場合、道路(コミュニケーションルート)はつくろうと思えば簡単につくれます。
車(情報内容)の整備はおそらく日々意識されていると思います。
であるならば、渋滞(コミュニケーションハードル)を無くすことこそ
重要になってくるのではないでしょうか。
「コミュニケーションハードル」と一口でいっても
物理面と心理面含めて様々なことが想定されますし、
その両面について意識することは当然ながら必要です。
しかし、そんな中でも「信頼関係」を築くことは、
前提的でもあり、またそのハードルを下げるための要因になりそうです。
では、その信頼関係を構築するためにはどうすればいいのか。
もちろん約束を守るとかウソをつかないといった
本当に基本的なことは当たり前的に必要だと思います。
しかし、それらが前提としてできているのであれば、
大切なことは相手に対する受容性をもてるかどうかだと思います。
「信頼」は双方向によってのみ築くことができる性質をもっています。
であるならば、まずは自分が相手を信頼する。
そのアウトプットとして「任せる」というのもひとつの方法かも知れません。
気持は言動や行動にあらわさないと伝わりませんしね。
コミュニケーション促進のための便利なツールを使うとか、
コーチングがどうだとか、はたまた組織形態を変えるとか
その方法はいろいろあると思いますし、
それらを否定するつもりは毛頭もありませんが、
まずは、そこから始めることが重要かなと思います。
今後の自分の立ち居振る舞いを考えていく上で、
このタイミングでこのことについて考えられたのは、
非常に有意義だったと思えた一日でした。