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無言になってしまうんだ。
今日は暖かかった。
道沿い、
道路沿い、
学校の近く、
もう桜も咲いて、
咲きはじめてて、そして、
また、春になるんだね。
近頃は、
昨日の数より、あしたの数が少なくなってきた、
わたしのあしたを、無言で眺めている。
誰にもやってくるのに、
自分のことだけは見ないようにしてきた、
当たり前のはずの、時間を思いはじめている。
何回とか、何度とか、
そんな数さえも、無力な気がしている、
夜の帰り道。
ヘッドライトはありがたい。
真っ暗な道の中で、
無理やりに開く瞳孔が嫌いだから。
幼かったね、それまでの私。
でも、
今も幼いまま、
皮膚と身体だけが時間を過ごして、
ねえ、
無言になるしかないよね。
オフシーズンなら無料だった海水浴場の駐車場が、
今は、オールシーズン有料になってしまって、
気軽に車を停めることが出来なくなった。
そうやって、
少しずつ変わってゆく毎日と、
窮屈になってゆく時間に、
どうやって向き合えばいいのかな。
やっぱり、
無言になってまうんだ。
それでもね、
ずっと、
わたしのあしたの中で、
呼吸をしていようと思うんだ。
流されているみたいでも、
流れてしまうみたいでも、
心地よく、泳ぐように。
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