聴講(ちょうこう) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

先生医者
 今日は、聴講(ちょうこう)という言葉です。

 私の職場では、法務担当という役割をもつスタッフがいますが、今朝は、彼が講師を務める自主的な勉強会があるというので、早速、私も、聴講(ちょうこう)させてもらう事にしました。テーマは会社の分割・譲渡などについて、会社法を中心とした話だそうです。こういった難しい話は、書籍で勉強するのはなかなか大変なので、耳学問で吸収するのが効果的だと思っています。本当は、読書習慣も極めて重要なのですが、安易な道を選びがちなのは人の常・・と、自己弁護。

 さて、聴講(ちょうこう)ですが、聴(ちょう)とは、よく聴いて判断する、正しく聴くetc.の意味ですが、ポイントは、“聞く”ではなく、“聴く”という文字です。漠然と聞くのではないのが“聴く”の本質です。次に、講(こう)ですが、説いて明らかにする、手立てを考えるetc.の意味となります。聴講(ちょうこう)とは、説かれた真実・心理に耳を傾ける事です。

玉乗りドキドキ
 人生、死ぬまで学び舎。若かろう、年を重ねようと、生まれてから死ぬまでの間の時間は、学びの時間の連続です。良く聴く話では、定年退職した後に、カルチャースクールどころか、大学に入学しなおす方々もいるようです。私は、そこまではできませんが、命の続く限り、学ぶ姿勢を堅持するように努めたいと思います。体調の悪い時などは、ついつい、そういった事を忘れがちですが、何事も努力、意識して努力を継続する事も必要だと感じています。