38歳です。内膜症があり3ヶ月前に腹腔鏡手術を受けて腹腔内はきれいにしてもらいました。

オペ後この3ヶ月間人工授精を試みましたが妊娠しません。夫の精子は少し悪い時もありますが大体は問題無いです。

執刀した先生からは半年間がチャンスですと言われました。

ただ、年齢もあり正直焦ります。

今後どうしたら良いでしょうか?

半年間待たずに来月採卵した方が良いでしょうか?

 

このようなご質問がありましたのでお答えします。

 

腹腔鏡手術をして癒着剥離、内膜症の治療をしたのであれば今は妊娠しやすい時期となります。

せっかくオペを受けきれいにしてあるので半年間は諦めず人工授精を続けたら良いのかと思います。

ただ妊娠しないというストレスもあり、年齢の問題もあるため、二人で体外受精へのステップを希望するのであれば、半年待たずに体外受精でも良いかと思います。

 

お気持ちはとても良く理解できますが、これをやれば絶対に妊娠するというのがわからないのが現状です。

 

精神的な面、コストの問題もあり、なかなか判断が難しいことですが、確率を上げるということであれば体外受精の方が高いことは間違いありません。

 

ラパロをして腹腔内がきれいということは着床環境も改善されており、移植にも最適ということになります。

 

宜しければ以下の記事も参考にしてください。

 

体外受精と腹腔鏡手術

 

体外受精、ラパロ

 

腹腔鏡手術後の体外受精

 

体外受精vs腹腔鏡手術

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刺激して採卵しました。17個とれて12個受精しましたが、結局胚盤胞1つしか出来ませんでした。医師からはPCOSのため、たくさん採れるけれど卵子の質は良くはないから、と言われました。

受精卵が多かったので期待しただけショックでした。今後はどの様にしたら良いでしょうか?

また、何か自分で出来る事は有りますでしょうか?
 
この様な質問がありましたのでお答えします。
 
PCOSは刺激をして卵胞の発育が良く、採卵数も増えます。
20個〜30個採れることも良くあります。
ただ実際には卵胞数の割に採卵率が低く、未熟卵も多く、受精しても発生が悪く、採卵数の割には胚盤胞まで発育しません。
また、OHSSの副作用も起きる可能性があるため、余りにも刺激を増やしすぎると危険になるため、その観点でも難しくなります。
 
アンタゴニス法が調節性に富み副作用も少ないため第一選択肢です。
未熟卵が多い場合には卵胞のサイズを少し大きめに育てて、トリガーをHCGにしてトリガーの時間をあえて2時間程度早めにします。

OHSS予防と良好卵子獲得のためフェマーラを併用することもお勧めです。 

採卵数が多いため期待値も高くなりそのギャップが辛くなりますが、しっかりと対応すれば良い胚盤胞が出来てきます。分母を増やす事が1つの解決策になることもあります。

検査結果見ながら症例ごとに微調整する必要があり、とにかく細かく見ていく事が大切かと思います。
 
過去にも記事にしていますので宜しければ参考にして下さい。
 
 
仕事をしており、通院回数が不安です。
なるべく通院回数を少なくする事は可能でしょうか?
実際に何回位の通院が必要でしょうか?
採卵日や移植日決めるため毎日通院するのでしょうか?連日はとても無理です。

この様な質問がありましたのでお答えします。

通院回数は極力減らす様にしています。
採卵日や移植日を決める際にはなるべく一回で決められる様にしています。
勿論必要があれば数日後に再検査もありますが、基本的には一度で決められる日の受診をあらかじめ予測して診療しています。
連日での診察はよほど判断に迷う場合以外はありません。
注射もペン型の自己注射を覚えてもらい注射での通院は無くします。

移植はホルモン補充で行えば希望日に通院、移植する事が可能です。そのため多忙な方には希望日にホルモン補充での移植をお勧めします。
土曜日に合わせることも可能です。

体質的にホルモン材を使いたく無く、自然周期で移植したい際には排卵検査薬で排卵日を自身でしらべて、検査薬が濃くなってから来院する方法で排卵日間近での診察が可能です。
これにより自然周期の場合でも一度の診察で移植日を決める事が出来ます。


宜しければ過去の記事も参考にしてください。
本日夫が初めて精液検査を受けました。運動率、濃度共にとても悪く、先生からは自然妊娠は不可能のため顕微授精しか無いと言われました。夫がとてもショックを受けています。
何か改善策は有るのでしょうか?
また、今後はどの様にしたら良いでしょうか?

この様な質問がありましたのでお答えします。

まさか、自分に原因が有るとは思ってもいなかったと言う事でとてもショックを受けている事は理解できますが、実際不妊の原因の半数は男性のため、決して珍しい事ではなく良く有る事です。

逆に早くわかって良かったと思う方が前向きになれて良いかと思います。
決して精子がゼロというわけでは無いですし、今は顕微授精と言う技術があるため、たとえ精子が少なくても妊娠する事は可能です。

少し間を空けてから体調を整え精液検査を再度受ける事をお勧めします。それでも同じ結果であれば、医師の言う通り顕微授精が良いかと思います。

もし奥様の年齢が若くて、2人の希望が自然の妊娠でたれば、男性の詳しい診察をお勧めします。改善出来る事もあります。

ただ、精液所見を改善させる為にこれをすればよい、これを飲めば治る、と言う事は中々無いのが現状です。

最終目的は精子を増やす事ではなく、早く妊娠、出産、育児であるのだと思います。

女性の年齢もあるため、ここは割り切ってステップアップをして、早く妊娠する方が良いのかと思います。
移植の際の尿ためが上手く出来ません。
少なかったり、逆にため過ぎると良くないのでしょうか?

この様な質問がありましたのでお答えします。

経腹エコー下に移植する場合、膀胱にある程度の尿が無ければ、子宮は見えにくくなります。
前屈の角度もきつくなります。
そのため、適度の尿を貯めるため、水分を取ってかつ2時間程度排尿を止める事を行います。

しかし、逆に尿が多すぎると、子宮の位置がエコーから遠くなり見えにくくなります。

また、ため過ぎると辛くなり力も入るため、ため過ぎる位なら、少ない方が良いかと思います。

なお、尿が全く貯まっていない場合には、経腟エコーに切り替える事で移植を行う事は可能です。