33歳です。AMHが0.2と低く、中々先に進まず落ち込みます。採卵を3回しましたが、胚盤胞1個(4AB)しか凍結できませんでした。担当医からは「今後あと1個胚盤胞を凍結したら移植しては」、と勧められました。周りの同年代の方は一度の採卵で多くの胚盤胞を凍結しており自分との違いを感じてしまいます。どのように考えたら良いでしょうか?

 

この様なご質問がありましたのでお答えします。

 

確かに先に進まず焦るかと思いますが、33歳で4ABができれば十分妊娠できると思います。

 

恐らく流産の件や二人目を考えてのアドバイスであると思いますので、担当医の先生の意見の通りあと一つ凍結できたら移植で良いと思います。

 

周りにいる方の情報は気になるかとは思いますが、お子さんがいる方でも決して皆が一度の採卵で数多くの胚盤胞を凍結して妊娠した人ばかりではありません。

 

5回、6回採卵してやっとできたたった一つの胚で我が子を抱いている方も多くいます。

 

今は先が見えずに不安が強いかと思いますが、人は人であり、今ある胚を信じて頑張って欲しいと思います。

 

 

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AMHが低いため諦めようかと

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35歳です。結婚して2年間妊娠しないため先月初めて専門のクリニックへ行きました。そこでAMHをはかったところ、とても低い結果で0.2でした。担当医から値は閉経も近いといわれとてもショックを受け、今後頑張っても妊娠する可能性が低いと思い、夫と妊娠を諦めようかと話をしています。諦めたほうが良いでしょうか?

 

この様なご質問がありましたのでお答えします。

 

AMHがかなり低いということは、値が正常な方と比較すると妊娠する確率が低いことになります。これは妥当な考え方です。ただそれがイコール妊娠できないということにはなりません。

 

たかが一つのホルモン値で妊娠を諦めることはあまりにも早まった考えであり、それは誤解していることになります。

 

卵子の質は年齢に大きく依存します。

35歳であれば十分に良い卵子があります。

わからないままでいるより今その事実を分かったことはむしろ幸運であり、少し時間はかかるかと思いますが、今からしっかりと治療に取り組めば良いと思います。

 

確率が低いからこそ、早く治療に取り組み、しっかりと1回1回の排卵を大切にして、丁寧に治療を受けていただければ十分に妊娠、出産することが可能になります。

 

なおAMHに関してはこちらにまとめてありますので参考にしたいただけたらと思います。

35歳です。先日初めて採血をしたところAMHが0.1以下でした。妊娠しにくいと聞きました。妊娠はあきらめるべきでしょうか?

 

このようなご質問がありましたのでお答えします。

 

AMHが低いということは卵子の残り数が少ないため、他の方と比べると時間がかかり妊娠しにくいということは確かにあります。

ただ、35歳前後の方の場合しっかりと治療を受ければ妊娠出産に至る可能性は十分あります。

 

当院の患者さんでも35歳前後の方の場合、AMHが0.1以下でも普通に出産している方が多くいます。更に、二人目を妊娠している方もいます。

学会や論文の報告でも35歳前後の年齢の方の場合には同様に十分に妊娠する可能性があると報告されています。

そのため妊娠をあきらめる必要は全くないかと思います。

AMHとAFの使い分け

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AMHとAFの使い分け


AMH はその方の持つ卵巣機能のベースとなるものです。

この患者さんは基本としてこの位の馬力がある、キャパがある、という風に判断できます。

AMHは変動しないため、一度の測定でその方の卵巣予備力をつかむことができます。


これに対してAF は生理周期毎の変動を受けることが多々あります。


そのため月ごとの微妙な卵巣機能の変化を読み取ることができます。

AMHで大まかな予備力を把握して、AFでその周期毎のより細かい予備力の変化をつかむ。


両者をこのように使い分けてより効果的で、最適な刺激方法を行うようにしています。

腹腔鏡手術とAMH

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腹腔鏡手術とAMH


「腹腔鏡手術をするとAMHが低下するか」、というご質問を受けましたのでお答えします。


オペでは卵巣は温存して、あくまで卵巣嚢腫のみを摘出するため、卵巣機能を低下させずに行う事が可能です。

そのためオペ後にAMHが低下することが必ず起きるわけではないかと思います。


腹腔鏡手術のその他のメリットとして卵管や卵巣周囲の癒着剥離が可能になりますので、その結果ピックアップ障害が解決できます。


また卵管水腫がある場合には開口術を行う事も可能になります。

また排卵しにくい病態である未破裂卵胞黄体化(LUF)に関しても卵巣表面の癒着を剥離することで解決することが可能になるケースもあります。


腹腔内や卵管の洗浄も大きなメリットがあります。



腹腔鏡手術に関しては以前にも何度か記事にしておりますので参考にしていただけたらと思います。


卵巣嚢腫手術とAMH


卵巣チョコレート嚢腫と体外受精