AMHとAFの使い分け

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AMHとAFの使い分け


AMH はその方の持つ卵巣機能のベースとなるものです。

この患者さんは基本としてこの位の馬力がある、キャパがある、という風に判断できます。

AMHは変動しないため、一度の測定でその方の卵巣予備力をつかむことができます。


これに対してAF は生理周期毎の変動を受けることが多々あります。


そのため月ごとの微妙な卵巣機能の変化を読み取ることができます。

AMHで大まかな予備力を把握して、AFでその周期毎のより細かい予備力の変化をつかむ。


両者をこのように使い分けてより効果的で、最適な刺激方法を行うようにしています。

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腹腔鏡手術とAMH

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腹腔鏡手術とAMH


「腹腔鏡手術をするとAMHが低下するか」、というご質問を受けましたのでお答えします。


オペでは卵巣は温存して、あくまで卵巣嚢腫のみを摘出するため、卵巣機能を低下させずに行う事が可能です。

そのためオペ後にAMHが低下することが必ず起きるわけではないかと思います。


腹腔鏡手術のその他のメリットとして卵管や卵巣周囲の癒着剥離が可能になりますので、その結果ピックアップ障害が解決できます。


また卵管水腫がある場合には開口術を行う事も可能になります。

また排卵しにくい病態である未破裂卵胞黄体化(LUF)に関しても卵巣表面の癒着を剥離することで解決することが可能になるケースもあります。


腹腔内や卵管の洗浄も大きなメリットがあります。



腹腔鏡手術に関しては以前にも何度か記事にしておりますので参考にしていただけたらと思います。


卵巣嚢腫手術とAMH


卵巣チョコレート嚢腫と体外受精







AMHが低い場合妊娠率は低下するか

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「AMHが低い場合に妊娠率は低下しますか?」

この様な質問を受けましたのでお答えします。


AMHは卵子の残り数を示しています。

(AMHに関しては こちらの過去 の記事も参考にしてください。)


卵巣を評価する手段としてはAMHだけではなく

年齢、ホルモン値(FSH、E2、LH)、生理周期、胞状卵胞数等もとても大切な指標となります。

過去の既往(卵巣の手術歴)も大切になります。


これらを総合的に判断して、その方の卵巣の評価を行います。

それを基に最適な治療方法 を考えていき、その結果妊娠につながります。

そのためAMHが低い場合でも妊娠することが可能な方は大勢います。


AMHというひとつのホルモン値で妊娠が可能かなどの全てを判断することはできません。


宜しければこちらの記事も参考にしてください。

AMHが極端に低い場合の妊娠できる確率