ハワイに留学していた時一番驚いた事は

何と言っても研究室が洪水に襲われた事です。

 

朝寝ていたら教授から電話があり、「洪水だ、すぐに来なさい」。

研究室に行ってみると全てが泥水の中でした。

 

洪水は2004年10月30日の夜に起こりました。

この夜遅くまで残っており、雨が物凄くなってきたため帰りました。

帰った直後に鉄砲水が研究室入り込み、残っていた方は流されたそうです。

 

留学したのが9月25日のため洪水は1ヶ月で起きました。

研究室は2フロアあり、1階は完全に1メートルの高さまで泥まみれ。

2階は無傷でした。ただ電気、水が停止していたため2週間程度はクローズでした。

2週間の間は毎日泥まみれで掃除をしていました。これはかなり凹みました。

研究をしに来たのにハワイに来て何をしているのだろう、と落ち込みました。

私は来て1ヶ月でしたので、被害は最小でしたが、ハワイ大学のメインのハミルトン図書館や私の恩師の教授は何十年もためてきた大切な蔵書が一瞬で失われてしまったので被害の度合いは比べ物になりません。

計算できる限りでのハワイ大の被害は80億以上とのことでしたが、太平洋地域の貴重な蔵書や資料は査定が不可能なので何百億では済まされないかと思います。

 

その後復旧まで半年近くかかりました。

ハワイの場合全ての事がとにかくのんびりしています。

ハワイタイムというのがあり、約束時間はほとんどあってないようなもの、12時からのパーティーでも始まるのは15時くらいです。

工事の期限も半年遅れなどは普通にあります。

 

幸いにも2階で臨時の発電機ですぐに実験ができたため、研究はなんとか続けられました。また飼育していた何百匹のマウスも2階にいたため無傷でした。

 

この洪水でハワイ大学もそうですが、私自身も多くのことを学びました。

ありきたりですが、大切なものはできるだけ高い所に置いておく。わずか数センチの違いで多くの人が大切な書類やデーターを失っていました。

とにかくこのような災害は2度と起きて欲しくない、そう思いました。

 

 

 

 

 

 

 

ハワイ大学の洪水に関してはこちらにも書かれています。

 

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