昨年末の私の生徒さんで、県内の私立大学の2年生のHさんがいました。就活のためにTOEICスコアが必要なのかなと思って聞いてみると、意外な答えが返ってきたのです。
実は、Hさんは県内の国立大学の受験に失敗し、第一希望ではなかった私立大学に入学したものの、その国立大学がどうしても諦めきれなかったとのこと。そしてその大学の3年生からの編入学制度を利用して、一度は諦めかけた夢をもう一度実現しようと考えたそうです。
実はその大学の編入学制度の試験科目はわずか2科目。一つは経済学、そしてもう一つは何と、TOEICの公開テストのスコアレポートを提出すること!こんなところにまでTOEICのスコアが利用されているなんて、知らなかったわ。
そして彼によれば、大学2年間で学ぶ経済学の知識なんてしょせん知れているので、経済学の試験では受験者間でほとんど差が付かず、事実上はTOEICのスコアで差が付くとのこと。
そして年が明けて春、Hさんから嬉しい知らせが届きました。見事編入試験に合格し、4月から3年生として通うことになりましたとの内容でした。ちなみに、彼が取ったスコアは確か公開テストで840点という素晴らしいものでした。
実は私が大学生だった30年以上前は、このような他大学への編入制度などありませんでした。当時は「入った大学で人生が決まる」という時代(今でもある程度はそうでしょう)でしたから。でも今はTOEICで受験の失敗を取り戻すチャンスがあるのです!私はそういう意味で今の大学生の人たちが羨ましいです。Hさんは今後就活をする中で、間違いなくその私立大学にいた時よりも有利になるはずです。
こう見てみると、あらためてTOEICスコアの威力ってすごいなあと感じますね。TOEICのスコアなんて「取らなきゃ損ですよ」、本当に。
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