驕りと慢心の末路だ。失言大臣を何人も抱えながら、安倍首相はかばいにかばって、乗り切ってきたつもりだろうが、万事休すだ。今村雅弘復興相(70)のように、ここまでアホだと辞めさせざるを得なくなった。無能ぞろいの内閣だけに、いよいよ辞任ドミノがあるゾ。

 今村氏は25日のパーティーで、東日本大震災について「まだ東北でよかった」と発言。復興相としてあり得ない大失言で、更迭は当然である。被災地からは「被災者の感情を逆なでする。東北を軽んじている印象を与える」(宮城県の村井知事)など怒りの声が次々に上がった。

「さすがにまずいと思った安倍首相が、同じパーティーで『不適切な発言でお詫びする』と言っているのに、本人は、当初こんな大ごとになるとは思っていなかったようです。記者に囲まれても『撤回する』とは言ったが、辞任については『そこまで、及んでいない』と否定していた。この期に及んで、厳しい空気を感じられないようじゃダメですね」(自民党議員)

■後任は福島選出議員の今更

「辞任は遅きに失した」と野党が言ったが、その通りで、今村氏は今月4日にも暴言を吐いて批判を浴びたばかり。記者会見で、福島原発事故に伴う自主避難者について「本人の責任。裁判でも何でもやればいい」と言い放ったうえ、質問したフリーの記者に「うるさい。出ていきなさい」とわめくトンデモぶりだった。もはや復興相にふさわしくないのは明らかなのに、その週末の福島訪問に帯同して今村氏を守ってきたのが安倍首相だった。

 そもそも、毎月1回の被災地訪問を続けている安倍首相だが、「復興は最優先課題」というのも本音は怪しい。今村氏の前の大臣は下着ドロボー疑惑のパンツ高木だった。復興相は在庫一掃議員の軽量ポストに成り下がっている。今回、後任は衆院福島5区の吉野正芳元環境副大臣(68)となったが、被災地議員の起用で今更ながら「寄り添っている」姿勢を見せようというのも、パフォーマンスじみている。
 
 

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