『『ニューヨーク物語』を読んだ時や『N.Y物語 The Another Story』を読んでいて一番思うのは、そんなにまで夢中になれるダンスに出会えたBOY先生が羨ましい!と言う事です。私は何一つ、夢中になれるものに出会えずに大人になってしまいました。ダンスの何がそれほどまでに夢中させ、ダンスの何処にそれほどまでに惹かれたのですか?』
『『ニューヨーク物語』や『N.Y物語 The Another Story』を楽しく読ませて頂いています。様々なご苦労も、ダンスによって乗り越えて来られたBOY先生。先生に質問です。私は先日、40歳になりました。今からでも夢中になれるものに出会えると思われますか?』
・・・等々、夢中になれるものに関するご質問を多数、頂戴致しております。
昨日の『N.Y物語・・・』のコメントにも『夢中』に関するご質問を頂いています。
『ニューヨーク物語』『N.Y物語 The Another Story』をお読み頂いております読者の方々から寄せて頂いた『夢中』に関するご質問に、今日はお答えしたいと思います(⌒‐⌒)
どうしたら夢中になれるもの、夢中になれる事に出会えるのでしょうか?
私は『冒険心』『探究(探求)心』を磨く事が大切なのではないか?と思います。
沢山の『ワクワク感』を心に持つ事は、人生において、とても大事な事。
その為には、心に浮かんだ『何故?』『どうして?』を放って置かない事じゃないか?と思いますね。
例えそれが感情的には微量であり、そんなに知りたいと思っている訳ではない事でも、少しでも何故?どうして?と思ったら、兎に角調べる。
調べる事って、感受性や知識を磨くと思うんですよ。
調べた結果、『へぇ、そうなんだ』で終わってしまう事もあれば、調べた結果、新たな何故?どうして?が生じる事もありますよね。
私は幼い頃から、物事の『なんで?』を父に質問する度に・・・
『辞書で調べてごらん。』
『ここに百科事典がある。自分で調べてごらん。』
・・・と言われて来ました。
学生になると、その作業が面倒になり・・・
『お父さん、知ってるんだから教えてよ!わざわざ百科事典開かなくてもいいじゃん!』
・・・と愚痴を溢しましたが、今から思うとね?
自分で調べた事は記憶に残るけれど、簡単に聞けた知識は直ぐに忘れる・・・と言う事なんだなと思うんですよ。
不思議だな・・・と思った事。
なんでだろ?・・・と思った事。
そういう事は、放って置いてはいけません。
自分で調べて得た知識は、必ず次の『何故?』に繋がり、好奇心を育てます。
好奇心は冒険心や探求心を育てます。
冒険し探求し続ければ、好奇心が薄い人よりも多くのものに出会えるでしょう?
夢中なものに出会える確率が高くなるじゃないですか(⌒‐⌒)
ものの『何故?』『どうして?』を調べる、そして知る・・・この作業は感性のアンテナを磨きます。
例えば、二種類の同じ黒い生地を見て、ただ『黒い生地だ』で済ませば、そこで終わり。
『同じ黒でも、絹が入るとどうして艶が違うんだろう?』と思って調べるならば、その先には必ず『発見』があります。
『発見』は『ワクワク感』を育てます。
どうでしょうか・・・
日頃、何故?どうして?と思っても、そのままにしていませんか?
アンテナ・・・
錆びますよ(笑)?
『夢中になれるものに出会えない』と言う人は、自分が何にワクワクするのか、わかってないんじゃないかな?
調査してみては如何でしょうか?自分が何にワクワク感を抱くのかを。
幾つになっても、遅くはないと思います。
『何故?』『どうして?』は、小さな好奇心です。放って置いてはダメです。
調べて行く先に、夢中になれるものが見つかるかも知れませんよ(⌒‐⌒)?
もう1つ。
大切な事は・・・
『やってみる』と言う行動力かな?と思いますね。
少しでも興味が湧いたならば、悩まずに兎に角やってみる事です。
私がジャズダンスを始めたいと、母に相談した時に母は・・・
『ジャズダンスって何よ?』
・・・と私に尋ねましたが、私は・・・
『わからない。』
・・・と答えました(笑)!!
『アンタ!何だか判らない事がやりたいの!?』
・・・と呆れる母。
『やった事ないんだから、ジャズダンスが何か?なんて、やってみなきゃ解んないよ!!』
ごもっとも(笑)!!
何だか解んないモンを、好奇心だけで始めた私は、現在こうなりました(笑)!!
別に『おぉ!!ジャズダンス!!これぞ僕が求めていたもの!!夢中になれるものだぁ!!』なんて事は、微塵も思いませんでしたよ(笑)?
私は、夢中になったから始めたのではありません。
始めたから、夢中になったのです。
最初のご質問ですが・・・
私は、ダンスの『何』に夢中になった訳ではなく、判らないまま始めてみたら夢中になっていたのです。
『ダンスの何処に惹かれるか?』と言うご質問もありましたね。
『夢中が止まない所』
・・・だと思います(笑)!!
冒険してもしても・・・
探究(探求)してもしても・・・
『何故?』『どうして?』が出てくる出てくる・・・って所だと思います。
これは幾度も記事にして来ましたが、私は役者を目指していたのです。
ダンスをやりたいなんて、始めるまでは思いもしませんでした。
始めたのも、劇団四季のオーディションにダンスがあると言う情報を得たからです。
調べた結果です。
何故、四季を目指したのか?
日本でミュージカルをやるには?
それを調べた結果です。
私は幼い頃から、確かに好奇心旺盛で、自立心も強かった。
それを見抜いた父は、生涯一度も、『答え』をくれませんでした。
父自体が歩く百科事典の様な知識人でしたが、その知識の一片すら私に教える事はしなかった。
『知りたければ、自分で調べなさい。』
これは、父がくれた教訓かな?と思います。
今は便利です!
ググれば何でも判る。簡単に答えが出る。
しかし、その『便利さ』を、其処で終わりにするか?更に広げてみるか?
どちらを選ぶかで、好奇心のアンテナに差がつきます。
何でも自分で調べて来た小学4年生(だったと思います)のある日、私は海外に憧れを持つ様になりました。
再び母を呆れさせます。
『まだ子供の内に、感受性が豊かな内に海外に行きたい!何処でもいいから連れてって!!』
母は普段の倍ほど、口をあんぐりと開けて『ハァ!?』と言いました。
『家にはそんなお金はありません。行きたきゃ自分のお金でお行きなさい!!寝惚けた事言ってんじゃありません!!』
役者になる夢を既に持っていました。
調べた結果、役者には感受性を磨く事が大切だと知りました。
同時期に、テレビで見た海外の映像から興味を持ち、そして調べた結果、世界には自分の知らない文化や日本では体験出来ない出来事がある事を知りました。
役者になる夢と海外に行く夢は、子供の私の中でいつも繋がっており、同時に膨らんで行くのです。
役者にはなりませんでしたが、調べた結果、好奇心を持ち続けた結果、アンテナを磨き続けた結果・・・
私はニューヨークに飛び出したのです。
その後も、興味のある外国には何ヵ所も行きました。
自分のお金で(笑)!!
私は海外に向かう飛行機に乗り込む度に、あの、母との会話と、あんぐり開けた母の口を思い出します。
夢中になれるもの。
それは・・・
調べた結果・・・
好奇心に従った結果・・・
やってみた結果・・・
その先にありました。
私にとってはそれが『ダンス』だった・・・と言う事です。
冒険心、探究(探求)心を持つ事はいつでも出来ます。
好奇心、捨てない限り持ち続ける事が出来ます。
調べる事、いつでも出来ます。
やってみる事、やってみようと思えばいつでも出来ます。
きっとあなたも出会えると思いますよ(^_-)v
夢中になれる事に!!
♪この世に驚きや ときめきがなくなれば
季節はいつも冬を動かない♪
♪この世を生き生きと 薔薇色に飾るには
心が感じやすい方がいい♪
by Pink Lady 『OH!』
作詞 阿久 悠
以上!!
本日の質問に答えちゃおう(^O^)でした!!