鬼ですけど…それが何か?

振付師KAZUMI-BOYのブログ

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ニューヨークは『ゲイの街』と言う一面もある。

好むと好まざるに関わらず、至るところでゲイに出会す。


『ニューヨーク物語』の中で紹介したドナルドとのエピソードの他に、唸る程、その手のエピソードがある(苦笑)。


それらは、ドナルドとのエピソードの様に感動に繋がる物語ではないし、大概が不快である為(私に取って)、『ニューヨーク物語』では割愛した。


今日はそんなエピソードの中から幾つかを書き出してみよう。






「なぁ、キミ!」


・・・と言う男性の声が路上脇に止めてあるセダンタイプの車の運転席から聞こえた。

私がクリストファー・ストリートと言う通りの舗道を歩いていた時である。


私が、自分に掛けられたものとは思わずに足を止めずに通り過ぎ様とすると再び・・・


「なぁ!キミだよ!キミ!」


・・・と呼び止める声がした。


私が見ると、運転席から半身乗り出して、スーツ姿の白人男性が私を見ている。

「はい?何か?」

その男性は愛想の良い笑顔を浮かべて言った。


「これから一緒に食事でもどぉ?」


いわゆるナンパである。


このクリストファー・ストリートは、ゲイ・ストリート同様、ゲイの人達が多く出没する通りだった。


私が気に入っているショッピング街に向かう時に通る道であった。


「は?」

私は眉をひそめた。

『出たよ・・・ナンパ野郎が・・・』


「僕と食事しないかい、と言ったんだ。」

私は首を横に振ると歩き出した。


「おい、ちょっと待って・・・」


男性は車から降りると小走りに私を追い掛けて来る。


ニューヨークは当時、恐い街であった。


彼は私の前に回り込み、立ちはだかった。


「俺、急いでるんで。」

私は男性の脇を抜けて再び歩き出す。


「急ぐなら、車で送るよ。」


「結構です!」


「食事がダメならコーヒーだけでも・・・」


「他を当たって下さい。」


焦って、声を荒げてはならない。相手がどんな性格かが判らない。表面的には穏やかに見えても、内面までは判らないし、下手な言動をすればキレるかも知れないからだ。


男性が再び私の前に回り込んだ。


『ゲーッ!コイツしつこいぞ!どーしよ!』


目の前の男は、私よりも上背が15㎝程高く、身体も厳つい。グレーがかったブロンドの髪は年齢による物と思われたが、定かではない。体格から、何かあれば敵わないだろうと思われた。


「すいません。ホントに急いでるんで・・・」


私が男性と目を合わさずに言うと、彼は信じられない一言を投げて来た。


「いくら?」


私の頭に一気に血が昇る。


「は!?」

私は男の顔を見た。明らかにそれまでの表情と違っていた。私を見る目がギラついている。

男は一段低い声で言った。


「いくら払えば俺と寝るのかと聞いてるんだ。」

私は男を睨み返す。


「そんな商売してません!」


そして私は駆け出した。必死に走る。


男は途中まで追い掛けて来たが、口汚く私を罵ると追うのを諦めた。


『ニューヨークは好きだけど、こういうのだけがイヤだよ、全く!!』


こうした類いの出来事は一度や二度ではなかった。その度に怖い思いをしたのである。

巷で言う所の『壁ドン』を路上で体験した事もある(苦笑)。


ゲイの人達全てが、こうした失礼な輩ばかりではない。愛すべき人も沢山居るし、大好きな友達も沢山居た。しかし、こうした類いの輩もいる事はいる。


そして彼等は至る所で、こうした直接的かつ積極的な行動に出るのだった。


人種や性格によっては非常に強引である。






ある日、シャザームの仕事でフロリダに飛んだ私。

その時のシフトは大所帯であった。ダンサーが大勢であると言う事は、それだけパーティーが豪勢である事を意味している。

マイアミビーチに豪華な別荘を持つ大金持ちのパーティーで、マイアミでも一二を争う高級ホテルで開かれると言う事であった。


更にはパーティー前日にダンサー、スタッフ全員が前乗り。丸一日のフリータイムが与えられた。私達ダンサーは皆、大はしゃぎである。


豪華なホテルのプライベートビーチで寛ぎ、美味い料理に舌鼓を打ち、私達は終始賑やかに過ごしたのである。

※その後、我々はクラブに出向く。その時の様子は『ニューヨーク物語44』に。




「こんなホテルに二泊も出来てお金貰えるなんて。ジョディもスコットも来れば良かったのになぁ~。」


「確かに、こんな美味しい仕事はシャザームじゃ滅多に無いよな。」


クラブからホテルに帰り、各々部屋に戻る。部屋は二人一部屋だったが、部屋も広く、ベッドは余裕で三人は寝られる大きさだった。


私の相部屋の相手はクリスと言う白人のダンサーだったが、彼はステップスではクラスを取っていなかったので、シャザームの仕事現場でしか顔を合わせる事が無かった。


クリスは他のシャザーム仲間の中では『変わり者』と呼ばれていたが、私にはその理由がよく判らなかった。

確かに何と言うか、他の連中と一線引いている感じがあり、口数も少なく、単独行動が多かった。シャザームの仕事に対しても、何処か冷めた感じで、淡々とこなしている風ではあったが、しかしそれだけでは『変わり者』呼ばわりされる理由にはならない。


みんなが口を揃えて、クリスの事を『変わり者』と呼ぶには何か他に理由があるのだろう。

あまり人の悪口を言わないジョディでさえもが『私・・・クリスはあまり好きじゃないわ』と洩らすくらいだから、私の知り得ない『何か』が、彼にはあるのだろう。


しかし、私はクリスとの間に何の問題がある訳でも無かったので、もしかしたら、私がクリスの相部屋の相手に選ばれたのは、みんながクリスを煙たがっている事を承知していたマネージャーの配慮だったのかも知れない。


「そうだよね!滅多に無いよね!」

私はそう言うと、ビーチに向いている大きな窓から夜の海を眺めた。


「波の音って落ち着くなぁ・・・」


「俺、先にシャワー浴びるけど、いいかい?」


クリスが背後でそう言った。

私は海を見たまま『いいよ』と答えた。



初めてのフロリダ。滅多に無い大きな仕事。そうそう味わえないリッチな気分。

ニューヨークに来てからずっと、金の苦労ばかりして来た私は、今自分が置かれている状況が信じられない気持ちだった。


『フロリダかぁ・・・こんな所に来られるなんて思わなかったなぁ・・・』


私は窓の外のテラスに出ると、全身に潮風を浴びる。


遠い日本から、たった一人やって来たニューヨーク。そんな自分が今、マイアミの夜の海を眺めている。


私は何やらセンチメンタルな気分に陥ってしまっていた。



そして・・・

私のこのセンチメンタルな気分をクリスがぶち壊すまで、あと数分しかないなどとは、夢にも思っていなかった。




2012年6/1の記事『ニューヨーク物語70』←ダニエルの言葉に迷いの霧が晴れた若きKAZUMI-BOY。足取りも軽くステップスに向かうが・・・

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大漁の野菜屑(笑)!!





以前、BOY飯でご紹介した様に、私は野菜屑を捨てない。

タマネギの蔕やら、ニンジンの皮やら、食べなかったセロリの葉やら・・・

香味野菜の斬りカスは、全部冷凍!!

フリーザーバッグに貯めておく(←貯金ならぬ貯野菜屑(笑)!!)。


今日は二羽の鶏ガラと、フリーザーバッグ三袋分の野菜屑でスープをとる。


とったスープで色々作れるからね(⌒‐⌒)


え?

何でも取って置くのかって?


そうだな・・・


ジャガイモの皮は捨てるね・・・

あとは大概取って置くね。


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今日は冷蔵庫の整理から始める事にした。

タマネギ、ニンジン、ピーマン、パプリカ、ニンニク、ベーコン、玉子で久しぶりのケチャップご飯。





野菜屑も溜まってるんだよね・・・

スープ作るか!!
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『『ニューヨーク物語』を読んだ時や『N.Y物語 The Another Story』を読んでいて一番思うのは、そんなにまで夢中になれるダンスに出会えたBOY先生が羨ましい!と言う事です。私は何一つ、夢中になれるものに出会えずに大人になってしまいました。ダンスの何がそれほどまでに夢中させ、ダンスの何処にそれほどまでに惹かれたのですか?』


『『ニューヨーク物語』や『N.Y物語 The Another Story』を楽しく読ませて頂いています。様々なご苦労も、ダンスによって乗り越えて来られたBOY先生。先生に質問です。私は先日、40歳になりました。今からでも夢中になれるものに出会えると思われますか?』


・・・等々、夢中になれるものに関するご質問を多数、頂戴致しております。


昨日の『N.Y物語・・・』のコメントにも『夢中』に関するご質問を頂いています。


『ニューヨーク物語』『N.Y物語 The Another Story』をお読み頂いております読者の方々から寄せて頂いた『夢中』に関するご質問に、今日はお答えしたいと思います(⌒‐⌒)






どうしたら夢中になれるもの、夢中になれる事に出会えるのでしょうか?


私は『冒険心』『探究(探求)心』を磨く事が大切なのではないか?と思います。


沢山の『ワクワク感』を心に持つ事は、人生において、とても大事な事。

その為には、心に浮かんだ『何故?』『どうして?』を放って置かない事じゃないか?と思いますね。


例えそれが感情的には微量であり、そんなに知りたいと思っている訳ではない事でも、少しでも何故?どうして?と思ったら、兎に角調べる。


調べる事って、感受性や知識を磨くと思うんですよ。


調べた結果、『へぇ、そうなんだ』で終わってしまう事もあれば、調べた結果、新たな何故?どうして?が生じる事もありますよね。



私は幼い頃から、物事の『なんで?』を父に質問する度に・・・

『辞書で調べてごらん。』

『ここに百科事典がある。自分で調べてごらん。』

・・・と言われて来ました。


学生になると、その作業が面倒になり・・・

『お父さん、知ってるんだから教えてよ!わざわざ百科事典開かなくてもいいじゃん!』

・・・と愚痴を溢しましたが、今から思うとね?

自分で調べた事は記憶に残るけれど、簡単に聞けた知識は直ぐに忘れる・・・と言う事なんだなと思うんですよ。



不思議だな・・・と思った事。

なんでだろ?・・・と思った事。


そういう事は、放って置いてはいけません。


自分で調べて得た知識は、必ず次の『何故?』に繋がり、好奇心を育てます。

好奇心は冒険心や探求心を育てます。


冒険し探求し続ければ、好奇心が薄い人よりも多くのものに出会えるでしょう?

夢中なものに出会える確率が高くなるじゃないですか(⌒‐⌒)



ものの『何故?』『どうして?』を調べる、そして知る・・・この作業は感性のアンテナを磨きます。


例えば、二種類の同じ黒い生地を見て、ただ『黒い生地だ』で済ませば、そこで終わり。

『同じ黒でも、絹が入るとどうして艶が違うんだろう?』と思って調べるならば、その先には必ず『発見』があります。


『発見』は『ワクワク感』を育てます。


どうでしょうか・・・

日頃、何故?どうして?と思っても、そのままにしていませんか?

アンテナ・・・

錆びますよ(笑)?



『夢中になれるものに出会えない』と言う人は、自分が何にワクワクするのか、わかってないんじゃないかな?

調査してみては如何でしょうか?自分が何にワクワク感を抱くのかを。

幾つになっても、遅くはないと思います。


『何故?』『どうして?』は、小さな好奇心です。放って置いてはダメです。


調べて行く先に、夢中になれるものが見つかるかも知れませんよ(⌒‐⌒)?




もう1つ。

大切な事は・・・


『やってみる』と言う行動力かな?と思いますね。


少しでも興味が湧いたならば、悩まずに兎に角やってみる事です。



私がジャズダンスを始めたいと、母に相談した時に母は・・・

『ジャズダンスって何よ?』

・・・と私に尋ねましたが、私は・・・


『わからない。』


・・・と答えました(笑)!!


『アンタ!何だか判らない事がやりたいの!?』

・・・と呆れる母。


『やった事ないんだから、ジャズダンスが何か?なんて、やってみなきゃ解んないよ!!』


ごもっとも(笑)!!


何だか解んないモンを、好奇心だけで始めた私は、現在こうなりました(笑)!!


別に『おぉ!!ジャズダンス!!これぞ僕が求めていたもの!!夢中になれるものだぁ!!』なんて事は、微塵も思いませんでしたよ(笑)?



私は、夢中になったから始めたのではありません。

始めたから、夢中になったのです。


最初のご質問ですが・・・

私は、ダンスの『何』に夢中になった訳ではなく、判らないまま始めてみたら夢中になっていたのです。

『ダンスの何処に惹かれるか?』と言うご質問もありましたね。


『夢中が止まない所』

・・・だと思います(笑)!!

冒険してもしても・・・

探究(探求)してもしても・・・

『何故?』『どうして?』が出てくる出てくる・・・って所だと思います。



これは幾度も記事にして来ましたが、私は役者を目指していたのです。

ダンスをやりたいなんて、始めるまでは思いもしませんでした。


始めたのも、劇団四季のオーディションにダンスがあると言う情報を得たからです。


調べた結果です。


何故、四季を目指したのか?

日本でミュージカルをやるには?


それを調べた結果です。




私は幼い頃から、確かに好奇心旺盛で、自立心も強かった。


それを見抜いた父は、生涯一度も、『答え』をくれませんでした。

父自体が歩く百科事典の様な知識人でしたが、その知識の一片すら私に教える事はしなかった。


『知りたければ、自分で調べなさい。』


これは、父がくれた教訓かな?と思います。




今は便利です!

ググれば何でも判る。簡単に答えが出る。

しかし、その『便利さ』を、其処で終わりにするか?更に広げてみるか?


どちらを選ぶかで、好奇心のアンテナに差がつきます。


何でも自分で調べて来た小学4年生(だったと思います)のある日、私は海外に憧れを持つ様になりました。


再び母を呆れさせます。


『まだ子供の内に、感受性が豊かな内に海外に行きたい!何処でもいいから連れてって!!』

母は普段の倍ほど、口をあんぐりと開けて『ハァ!?』と言いました。


『家にはそんなお金はありません。行きたきゃ自分のお金でお行きなさい!!寝惚けた事言ってんじゃありません!!』


役者になる夢を既に持っていました。

調べた結果、役者には感受性を磨く事が大切だと知りました。

同時期に、テレビで見た海外の映像から興味を持ち、そして調べた結果、世界には自分の知らない文化や日本では体験出来ない出来事がある事を知りました。


役者になる夢と海外に行く夢は、子供の私の中でいつも繋がっており、同時に膨らんで行くのです。


役者にはなりませんでしたが、調べた結果、好奇心を持ち続けた結果、アンテナを磨き続けた結果・・・


私はニューヨークに飛び出したのです。



その後も、興味のある外国には何ヵ所も行きました。


自分のお金で(笑)!!


私は海外に向かう飛行機に乗り込む度に、あの、母との会話と、あんぐり開けた母の口を思い出します。




夢中になれるもの。

それは・・・


調べた結果・・・

好奇心に従った結果・・・

やってみた結果・・・


その先にありました。

私にとってはそれが『ダンス』だった・・・と言う事です。


冒険心、探究(探求)心を持つ事はいつでも出来ます。


好奇心、捨てない限り持ち続ける事が出来ます。


調べる事、いつでも出来ます。


やってみる事、やってみようと思えばいつでも出来ます。




きっとあなたも出会えると思いますよ(^_-)v


夢中になれる事に!!




♪この世に驚きや ときめきがなくなれば

季節はいつも冬を動かない♪



♪この世を生き生きと 薔薇色に飾るには

心が感じやすい方がいい♪


by  Pink Lady 『OH!』

作詞  阿久 悠


以上!!


本日の質問に答えちゃおう(^O^)でした!!



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先程、やっと起きられた・・・

全身が重いぃ~!!


地球の重力増えてね( ̄▽ ̄;)!?




2012年5/31の記事『アルジェの男②』←オープニングナンバー秘話。




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ダァー!!終わったぁー!!


この休み無き数週間、無事に乗り越えられまして御座います!!


振り付けに真摯に向き合ってくれた『コインロッカーベイビーズ』のメンバー、Showcaseの振り付けに取り組んでくれてる生徒諸君、そしてクラスに足繁く通ってくれてる生徒諸君、いつも応援してくれる読者諸君、諸君等のお陰で、ハードなスケジュールを乗り切る事が出来ました!!

ホントにありがとう!!!





沢山の『ありがとう!』を噛み締めながら、KAZUMI-BOYは明日、明後日・・・


普通のオッサンに戻り・・・







休みます(T-T)v


嬉しくて、涙チョチョ切れます!!


先程帰宅し、明日、明後日の為の『奥の松 あだたら吟醸』を冷蔵庫に収納しました(* ̄ー ̄)v

先日お土産に頂いた、金沢のお酒もあります(*^^*)♪


明日は久しぶりにBOY飯しよ(^O^)


え~ん💦嬉しいよぉ~(T0T)





2012年5/30の記事『アルジェの男①』←オリジナル版の振り付けのリメイクを依頼された私・・・。大変なプレッシャーを感じるが・・・果たして・・・?


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ニューヨーク時代、私の頭の中はホントにダンス一色であり、特に、シャザームから仕事を得て、金の心配が無くなってからは、心置き無くダンスに没頭出来たので、私はダンス以外の事は一切お構い無しだったし、ダンス以外の事には、一切興味が無かった。


アレックスにせよ、ジャッキーにせよ、誰かと付き合う時間を持つなんて事は髪の毛の先程も考えなかったし、そんな時間を持つくらいなら、もっともっと踊っていたかった。



周りからのアプローチに疎い上に、この2人の様な積極的、直接的なアプローチにも興味が無かった。

綺麗な人間に会っても『綺麗だな』と思いはするものの、ときめくとか、惹かれる対象にはなり得なかった。


2年間、私に浮いた話1つ無かったのは、ホントにダンス馬鹿だった為である。


1日24時間、夢の中でもダンスだった。

夢の中で上手く踊る自分、より高く足を上げる自分、より多く回る自分。

そんな夢ばかりを毎日見ていた。

朝起きると、その『より出来る自分』のイメージを体内に蓄え、そのイメージが消えない内にスタジオに向かい、夢の中の感覚を追って踊った。



「KAZUMI、アンタの頭の中にはダンスしか無いの!?」とアレックス。

「無い!」と私。

「たまにはブレイクして僕の事考える時間を作ってくれないかなぁ?」とジャッキー。

「無理!」と私。


けんもほろろである(笑)。



私が、ダニエルとダニエルのクラス、ダニエルのショーにのみ集中、執着している事は周知の事だったので、アレックスやジャッキーの様にちょっかい出して来る連中は珍しかったが、それでも今考えると・・・

『ひょっとして、アレはもしかすると、オイラに対する何らかの意思表示だったのか・・・な?』

・・・と思える事もチョロチョロとあった様な気もするが、今となっては、真相は闇の中である(笑)。


朝から晩まで『ダンス!ダンス!ダンス!』

寝ても覚めても『ダニエル!ダニエル!ダニエル!』


色気より食い気。

食い気よりダンス。


ウィークデイは1日中ステップスに閉じ籠もり、ウィークエンドはきっちりシャザームで働く。

恋愛する時間も、恋愛するつもりも全く無かったのである。


私の人生の中で、最もストイック、正に『修行僧』の様な時期であった。


ダンス馬鹿で退屈極まりない男KAZUMI-BOY。

そんな私に、懲りずにアプローチして来たアレックスやジャッキーは、実に奇特な人間であったと言えよう(笑)。


ただ・・・


私は、其処ら中でゲイにはモテた(笑)。


街中、クラブ、シャザームの仕事先・・・etc.


声を掛けられたり、絡まれたり・・・


それら全てを、ブッ飛ばし、はね除けて、現在の私があると言う訳だ。


『お生憎様!!どんなにイイ女だろうが、どんなにイイ男だろうが、今は興味は御座んせん!!私の恋人は只今唯一ダンスのみ!!熱愛致しております故、ご勘弁!!私の事は放って置いて頂きたい!!』

・・・ってなモンである。


次回は、もう1つ・・・


私がブッ飛ばし、はね除けた青年とのエピソードをご紹介しようと思うが、その前に・・・


退屈極まりないオイラに対し、興味を抱いてくれた人々に詫びたい。



すんませんでした!


(笑)!!



2012年5/30の記事『ニューヨーク物語(補足話)』←ニューヨーク時代のファッションを振り返り、現在の私が思う事とは?

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1日中Tシャツ1枚で過ごせた昨日。

うって変わって今日は随分と肌寒いなぁ(´Д`)

5月の終わりにこんな肌寒い日ってありましたっけ?



はい!皆さん、こんにちわ!

当然、寝坊助のオッサンです!

昨日の3本立て、かなりキテます(T_T)v


3本目のShowcaseのリハーサル開始間もなく、久しぶりに生徒達をドヤシつけてしまいました。

今回、かなり穏やかにリハーサルを進めて来たつもりなんですが、やはりこの日は来たか・・・って感じッス( ̄▽ ̄;)


怒るって、物凄く体力使うんでね、出来れば無駄に怒りたくないし、エネルギーを消耗したくないんですけどね(-_-;)


んで・・・


帰宅後、荷物を降ろした途端に、ブレスレットが千切れました。


昨夜は家から月が見えなかった・・・ってか、雨もポツポツ来てましたんで、現在、塩水に浸けております。

明らかにパーツが足りないッス。





歳と共に人間丸くなるって言いますけど、ホントですな(笑)。

若い頃みたいに、年がら年中ドヤシつけてらんないッス( ̄▽ ̄;)


疲れるから(苦笑)




2012年5/30の記事『ニューヨーク物語69』←勢いに任せて叩いたダニエルのアパートのドア。ダニエルに謝りたい一心だった。そんな若きKAZUMI-BOYにダニエルは・・・。

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長~い1日が終わりました(+_+)v

づがれだぉ~!!


初級クラスと入門クラスの間に、仁と蓮、そして以前、純ちゃんと一緒に遊んだ事のあるりんちゃんが遊びに来てくれました(⌒‐⌒)




短い時間だったけど嬉しかったなぁ♪

仁はぐっすり眠り込んでて起きなかったけど、蓮はご機嫌でした(*^^*)





お陰でハードスケジュールを乗り越えられたよ、ありがとうね!


ヤヨイとマイカ、顔出してくれてホントにありがとう!




でも・・・

はぁ~!!づがれだぉ!!





2012年5/29の記事『ニューヨーク物語(番外編)』←ヤンチャ坊主ダニエルとのエピソード。


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すっかり酒に酔った2人の激論は、口を挟む隙もなく、私は2人に左右から身体を揺さぶられ続け、ガクガクする頭で考える。


『俺の踊りの魅力・・・この2人には解るって事・・・?』


2人の英語には、フランス語とイタリア語が混ざり始め、既に何を言っているのか解らない。


「そろそろ近所から苦情が来るわよ。」

アレックスのルームメイトが言った。

私は2人の手を振りほどく。


「俺の踊りの魅力って何さ?」


酔いが醒めてしまった私は真顔で2人を見比べる。


「シャープだわ。」

「セクシーだ。」

「なめらか。」

「情熱的。」

「言葉が見える時があるわ。」

「空気が変わる!」


2人は左右から私に顔を近づけ、唾を飛ばしながら交互に声を張る。

そして少し間があいた後、2人の声が偶然揃う。


「思わず見ちゃう!」


私達はお互いに顔を見合わせると笑った。


「ありがとう2人共。嬉しいよ。」



そう言いながら、しかし私は釈然としなかった。


2人が嘘を言っているとは思わないが、果たして自分は、本当にこの2人が言う様な踊りを踊っているのだろうか?


自覚がない。


2人が言う私の踊り、それが私の個性なのだろうか?

この所、ずっと探し続けて来た答えは、2人の言っている事・・・それなのか?

ジョディは言った。

『貴方が踊り出すとみんな見るわ。』


自分の事ほど判らないものである。

ジョディにそうは言われたものの、この1年半で何処まで上達したのか、上手いダンサー達の中でどう踊ればよいのか、皆目見当もつかない。

そんな日々が続いている、そんなタイミングでの、この2人からのメッセージであった。





「アンタね?その程度の容姿で図々しいわよ!」

「なんだと!?僕は充分に美しいぞ!!」

「美しい!?アンタ今、美しいって言った!?」

「はい、言いましたけど!?」


私が思案にくれている間に、アレックスとジャッキーが、また揉め始めている。


「美しいって言葉の意味解ってないのね、可哀想に!」

「アレックスこそ解ってないんじゃないか!?」

「アタシはモデルもやってんのよ!解ってるに決まってるじゃない!!」

「フランスじゃあ、その程度じゃモデルになんかなれないぜ!」

「なんですって!!」


2人が取っ組み合いを始めた。

私はアレックスのルームメイトに尋ねた。

「何?この2人、今度は何を言い争ってんの?」

ルームメイトは呆れた顔で言った。


「どっちがKAZUMI-BOYに相応しい恋人か?って事みたいよ。」

「はぁ!?」


私の悩みを他所に、2人は取っ組み合いを続ける。

まるで仔犬がじゃれあう様に。




アレックスとジャッキー。

この人間臭い愛すべき2人は、この後も、私が帰国するまでずっと・・・



ほぼ毎日・・・

先を争う様に・・・





私に愛の告白を繰り返す事になる・・・。


「KAZUMI-BOY!!アタシの何処が気に入らないって言うのよ!こんなイイ女、周りの何処見たっていないじゃない!!」


「おぉ!!KAZUMI-BOY!!どうしたらキミは僕のモノになってくれるんだい?僕はキミをこんなにも愛してるってのに!!」


この2人をSっ気タップリに虐げる私・・・。




この茶番を、ドナルドがハラハラしながら見守っていた事など、知る由もない私であった。





2012年5/29の記事『ニューヨーク物語68』←セントラルパークで一人大反省会の後、若きKAZUMI-BOYはダニエルのアパートを目指す。自分の未熟さと愚かさにやっとこさ気づいた。穴があったら入りたい(笑)!!

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