「製薬業界」という切札を、15年程度で使い果たした金貸し

  http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=299409

森敏幸 ( 27 北海道 会社員 ) 14/12/20 PM09 【印刷用へ】

今や金貸しは軍需産業(戦争の捏造をもってしても)金儲けが苦しくなってきた状況は否めない。特に、今年のアメリカのシリア攻撃は大義名分がはっきりしない。見切発車のようである。ISISも当初はマスコミが取上げていたが、201412月時点、際立った報道は完全に沈静化した。

では、金貸しが裏で糸を引いていたのは、軍需産業だけか?

実は、近年市場拡大が著しい業界がある。それが、「製薬業界」だ。

2001.9.11テロ以降=戦争の大義名分を偽造するしかなくなって以降、

2003年:SARS → 2012年:MERS(更なる新型コロナウイルス)

2009年:新型インフルエンザ(鳥・豚)

2014年:エボラ出血熱

等、“新型ウイルス”として世界的な大感染症が頻発している。

9.11以前、これほど短期間で世界的な感染症が頻発する事はあったか?

金貸しが、軍需産業で資金調達に四苦八苦している事で、製薬(医療)業界へ本格的に介入してきたのでは?という見方ができなくもない。なぜなら、以下の通り、医薬品市場の規模は2000年以降、とんでもない勢いで拡大しているからだ。

■急拡大する医薬品市場 ~戦争に替わる儲け先か?~

現在、世界の医薬品市場は9,621億ドル(2012年)と兵器市場3,950億ドル(2012年)の2.4倍と非常に大きい規模で、かつ、1995年比で3.4倍と拡大スピードも顕著だ。また、製薬業界の特徴として、他の業界と比較して「利益率」が圧倒的に高い。

※世界の医薬品市場:【出所】IMS Health World Review

※兵器市場    :【出所】SIPRI防衛企業上位100社の兵器売上高

※利益率     :【参考】製薬会社の驚くべき業界「利益率」(リンク)http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=297942

資金調達に行き詰った金貸しは、「利益率」が高い製薬業界に目を付けるのは至極当然のことかもしれない。ただし、儲ける(薬を売る)には仕掛けが必要だ。その仕掛けがWHOを介した“世界的な感染症”を引き起こす事(パンでミック宣言等)で、感染者・感染予防者を世界中に蔓延させ、薬(ワクチン)特需を生み出そうとしていたのではないだろうか。

■製薬会社(特に、メガファーマ)の儲けのからくり

「既存ワクチンの有用性を示し、各国政府に備蓄させる」

実は、治療薬(新薬)の開発にメガファーマは積極的ではない。パンデミック宣言に対して実際のの感染者数は少なく利益が得られないからだ。

現に、エボラの承認薬(現在は未承認)とされる「ZMapp]は、バイオベンチャー企業により開発されている。メガファーマの手法は、既存ワクチン(タミフル、リレンザ等)が有用であると広め、政府に売りつける。

■パンデミックの効力

「“感染者”ではなく、“感染予防者”を膨大に創り出す」

“感染者”のみの対象であれば、多くて数万人に留まるが、“感染予防者”を対象にする事で、規模は格段に膨れ上がる。WHOによるパンデミックの効力は、危機感を煽る事で感染予防者を生み出す事にある。

“戦争の捏造”をもってしても、厳しくなった金儲け。

金貸しは“感染症や病気の捏造”(製薬業界への本格介入)により、資金調達の補填をしているのではないだろうか?

しかし、2009年のWHOによる新型インフルエンザのパンデミック宣言は、世論を騙しきれなかった。今年のエボラ出血熱の「パンデミック」は、2003年のSARSの「緊急事態宣言」程のインパクトを世論に与えられていない。“感染症や病気の捏造”をもってしても、金貸しは窮地に立たされているのではないだろうか?