ここは、大阪府の九十九王子の中で唯一そのまま現存しています。
地元で「13号線」とよばれる道沿いにあります。
自分に十分な力がないから、足らない分を神仏に頼るんです。それが何か?
末社の安倍晴明神社とともに標識でています。標識の左は境内です。

自分に十分な力がないから、足らない分を神仏に頼るんです。それが何か?

鳥居。鳥居の向こうの社務所は現在風の建物になってます。

自分に十分な力がないから、足らない分を神仏に頼るんです。それが何か?

社殿。

自分に十分な力がないから、足らない分を神仏に頼るんです。それが何か?

「日本第一大霊験所根本熊野三所権現第二王子社」ってかいてます。

自分に十分な力がないから、足らない分を神仏に頼るんです。それが何か?

左の柱には石清水八幡宮の分社である旨の記載です。


※ナビタイムによりますと、前の上野王子からは4.1キロ、次の津守王子までは3キロです※


【九十九王子に関して、「ウィキペディア」より抜粋】
九十九王子(くじゅうくおうじ)とは、熊野古道、特に紀伊路沿いに在する神社のうち、主に12世紀から13世紀にかけて、皇族・貴人の熊野詣に際して先達をつとめた熊野修験の手で急速に組織された一群の神社をいい、参詣者の守護が祈願された。しかしながら、承久3年(1221年)の承久の乱以降、京からの熊野詣が下火になり、そのルートであった紀伊路が衰退するとともに、荒廃と退転がすすんだ。室町時代以降、熊野詣がかつてのような卓越した地位を失うにつれ、この傾向はいっそう進み、近世紀州藩の手による顕彰も行なわれたものの、勢いをとどめるまでには至らなかった。さらに、明治以降の神道の国家神道化とそれに伴う合祀、市街化による廃絶などにより、旧社地が失われたり、比定地が不明になったものも多い。



【安倍晴明神社】こっち先行ってってるんですよね。何で同時に行かなかったんでしょう?


安倍晴明神社は阿部王子神社の末社

自分に十分な力がないから、足らない分を神仏に頼るんです。それが何か?


自分に十分な力がないから、足らない分を神仏に頼るんです。それが何か?
そしてここが安倍晴明神社です。京都の晴明神社と比べてかなり地味です。
自分に十分な力がないから、足らない分を神仏に頼るんです。それが何か?
鳥居の傍らにある石碑。

京都の晴明神社は旧洛中の外れの住居の跡だったはず。

ここは生家の跡です。
自分に十分な力がないから、足らない分を神仏に頼るんです。それが何か?

本殿。
自分に十分な力がないから、足らない分を神仏に頼るんです。それが何か?

自分に十分な力がないから、足らない分を神仏に頼るんです。それが何か?
泰名稲荷神社。泰名は晴明の父親
自分に十分な力がないから、足らない分を神仏に頼るんです。それが何か?
安倍晴明像。狐もちゃんといます。
自分に十分な力がないから、足らない分を神仏に頼るんです。それが何か?
これは「葛の葉」霊狐飛来像というらしい。


葛の葉のはなしはウィキペディアがいちばん端的なので引用させてもらいます。↓


村上天皇の時代

河内国の石川悪右衛門は妻の病気をなおすため兄の蘆屋道満の占いによって、

和泉国和泉郡の信太の森に行き、野狐の生き肝を得ようとする。

摂津国東生郡の安倍野に住んでいた安倍保名が信太の森を訪れた際、

狩人に追われていた白狐を助けてやるが、その際にけがをしてしまう。

そこに葛の葉という女性がやってきて、保名を介抱して家まで送りとどける。

葛の葉が保名を見舞っているうちいつしか二人は恋仲となり、結婚して童子丸という子供をもうける。

この童子丸が、陰陽師として知られるのちの安倍晴明であるが、

童子丸が5歳のとき、葛の葉の正体が保名に助けられた白狐であることが知れてしまい、


恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉


の一首を残して、葛の葉は信太の森へと帰ってゆく。保名は書き置きから、

恩返しのために葛の葉が人間世界に来たことを知り、童子丸とともに信太の森に行き、

姿をあらわした葛の葉から水晶の玉と黄金の箱を受け取り、別れる。


数年後、童子丸は晴明と改名し天文道を修め、

母親の遺宝の力で天皇の病気を治し、陰陽頭に任ぜられる。

しかし、蘆屋道満に讒奏され、占いの力くらべをすることになり、

結局これを負かして、道満に殺された父の保名を生き返らせ、

朝廷に訴えたので道満は首をはねられ、晴明は天文博士となった。


というお話。


陰陽師の安倍晴明といっても、野村萬斎しか思い浮かばない私。




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