元ひきこもりカウンセラー山さんの転んで起きる人生相談室

元ひきこもりカウンセラー山本和彦のブログです。カウンセリングの中での気づきや自分の体験など書いてます。自分の経験が誰かのために役立ったらうれしく思います。


テーマ:
あなたが目の前の席に座って、ポツリポツリ話し始める。
僕は、適度な距離感や座る角度はどのくらいか、
あなたの反応を見ながら、イスを微妙にずらす。
ただ話を聴く。
頷いて、相槌を打つ。
ちょっと沈黙があると、やっぱり沈黙に頷いて、小さく相槌を打つ。
少し間があって、また、話し始めたことにコツコツついて行く。
あなたが何を言わんとしているのかを知ろうとする。
言っている事でなく、言わんとしている事はなんなのだろうか?
ただただ話を聴く。
頷いて、小さく励ますように相槌を打つ。
また沈黙。
あなたが何か言ってほしそうに僕の瞳を覗きこんで、僕の反応を伺おうとする。
僕はちょっとドキッとして、聴きながら考えていたいくつかの疑問を思い返す。
何か気のきいた質問はないかと頭をフル回転させる。
ここで渡された主導権で会話の着地点をどう方向づけるか・・・
その間、「うん」と頷く、ほんの刹那。
そして、これだと信じた質問をする。
あなたはそのことについて話し始めて、また僕はホッとして、ただただ聴く。
そうして繰り返しのうちに、あなたはあるときパッと表情が変わって何をすべきかを語り始める。
それをやっぱりただただ聴く。
「僕もそう思ってたよ」「そうそれだ!」って言いたいのを我慢して、
「そう思ったのにも理由があるのかな?」なんて、もっとあなたの世界を深く知ろうとする。
ちょっとだけ、最初よりもイスの距離が縮まる。
あなたの顔が紅潮して、熱く語るのを見るのが僕は好きだ。
恋愛感情みたいなものではなくて、仕事に手ごたえを感じられたからなのか。
たぶん、カウンセラーなんてもんは、みんなコンプレックスがあるからこんな仕事を選んだ。
なんて書いたら怒る人もいるか。
そのコンプレックスゆえに、そうした瞬間の優越感やら誰かを深く理解できたことへの安心感やら、いろんな感情が渦巻く。
こういうのを優越感コンプレックスというのだろうか。
でも、だからこそ、そうしたときこそ、慎重にじっと自分を押し殺す。
そして、頷いて、相槌を打つ。
自分の言葉が饒舌になりそうなのをぐっとしまう。
僕はアドレナリンが出やすい循環気質。
ただただ聴く。
それが一番大切なのだと、それが難しいんだぞっと毎回心の中で繰り返している。
そんなこと考えることすら、ほんとは相手の話を聴く時に邪魔なブロッキングになる。
まだまだ未熟だと感じる。
話をまとめ、次回までの目標設定をする。
そして、あなたはお礼を言いながら帰っていく。
こんなただただ話を聴くことに苦労している僕に。
僕からみたら、答えはあなたの中にあって、ただそれをあなたが見つけたと言うこと。
あなたが見つけたということが大切な気付き。
僕はだただたそれを邪魔しないようにしているようだ。
そして、次の誰かの話を聴くときに、ただただ話を聴けるように、さっき聴いた話をそっと心と記憶の奥底にしまいこんで鍵をかける。
絶対に誰かに話してはいけない。
ここであった話は、秘密なのだから。
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。