京都桜便り2012 No.1　早咲き桜(2)

3月30日早朝の桜の写真です。

安倍晴明嵐山墓所

一本のラヴリーな早咲き桜が元気いっぱいに咲いています。

とってもひっそりとした場所なんですけど、

陰陽師パワーがあふれているような雰囲気です（笑）

法輪寺

もはや京都サスペンスの名所となってしまった法輪寺、

この日も狛犬が思いっきり吠えていました～！

対をなしているカウンターパートの狛犬の横にはまだ梅が咲いていました。

まさに「阿吽の呼吸」ですね（笑）

平野神社

最高に風情ある枝垂れ桜の一つでもある魁桜が

0.1分咲でスタンバイ状態です。

つぼみがかなり赤く膨らんでいるんでもう少しだと思います。

桃桜と河津桜は終わってます。

ちなみに、近くの北野天満宮ではまだまだ紅梅がきれいに咲いていました。

京都御苑

最高に気品高い近衛の糸桜が1～3分咲です。

例年、この桜が7～8分咲になったころにソメイヨシノの開花宣言が出ます。

出水の糸桜もつぼみがはじけ始め、これから本番というところです。

そして、桃林の桃も、ようやくつぼみがほころび始めました。

本満寺

本満寺は糸桜よりもさらに遅れています。

ただ、この桜は一瞬のフルスロットルで加速し、

あっという間に満開になって散っていくので油断できない存在です（笑）

同志社女子

冷泉家の桜を尻目に真っ先に咲いてます。

赤レンガ校舎とのコラボが美しいですね。

さて、

今年も京都の桜、開花が遅れています。

思えば、2010年秋の紅葉がめちゃくちゃ遅れて以来、

2011年春の桜がめちゃくちゃ遅れ、

2011年秋の紅葉がもっとめちゃくちゃ遅れ、

そして2012年春の桜ももっとめちゃくちゃ遅れるといったように

桜と紅葉シーズンが遅れる状況が続いています。

ラニーニャのせい？と思ってしまいますが、

過去のデータを見てみると、

　2001年　開花：3/24　満開：4/03
　2002年　開花：3/18　満開：3/28
　2003年　開花：3/28　満開：4/04 エルニーニョ
　2004年　開花：3/24　満開：4/03
　2005年　開花：4/02　満開：4/08
　2006年　開花：3/27　満開：4/06 ラニーニャ
　2007年　開花：3/25　満開：4/03 エルニーニョ
　2008年　開花：3/24　満開：4/01 ラニーニャ
　2009年　開花：3/19　満開：4/05
　2010年　開花：3/19　満開：4/01 エルニーニョ
　2011年　開花：3/28　満開：4/07 ラニーニャ
　2012年　開花：?/??　満開：?/??

エルニーニョやラニーニャの発生と

京都の桜の開花時期との直接的な因果関係はないように思えます。

ここで、私なりにいくつか要因を考えてみました。
私が考えるに、要因となりえるのは次の6つです。

(1) 2010年の冬に地球の比熱容量が大きくなった。
(2) 2010年以降、植物自体が季節変化に鈍感になった。
(3) 2010年の冬に地球の公転が1～2週間遅れた。
(4) 2010年の冬に世界中の人の時間が1～2週間ストップした。
(5) 私が1～2週間のタイムラグがあるパラレルワールドに迷い込んでいる。
(6) ただ単に偶然。

まず(1)は、2010年の冬に地球の比熱容量が大きくなり、

地球が温まりにくく冷えにくい状態になったと考えるものです。

ただ、比熱容量を支配する地球の元素の構成比が

ドラスティックに変わることなど、先カンブリア時代から発生した記録はなく、

めちゃくちゃ不合理な説と言えます（笑）

(2)は、植物が2010年の夏を境に突然変異を遂げたとするものです。

確かに2010年の夏はめちゃくちゃ暑かったですが、

生物を突然変異させるほどのインパクトがなかったことは自明です。

(3)は、地球の公転が遅れることにより季節が遅れるということですが、

そんな事実は天体観測されていませんし、

何よりもそんなことがあったら終末論が大好きな人たちや東スポが

黙っていないと思います（笑）。