2011-03-27

東京電力の計画停電を考える-2

テーマ:電力・エネルギー問題

西陣に住んでます-電力の使用状況グラフの凡例

西陣に住んでます-電力の使用状況グラフ




計画停電によって多くの困難に直面されている皆様におかれましては、
心よりお見舞い申し上げます。


[先週記事] では、東京電力の計画停電に支配的な影響を与える

電力の需給システムに関する情報をアップしましたが、

この記事では、計画停電に関連するいくつかのトピックスについて
個々に考えて行きたいと思います。




1一度決めた計画停電は中止すべきでない???


計画停電の運用にあたって、しばしば問題となっているのが

「予定されていた計画停電が頻繁に中止される」ということです。
これは、東京電力が需要を過大に予測してしまった場合にとられる措置です。
これに対して、TVに出てくるジャーナリストやコメンテーターの中に
「一度計画停電をすると決めたのに、なぜ急に中止するんですか?」
とヒステリックに東京電力を批判する発言がよくあります。


残念ながら、この発言は、レトリカル・クエスチョン、
あるいは電力需給について理解していないということに他なりません。


東京電力の需給予測の見通しが頻繁にはずれることを批判することは
正しい批判だと思います。
ただ、大容量の電力を貯めることはできない以上、

需給予測を下回った場合に、
国民に悪影響のみを与える計画停電を中止するのは正しい判断といえます。
この場合、仮に計画停電を続けたとしても
残念ながら電力供給に与えるメリットは何もありません。




2プロ野球は自粛すべき???


この一週間、プロ野球の開催が大問題になりましたね。
この問題の論点の一つに、計画停電が行われている時期に
多くの電力を利用するナイトゲームを行うのは許せない
という議論があります。


ここでは、あくまで冷静にその消費電力

全体の電力消費量に与える効果について検討してみたいと思います。


東京ドームによると
1日あたりの電力消費量は平均5万~6万キロワット時だそうです。
ドームの使用時間を5~6時間とすると、
電力供給に対するインパクトは1万kWくらいの値となります。
計画停電の効果が500万kWくらいと言われているので
その500分の1くらいの値となります。


この値の大きさをどう見るかですが、
計画停電で苦悩されている方々にとっては
マインド的に許せないものがあるかもしれません。

ある場所で信号機が消えている時に
計画停電を免れている地域で大容量の電力消費をしているというのは、
地域住民の計画停電に対する理解や節電のモチベーションを
著しく損なう可能性があると私は思います。


ただ、一番の問題の本質は、ナイトゲームではなくTV中継にあります。
ここで、[先週記事] と同様にちょっと計算をしたいと思います。


テレビの消費電力の平均値を300W(0.3kW)
東京電力サービスエリアの1600万世帯にTVがそれぞれ2台あって、
TV中継(巨人戦)の視聴率(5~10%程度)を仮に10%と仮定すると、
消費電力は0.3kW×1600×2×0.1=100万kWとなります。


この値は原子力発電所1機分の発電量に値します。
視聴者が野球中継を観なければ他の番組を観るかもしれないので
単純に野球中継の効果が100万kWとは言えませんが、
かなりの需要を生むことには間違いないと思います。


そして、たとえゲームを60Hz地域で行ったとしても
TV中継を行えば、その効果は変わりません。
一般にナイトゲームが悪いとされていますが、
実はデーゲームを行ってそれをTV中継する方が
電力ピーク時と重なってより深刻かもしれません。




3電力の使用状況グラフについて


東京電力が電力の1時間ごとの使用量を示すグラフを
公開するようになりました[→東京電力website]


西陣に住んでます-電力の使用状況グラフの凡例

西陣に住んでます-電力の使用状況グラフ


これを見ると多くの人が簡単に電力消費量を確認することができ、
節電するにあたっての一つの大きな目安になると思います。

注目すべきは、「本日のピーク時供給力」という形で
黒いラインが入れられるようになったことです(上の例では18:00)。


ピーク時には、このラインを絶対に超えないよう留意する必要があります。
また、どの時間帯でもこのラインまでは大丈夫と考えるのは極めて危険です。

グラフの下側に次のような重要な但し書きがあります。


ピーク時供給力とは、電力需要のピーク(最大電力)にあわせた供給力であり、火力、原子力等の固定的な供給力に加え、需給が逼迫した場合、素早く対応可能な揚水式発電が含まれています。
なお、需要が供給力を上回る緊急時には、更に揚水式発電を一時的な供給力として追加できる場合もありますが、発電可能な時間に限りがあるため、ピーク時供給力には含んでいません。


ピーク時供給力には揚水発電からの供給力も含まれている
ということは、裏を返せば、
ピーク時以外には揚水発電からの供給力を期待してはいけない
ということです。
揚水発電[先週記事] で紹介しましたように
利用できる時間数は短時間に限られています。

つまり、ピーク時以外に「本日のピーク時供給力」まで大丈夫だと思って
電気を使用するのは大変危険なことです。
あらかじめ策定された使用計画以外に揚水発電を緊急利用するようなことは
可能な限り防がなければならないことが強調されています。



4柏崎刈羽原子力発電所の安全対策の見直しの影響


[先週記事] をアップした翌日の3月20日、
新潟県知事柏崎市長刈羽村長が、連名で
柏崎刈羽原子力発電所の安全対策の見直し

東京電力社長に申し入れました。

この申し入れは、新潟県、柏崎市、刈羽村と東京電力がS58年に締結した
[柏崎刈羽原子力発電所周辺地域の安全確保に関する協定書]
という安全協定に基づくもので、異常時に適切な措置を要求できることが
条項に含まれているため、運転停止の要求には法的拘束力があります。

この動きによって、

今後の計画停電の動向に大きな影響を受けることが予想されています。

すなわち、この安全対策の見直しによる状況の推移によっては、
現在定期点検中の柏崎刈羽原子力発電所2,3,4号機
供給量330万kWの利用が期待できなくなること、
さらには、発電所全体の設備が生産する820万kWの電力の供給が
ストップしてしまうことも考えられ、

今年の夏の計画停電を回避できないどころか、

来年以降も計画停電が続いていく可能性も考えられます。


ここで、原子力発電所の安全性を科学的に議論するにあたっては、
ステイクホルダー(利害関係者)の合意形成を促進する
「セーフティーケース」という一つの概念を構築して
意思決定することが必要です。


この場合のステークホルダーは、主として


 地域(新潟県・柏崎市・刈羽村、地域住民、土地所有者)
 企業(東京電力経営者、従業員)
 顧客(東京電力サービスエリア内の電力消費者)
 (日本政府・日本国民)

ということになります。


具体的には、現時点の状況を深く分析してステークホルダー毎に
原子力発電所を操業することによる利益・不利益
原子力発電所を停止することによる利益・不利益
の大きさを定量的に整理することが重要です。

一般的には、ステークホルダー毎に
危険度(リスク=損害量×その損害が発生する確率)を計算し、
それをベースにセーフティーケースを構築して行く方法がとられます。

ただし、人間の生命など損害量として定量化が困難なものもあり、
議論が早期に解決しない場合には、
この夏の柏崎刈羽原子力発電所からの電力の供給を
諦めることも覚悟しなければなりません。


いずれにしても、この意思決定には、

人間の生命が関わることも予想されますので

時の感情にとらわれずに冷静に議論していただきたいと思います。




5電力エネルギーのセキュリティー強化策の提案


三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフエコノミストが
1都8県の対象地区が3時間の停電を4月末まで続けた場合、
5.4兆円、年間GDPの1.04%が失われるという試算を出しました。


これは、かなり深刻な金額といえます。


福島第一・第二原発と柏崎刈羽原発の操業再開が不透明な中、
新規の発電所を早急に建設しない限り、
計画停電は来年以降も継続して実施される可能性があります


そこで、私が提案したいのは、
東京電力の葛野川揚水発電所神流川揚水発電所
国の予算で計7台の発電機を早急に設置することです。


葛野川発電所と神流川発電所では、発電所用地下空洞の建設後、
電力需要が停滞したために、
当初予定していた台数の発電用ポンプ水車が設置されていません。
すでに地下空洞は完成している(神流川発電所の2台分を除く)ものの、
発電用機械のみが据えられていないという状況です。


具体的には、
葛野川発電所では40万kWのポンプ水車が4台設置可能なところ、
2台がまだ設置されてなく、
神流川発電所では47万kWのポンプ水車が6台設置可能なところ、
5台がまだ設置されていません。


つまり未設置のポンプ水車を設置することによって
40万kW×2+47万kW×5=315万kWの電力を創出することができます。

現在の1グループの計画停電が約500万kWということなので、
この315万kWはピーク対応としてかなり大きな値と言えるかと思います。


ここで、これらの発電機を設置するのにどのくらいの金額がかかるのか?
どのくらいの時間で設置できるのか?ということですが、
残念ながら私には、
ポンプ水車と発電電動機の価格工期について知識がありません。
ただし、重電機メーカーの東芝のプレスリリースによれば、
合衆国から受注した31.2万kWのポンプ水車と
発電電動機6セットの主要機器及び周辺装置の更新工事の受注金額が
約5億米ドル(約410億円)ということです。
また、すでに両発電所では同じタイプのポンプ水車が既に設置されているため
設計に関わる時間が大幅に節約できるものと推察されます。


そして、このオーダーの金額であれば、
一つの電力会社が利益追求のために導入することはできなくても、
日本政府が日本のエネルギーセキュリティーを高めるために

国家予算で東京電力に代わって発電機を導入するには
十分に可能な規模の金額であると思います。


そして、現在の状況のように東京電力がこの発電機を必要な事態になれば、
政府は建設コストとライフタイムを考えた相応の金額で
機器を東京電力にレンタルすればいいわけです。


日本政府は、石油LPGといった燃料エネルギーついては、
エネルギーセキュリティーの観点から
民間・国家備蓄トを行って所要の成果を得てますが、
緊急時の電力エネルギーを揚水発電施設の建設によって確保しておくことも
今回と同様の規模の地震が発生する確率が高い日本において
極めて重要なエネルギーセキュリティーの強化になると思います。
そして、このポンプ水車を設置するのは、まさに今のタイミングだと思います。




6サマータイムの議論


この夏にサマータイムを導入する意見について[先週記事] で書いたところ、
賛成の御意見とともに反対の御意見も多くいただきました。


こういった低減に対して賛否両論あるのは極めて健全な状態です。
もちろん、私は自分の案をゴリ押しすることはしませんし、
サマータイムだけですべてが解決するなどとも思ってもいません。
あくまでも、厳しい電力供給の実態に対して、
ピーク需要量の低減と全体需要量の低減を期待できる可能性のある
サマータイムを提案したまでで、
電力供給計画の一つのオプションとして
専門のアナリストに検討していただく思っていました。


幸運にも、その後の蓮舫節電啓発等担当大臣枝野官房長官の発言の中に
「サマータイム」や「フレックスタイム」というタームが出てくるようになり、
全国紙でもとりあげられるようになりました。

 →[蓮舫大臣会見]

あくまで予断を含まずに、その費用対効果を基に便益分析していただき、
採用の可否を科学的に判断していただきたいと思います。


なお、多くの方々にいただいているコメントにつきまして
そのほとんどは、きちんと節度を守っていただいていて、
ときにしっかりと突っ込んでいただいてもいます(笑)。
もちろん、コメントに対して私ぬき(笑)に御討論いただいてもいます。


ただ、御意見の一部には、
一部のインターネット掲示板サイトにありがちな
上から目線で必要以上にエモーショナルな表現を用いて
陰湿に他者の意見を否定したり、
理由を示さずに自分の意見を唐突に主張されるものがあります。
特に私が関わらない状況で互いに議論していただく際には
互いの立場を尊重し、節度を守って議論していただくことをお願いいたします。


過剰な心理的効果を狙った意見の提示は、
まったく無意味なことであると同時に、
一部の方々に論点とは異なる効果を与えたりします。

また冷静な視点に立てば、
逆にその方が主張する意見に不利益を生じさせることも考えられますので
厳に慎んでいただきたく思います。



関連記事


[東京電力の計画停電を考える]

[今こそサマータイム導入を!]

[東京電力の計画停電を考える-2]


具体的な試算はこちら

[今夏の電力需給を分析する 1]

[今夏の電力需給を分析する 2]

[今夏の電力需給を分析する 3]




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コメント

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43 ■オッチ。さんへ

現実に設備にかかわられている方からのコメントは大変ためになります。
ご教示どうもありがとうございます。
建屋が完成している場合には、
水車の設置工事は比較的短期間でできると聞きましたが、
そうでない場合には2年くらい必要なようですね。
おっしゃるとおり、貯水池の利用水深が決まっているので
設備増強によって発電時間が短くなるのは理解できます。
ただ、発電時間と容量のオプションを持っておくことは
運用の効率化につながると考えます。
なお、発電効率については、よく理解しています。
もちろん今回のような非常時の場合についても
30%の電力を失ってもピークを確保する方が重要であると思います。
ミドルロードの火力をベースロードのようにフル回転することによって
揚水用電源が140%確保され、100%の発電が可能になるはずです。

42 ■シャンティcocoさんへ

エアコンの消費電力がしばしば問題となりますが、
テレビの消費電力はエアコンの1/2~1/3です。
これはけっして小さな値ではないですよね。
エアコンが健康維持に対する重要設備であるのに対して
TVは健康維持には関係がないので優先順位は低いと思います。

41 ■HMSさんへ

まず規格852万kWの水力設備が確保できる最大電力量は
現実的に300~400万程度になるはずです。
揚水は4時間程度しか持たないため、
一般企業が生産活動を行う8時間のピークロードをカヴァーしなければならない
水力は稼働率を考えて半分以下に低減されてしまいます。
次にガスタービンは私が得た業界情報によれば、
現段階で10機程度確保できる話があるようです。
ただし、発電設備が完全に確保されて、これが変電&送電設備に接続されたとき
これが電力設備となるわけで、電力会社から正式な設置工程が
明かされない段階で導入を確実視することはできないと思います。
なお、最大電力を確保するための供給量は
少なくとも消費量の5%増は確保する必要があり、
これが確保された段階で初めて「余裕がない」といえるのではないかと思います。

40 ■HMSさんへ

まず、大前提として考えなければならないのは、
エネルギーセキュリティーを必要としているのは、東京電力ではなく国民です。
なので、それに対して投資しなければならないのは国民であり、
税金を投入するのは、むしろ自然の形です。
しかも地下発電所の大半のコストは
地下空洞、導水路、水圧管路、サージタンク、貯水池の建設コストであるため、
この投資は、むしろ東京電力にとって極めて厳しい条件であり、
国民にとっては極めて安い投資(多くてもダメージの1%未満)で
得ることができる好条件のセキュリティーということがいえます。
なお、10年以内に太陽光などの高額の再生可能エネルギーに転換するのは
事実上不可能だと思います。
原子力・石炭に比べて発電コストが10倍もかかり、
初期投資額が大きい電力を国民がすぐに選択するのは難しいでしょう。
仮に導入すれば、世帯当たり年間10万円以上払っている電気料金が
最低でも50万円になるはずです。
消費税5%あげても世帯当たり年間10万円程度の出費増であることを考えると、
この値は、すぐには到底受け入れることができないものです。
また、需要地分散型の高コスト電力を
大口電力が必要な産業界が直ちに受け入れるはずがなく、
仮に導入すれば、日本の産業界は完全に国際競争力を失うことになるでしょう。
また日本のベースロードになるようなバイオ燃料を確保するにあたっては
ほぼすべてを輸入に頼らなければならなくなると思います。
確保が困難であると同時に地球環境に対するインパクトが大きすぎます。

39 ■ハリーホソノさんへ

こちらこそはじめまして
連続してコメントしていただきありがとうございます。
確かに真夏の昼間の野球のデイゲームはそれ自体が過酷ですね。
以前夏の高校野球が開催中にたまたま甲子園の近くにいたので
甲子園に入ったところ、1回でギヴアップしてしまいました。
ここで、一般家庭の1世帯当たりの電力使用量を2[kW/世帯]、
1世帯当たりの平均人数を2.5[人/世帯]、
野球場の消費電力が10000[kW]、観客動員数が25000[人]
すべての観客が一家で球場を訪れていると仮定して試算すると、
野球場での世帯ごとの電力使用量は、
10000[kW]/(25000[人]/2.5[人/世帯])=1[kW/世帯]
となり、家庭の電力消費量の1/2という値が得られます。
問題は、「すべての観客が一家で球場を訪れている」という仮定です。

38 ■myoutousakaiさんへ

西陣にお住まいでしたか!
街並みに懐かしさを感じるとってもいいところですね。
さて、夏期の電力不足については深刻な問題です。
最近では何人かのアナリストが需要予測していますが、
これからは方策毎の消費予測が重要になってくると思います。
なんとか知恵を結集して乗り越えたいところですね。

37 ■のびちゃんへ

計画停電については、多くの方々が関心を持たれているようですね。
計画停電エリアで生活されている方々が
多くの困難に直面されていることを思うと
本当に言葉を失うとともに自分の無力感を強く感じます。
今、東京電力の主要なベース供給電力である原子力発電所の大半が停止し、
緊急に電力のベストミックスを模索する必要性が出てきました。
この事態は決して東京電力だけの問題ではなく、
国民の生命と財産と生活を守る組織である政府が先頭に立って
トラブルシューティングすべきものだと思います。
おっしゃるとおり、この問題は、
東日本と西日本を切り離すことなしに
日本人が共通して対処しなければならない問題かと思います。
経済がグローバル化する中、今回の震災の間接的なダメージは
日本はもとより世界にも広がっていますよね。
なお、私が独自に得た情報によれば、
神流川発電所の2号機の据え付け作業は現在進行中とのことです。
遠い将来は原発に頼らなくてもよい時代が来ると思いますが、
私たちが暮らしている今の時代は
いかにして将来の持続可能なエネルギーに移行していくが問われてますね。

36 ■二郎さんへ

増分を考えるとそうなんでしょうね。
5時間で3万5千「キロワット時」ですね。
今回示した値はあくまでも概算で、参考値にすぎません。
ただし、オーダーが異なるような値ではないかと思います。

35 ■えねごりさんへ

ものづくり国家の日本を支えられている生産事業者の方々にとって
計画停電というものはあまりにも惨い方策ですね。
私は、生産事業者の方こそ、今最も保護されるべきだと思っています。
震災後の部品不足は日本経済と世界経済に深刻な影響を与えていますし、
ご要望は、けっして乱暴な主張ではないと思います。
日本の電力会社が止むことなく提供していたハイパフォーマンスな電気は
世界を驚かす日本の精密機器の生産を支えていますよね。
何かしら、よい方法が見つかることを心から祈っていると同時に
心から応援しています。頑張ってください!

34 ■kurogomaruさんへ

まだきちんと計算していませんが、
観客動員数が一定数に達するという条件のもとですが、
おっしゃるとおり、一家で野球のナイトゲームに行った方が
一人当たりの電力消費量は少なくなるかもしれません。
映画館も同じような気がします。
いずれにしても計算してみなければわかりませんが(笑)

33 ■倫子さんへ

ありがとうございます。
インターネットが発達している昨今、
明らかなデマ情報が流れたり、
ネットに書いてあったからこう思うとか、
まったく条件が異なるデータをもとに
超エキスパートのような感じで
論理的でない主張をしたり、
まるでTVのコメンテーターみたいな(笑)
なんでも言ってしまえばいいような状況が
ネットの一部にはあるかと思います。
そんな中で、おっしゃるとおり
冷静に客観的に判断することが重要と痛感します。
常に物事には正負の二面があり、
最終的なゴールに対してどちらが有利かを
定量的に議論したいところです。

32 ■sachikoyさんへ

こちらこそお読みいただきありがとうございます。
TV中継につきましては、記事にも書きました通り、
「単純な増加分としては計算できない」と思います。
あくまでも目安として概算したまでです。
私が言いたいのは、
かなりの需要を生むことには間違いないということです。
テレビの消費電力につきましても諸説ありますが、
オーダーが異なることはないと思います。

31 ■kozさんへ

質問の意味がよくわからなくて恐縮ですが、
2~3時間前のデータをもとに5%程度の誤差で需給予測をするのは
そんなに難しいことではないと思います。
なぜなら電力会社の電力需要の予測には、電力消費量と気温予測を説明変数にした
高精度の多変量自己回帰時系列分析が採用されているはずだからです。
なお、犯罪防止については、私にはなんともいえません。
推論は、確かな統計的情報をベースとするか、
心理学的な考察などの科学的根拠がない限り、
残念ながら「あて推量」の域を脱しないと考えます。

30 ■dovさんへ

同一組織の中でのフレックスタイムは、
設備の使用時間を増加させるのでむしろ電力使用を非効率にします。
重要なのは、各組織ごとに労働時間をシフトして分散させることです。
なお、サマータイムは朝の電力消費量が減ることによって
その分の供給を後半に集中使用するものです。
また、午後3~5時に工業生産施設を終了させることにより
この時間帯の電力消費を冷房使用に集中させ、消費量を下げるものです。
私は無意味であるとは思えません。

29 ■ふむふむさんへ

おっしゃるとおりです。
今の季節のナイター中継はハザードを増大させます。
ところが(火力発電が順調に回復するという前提で)
夏になればむしろ昼の中継よりは夜の中継の方が有利です。

28 ■とある市民さんへ

「日本がとるべき未来へのヴィジョン」につきましては、
政治家の皆さんが今すぐにでも議論に入って
そのマスタープランを国民に提示すべきですよね。
今が変革の機会であることは疑いの余地もありません。
もちろん、政治以外にも多くの知恵を結集すべき時かと思います。

27 ■プリン♪さんへ

なぜ23区が計画停電地域から除外されているか、
東京電力はきちんと説明すべきと思います。
日本経済のみならずグローバル経済の拠点であり、
関東一円の多くの人の職場となっている23区を
停電させることは、被災者救済の原動力を
そぎとることにもなることを
バックデータを基に定量的に説明すれば、
多くの人は納得するのではと思います。
もちろん郊外の工場などの生産施設については、
十分な配慮をするよう
東京電力にはよりきめ細かい供給計画を
策定していただきたいところです。

26 ■よしをさんへ

電力需要低下で水車を設置しないのは
株主へのアカウンタビリティーが伴う株式会社の宿命ですが、
日本国でしたら設置することができますよね。
サマータイムは導入が困難な面もあるかと思いますが、
電力危機を克服する一つのオプションにはなるかと思います。

25 ■藤枝俊一郎さんへ

エルニーニョ→ラニーニャの影響を受けた可能性が高い
昨年のような暑さにはならなくても、
同程度である可能性は十分高いですよね。

24 ■ありがとうございます。

非常にわかり易くて的確な記事だと感じました。
facebookで紹介させていただきました。

http://www.facebook.com/katsushi.ishida

23 ■供給力

kazu様
ずっと疑問に思っていることがあるのですが、調べても判らなかったのでもしおわかりになったら教えてください。
東京電力のプレスリリースを見ると
地震翌日の3/12(土)の供給力が 3,500万kW、3/13(日)が3,700万kWあったのに対し
計画停電初日の 3/14(月)の供給力が 3,100万kW と一気に落ち込んでいます。
この理由はなんなのでしょうか?

22 ■揚水発電所の設備増強について。

当方電気設備関連の技術者です。揚水式発電所の設備増強はピーク時の対策には良いかもしれませんが、設置工事は短期間では出来ません。問題なのは揚水した水量しか発電する事は出来ないので、発電機を増やして最大発電量を2倍にしたとしても、発電時間は半分になってしまう事になります。揚水式発電所の効率は約70%なので、夜間に100万kwH分の電力を使って揚水しても、昼間発電する時には70万kwHの電力量しか発電できません。

21 ■無題

1600万世帯がTVを見ると、その電気量が
「原子力発電所1機分の発電量」とは!

TVって、さほど電気は食わない・・・と聞いてきましたが、違うんですね。

20 ■18さんに賛成

16のコメントも幼すぎ
再生可能新エネルギーなんて今大量導入できるわけないし
コストかかりすぎて製造業がどこもつぶれちまう
要は自分こそ事情通だと勘違いしてるトウシロ(笑)

それにしても葛野川と神流川を利用する案はいいとこついてるね。

19 ■賛成

>えねごりさん
週替わり、納得します。

酪農家の方々は、大変な苦労をされてます。
停電から冷やす時間を逆算して搾乳→毎日変わる停電時間→牛は体調崩して乳の出が悪くなる→福島の出荷停止の措置→廃棄処分→市場に出る量が減る→買い占めの、まさに悪循環。

計画停電を21区に反映する事も可能ですよ。電気代未払いで停止したり、落雷停電等ピンポイントで止めてるのですから。
大体、管さんの選挙区だからと、市議会議員が提案(ごり押し)して、武蔵野市は対象外になったとか。
停電をやらないのは、東電の役員や政治家が住んでるから、とも噂が立っています。

18 ■17のHMSさん

あんた全然わかってないね
電力会社はピークを8時間と見る
揚水は4時間しかもたないから定格が850万kWあったとしても
ピークにあてられる水力はせいぜい400万kWがいいとこ
それと夏までガスタービン36基なんてどこから調達するの?笑
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110328/dst11032806160003-n1.htm

17 ■今夏(7、8月)の電力供給能力の想定


現時点での最大発電可能能力原子力 492+火力 3150+水力 852=4494(a)
内訳:原子力:福島第一、第二は全部機能停止、刈羽は検査停止中の2~4号再起動せず(地元自治体の反発により)
火力:地震による被害が甚大と見られる福島県の広野2、4号(160)を除き、機能停止分再起動 計 555(b)
他地域からの応援受電 160(c)
コージェネ発電買取分 90(d)

今夏の最大発電可能能力 ※休止、検査による停止、水力の機能低下を考慮しない
(a)+(b)+(c)+(d) =5299

夏場の最大消費電力を6400として

6400-5299=1101

これを東電が発表した夏までにガスタービン発電所を新設するとして

1101/30(ガスタービン発電)=36基

 まだ他に 横須賀火力発電所の263万kW 6機 2系統 2010年4月から長期計画停止という遊休設備がありますので、「余裕が無い」は正しくとも「不足である」とは言えないと思います。

16 ■反対です

@日本政府が日本のエネルギーセキュリティーを高めるために

 それでは97年の金融危機で銀行に国民の税金を投入した件と何も変わりがありません(あれも大手20行は潰さないという国際公約に縛られたものです)。エネルギーセキュリティーを高めたいのならフランスDCN社のような海底原発でも造るか、ドイツのように補助金ばら撒いてパラダイムシフトするかのどちらかになります。

@建設コストとライフタイムを考えた相応の金額

 それを「事実上の個別補償」といいます。長銀同様に一時国有化のペナルティでも東電に付与しなければ到底認められるものではありません。まだ、「今回のことを教訓に、太陽、バイオなどクリーンエネルギーを世界の先頭に立って開発し、新たな日本の大きな柱にしていく」と発言した空き缶総理の方が再生可能な新エネルギーの活用を政策として念頭に置いている分だけマシだと思います。

15 ■ない知恵を絞ったつもりです

あいさつが遅れました。初めまして、ハリーです。
真夏の昼間にプロ野球のデイゲーム、は反対です。経験がありますが、観客も選手も記者もバテバテの汗だくだくで正気の沙汰じゃないです。とにかく速攻で夕方に家に戻りシャワーを浴び、短時間でも冷房をつけたくなります。これでは節電につながらないし、ぶっ倒れる人続出です。
夏の夜、照明灯をつけて、エアコンは無く、風に吹かれて、何万人かの人が一カ所で観戦って、ゴザ、いやむしろ電気のムダとも思えないのです。(Kazuさん、計算してみてくれませんか)

重複する内容で済みません。きょう初めてこのブログを見つけて、つい連続で投稿しました。

14 ■学生時代西陣に住んでいた男

素晴らしい内容のブログです。冷徹に科学的に事実に裏付けられた論理展開。読ませて頂いて感心するとともに着たる夏期の電力不足にどうすべきかと熟考させられました。せいぜい節電に努めたく、またその重要性を他人・人に広めたいと思います。有り難うございました。

13 ■無題

Kazuさんこんばんは
先回の計画停電のコメントのお返事(たくさんでしたね。お疲れ様です。) ありがとうございました。
携帯でコメントしているので、たどり着くまでの道すがらみなさんの熱い思いを知ると同時に素晴らしいエネルギーを感じることができました。勉強させていただきました。
今回の記事も、大変興味深く読まさせていただきました。日本の(世界のかもしれません)エネルギーの行く末を考える大事な帰路に立っているんだと感じます。
電気が、企業や私たちの暮しになくてはならないものになってしまった以上、一人ひとりが、考えを深めないといけないなと思います。西日本の人たちこそ、冷静に知恵を絞る役割があるのではないかと思えます。
Kazuさんのブログは、これからの電力をどうしていけばいいのか、わかりやすく可能性を示してくださっていてすごいと思います。
5項目目の水力は、可能なら、政府に検討してほしい!と思います。
命をかけて原発の最前線で作業をしてくださっている方々のことが毎日、頭から離れません。この先、原発にたよらずやって行く方法があるのか調べてみたい、知りたいと思います。Kazuさん、これからも色々教えてください。よろしくお願いします。
(*^_^*)

12 ■東京ドーム

新聞によればナイターのない日の消費電力は1万5千キロワットなのだそうで、とすれば5時間で3万5千キロワットを消費していると考えたほうがいいのではないでしょうか?

11 ■こんにちは

栃木、茨城に拠点を持つ大阪の事業者です。(※以下他の方と重複するような内容かもしれません)震災直後すぐに特に被災被害が大きかった栃木の拠点で復旧陣頭指揮を取ってた際に感じたこと、強く要望したいことは、停電時間は「日替わりではなくせめて週替わり」にしてほしいなというところです。無論、手前都合のみの乱暴な主張ではありますが。生産計画もへったくれもなく、業種によっては、或いは設備をお持ちの企業にすれば、たかだか三時間の話では済まないことではあるので、節電や停電には積極的に協力を惜しまないが、せめてやりくりしやすいようにしてほしいと願う意見についてはどうお考えですか?

10 ■そうか、

ナイターそのものより、テレビ中継に問題があるんですね。

暑くなって、計画停電で暗くてむしむしするお家の中に居るよりは、
野球場でナイター観戦した方が、
笑顔が増えるかも。

9 ■kazuさんの

記事を読ませていただくたびに、
物事を考えるには
いろいろな可能性や側面から
見ないといけないなあ・・・と、感じ入ります。
自分が正しい・正義だと思い込んでしまうと
視野も狭くなり他の意見が耳に入らなくなる
という事例を被災地以外のところでも
多く目にしました。
前例のない非常事態で、日本全体が
パニックになっていることを感じました。

いろいろな情報が流れますが
冷静に判断したいと思います。

8 ■プロ野球の件

分かりやすい解説をどうもありがとうございます。
テレビ中継による消費電力についてちょっと疑問なのですが、野球中継が行われない場合でも、他の番組を見るためにテレビが使われる可能性は高く、
単純な増加分としては計算できないと思うのですが、どうでしょうか。

また、テレビの消費電力平均値を300Wと見積もるのは、若干~最大2倍程度、多めになる気がします。(参考URLを貼りました)

7 ■計画停電

需要量が予測を下回った際にも計画停電を全部強行した場合、発電量をそれに合わせて下げるのは前後の時間を見て次の時間の分を調整するより(計画していた停電範囲から選択して停電を実施して需要量を判断するより)難しいと思いますがどうなんでしょう。失敗したらそれこそ計画停電の理由になる大規模停電の原因になって本末転倒ですが。

あと、事前にみなまではっきりしない方が犯罪防止になる説も流布してますが、確かなソースがないのでよくわかりませんが、ありうる気はしてしまいます。

6 ■サマータイム、そもそも無意味ではないか

夏場の電力消費のピークは冬場と違い昼なので1~2時間程度のサマータイムは無意味では?
フレックスで豪快にシフト勤務って言う話なら既に各社やってますし…

真夏の電力消費量
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/01/01090507/06.gif

5 ■無題

プロ野球とテレビ中継の話は、電力ピークが18-19時ぐらいになる今の時期と、ピークが13-16時あたりになる夏期では、どうすればベターかが異なるのではと。

4 ■今の所日本は…

現状維持で精一杯なのでしょうが、そのうち「日本がとるべき未来へのヴィジョン」についても、お話頂きたいと思います。

3 ■計画停電

今は節電しなくてはならない時期、理解はしてます。
私が一番思うのは計画停電をしてもらっても構わないのですが、地域差があること、これはとても困ります。
郊外には工場があり、生産体系が今まさに崩れています。23区内だけが会社があるわけではなく、それ以外にも会社はあるし・・・

みんなで少しずつ負担すれば・・・と思うのですよね。節電の意識ももっと高まると思うし。


一意見ですが・・・意見として書きます。

2 ■水力発電

電力需要低下で、水車を設置せずに放置されているところは、早急に設置したいですね
サマータイムはよいアイディアですが、実現にあたり、かなりの困難を伴いそうです。

1 ■無題

昨年のような猛暑になったらと思うとぞっとします。

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