2月6日土曜日。

久々のライブでございました。

風の音書店の新作を
首を長くして待っていて下さった方々が
大勢駆けつけてくださいました。



カラフル・モノクローム ~ 豊田照郊追悼水墨画作品展

アートプラザ1階 Aギャラリーは
窓のない静かな空間。

風の音書店には絶好の会場なのです。


風の音書店サポーターの皆様のみならず、
足立弓子ファンの皆様、
そして、豊田家にご縁のある方々や、
豊田照郊氏の水墨画に魅了された方々……

多様な人々がこのライブに興味を持ってくださり、
総勢80名ほどのお客様で
客席は埋まりました。


はじめに、
この展示会の主催者 KOUさんのごあいさつ。

そして、
花係 此の花さくやAkemi による
フラワーパフォーマンス。

Shin&Kodamaの演奏にのせて♪



からたちの枝にフラスコをセットして
そこに一輪ずつ天使のバラを。



それから、大ぶりなガラスベースに
次々と何かを生けてて行きます。








なんと
たわわに実った完熟レモンの大枝と
束にした 天使のバラのピンク色。

なんという絶妙なコンビネーションでしょう。

あけみちゃんは、
ご近所のお庭にレモンの木を見つけて
勇気を出して「その枝をください」と申し出て
もらってきたのだそうです。

快くレモンを下さった
持ち主の方に感謝!





いつもは ぱたんこ屋さん の衣装で揃える風の音メンバーですが、
今回はモノトーンで揃えようということになりました。

水墨画がモノトーンの世界であることや、
あけみちゃんが生けるお花の色を引き立たせるため、
また 智恵子抄の時、
弓子さんが赤い羽織を着ることなどを考慮して
そのようにいたしました。

わたくし(言葉係)は
亡き義母の形見の着物で仕立てたドレスを着用いたしました。

このドレスを着るのは約7年ぶりです。

今回、弓子さんとの共演は2作品。

一つは、
2011年に発表した作品。



そして、メインは「智恵子抄」

この作品は、
とにかく音楽が豪華なのです。


臨時店員M(夫まーさん)も登場し、
Mによる独唱、
ShinとMによる二重唱、
Shin Kodama Mによる三重唱……

ダウランドのリュート歌曲より3曲を選び、
それらをすべてShinが楽譜に書き起こしてくれました。

それぞれの曲に
「光太郎と智恵子の愛の生活」
「智恵子の狂気」
「智恵子の死とその後」
というテーマを与えました。

智恵子は、
心のよりどころだった故郷福島の実家を失い、
だんだんに精神を病んでいきます。

その智恵子の喪失感を
東日本大震災で故郷を失った人々の心情に重ねて表現したいと、
弓子さんは考えて、
「智恵子抄」を提案したのです。

わたくしは
その趣旨を踏み外さないよう
しかし できるだけ大胆に
作品を選び、音楽にのせました。


お客様からは 大好評でした♡

しかし、まだまだ改良の余地があり、
完璧ではありません。

おそらくこの作品は、
生き物のように色や形を変えながら
進化(深化)していくことでしょう。


風の音書店に、
あらたな可能性を与えてくれた弓子さんに
大感謝!!

次回は3月26日(土)
別府にて、
風の音書店with足立弓子「智恵子抄」
上演いたします。

それについては
次のブログでお知らせいたします。


さて、
お忙しい中、風の音書店ライブにお越しくださったみなさま、
ありがとうございました!



そして 豊田様のご家族には
準備、片付け、何から何まで
完璧にサポートしていただきました。

素晴らしい空間を提供していただき、
本当にありがとうございました!