「グーテンバーグ!ザ・ミュージカル」


オフブロードウェイ・ミュージカル作品が日本初上陸!

よって初演

たった4日間7公演の上演

その楽日の2公演を観てきた


【上演期間】2017年3月17日(金)~3月20日(月・祝)

【劇場】
新大久保・R´sアートコート

【演出】板垣恭一

【出演】
福井晶一(ダグ・サイモン  他10役くらい)

 原田優一(バド・ダベンポート  他10役くらい)



初めて降り立つ新大久保

そこはコリアンタウンと呼ばれる街

駅に降り立つだけで  何かイベントがあるの?というくらい人が行動するわけでもなく佇んでいる

駅から劇場までの道のりにも 目的を持たずにただ居るという雰囲気の人たちが  あらゆるところに居る

嗚呼  苦手だ  こういう雰囲気…って  

その雑多な感じと  様々入り交じる音と色合いと  

その気配の  活気なのか淀んでいるのか何でもありの不思議な混在
まさにカオス

こういう  粗い感じ  年齢を経る毎にどんどん苦手になる

ただ  嗅覚だけは雑多な中から  粗いのだけど確実に美味しい匂いを嗅ぎ付けた

ん?気になるな(笑)→これはのちほどに~と  劇場へ

この案内板に救われる














上演時間は105分間




ホワイエには  華やかな一角や




キャラクターの人気投票コーナーや




二人ミュージカルで20役を演じ分ける重要な小道具というのかしら
即  出演者といってもいいのかしら

帽子の数だけ人生がある

その帽子達が並ぶ






なんとこの帽子達

千秋楽公演では売りに出されてしまう
チャリティーとかではなく  ただただ売りにに出されてしまう

街もカオスなら  イベントもカオスだ

ソワレ公演後は  帽子1個千円で希望者に手渡されるというイベントがあった

福井さんと希望者がジャンケンして買った人が持ち帰るというもの
キャラクターの選択権はなし

私は傍観者へ(苦笑)

一度のジャンケンで決着

結果は悲喜こもごもかしら


座席表(167席)





~福井晶一  小劇場デビュー~


って  ホンとに小さい!

手を伸ばしたら届きそうな

熱弁&熱唱の原田さんの唾液が飛んできそうな(笑)距離だ


その小さな板の上に 「どうも~」ってお二人で自ら拍手をしながら出てこられたら  

あら?
今から漫才でも始まるのかしらん  てな感じで舞台は始まる

舞台は完全二人芝居(ミュージカル)

音楽はステージ上  下手に電子ピアノとピアニストが一人


主人公二人が台本と音楽を分担してグーテンベルク(グーテン バーグ)という実在の人物を題材にして行うミュージカル

ブロードウェイでの上演にこぎつけるためのバッカーズ・オーデイション

スポンサー集めのためのプレゼンテーションなので  なにせ資金不足
ゆえに登場人物は主人公二人で20役以上をこなす

キャストは分かりやすくするために帽子を被ることで奮闘する

ラストはハッピーエンド


入れ子構造のミュージカルで

劇中劇で「グーデンバーグ」というミュージカルが進行していくのだけれど

帽子を被らない主人公二人の  役柄:ダグとバドになった時がややこしい

時おり  素の福井晶一と原田優一も顔を出すからだ

その素と役柄への行き来が面白いとでもいうのかな

お笑いならぬ  喜劇



劇中劇の進行は幕や場で運ばれていく

ミュージカルとは  こうして出来ている

こうして作っていくという  説明やうんちくも語られながら
(これを語っているときはダグとバドなのよね)

チャームソングの説明なんか  まさにタイムリーだったなぁ

前日の『リトルマーメイド』でも感じていたディズニーミュージカルの  チャームソングの類似点!


喜劇だけれど  しっかりしたテーマもあって

現在でも地球上に8億人の文字が読めない人がいて その2/3が女性である

中世のドイツでは  ほとんどの人が文字が読めなかった

そして  文字が読めないゆえの悲劇もあるとか

夢見ることは誰かの役に立つかもしれないなど




劇中では20以上もの役を2人で演じられる

今演じているキャラクターが分かるように帽子で表示しているわけだけれど

シーンによっては
それぞれが被る主たるキャラクターに加え両手に2個ずつ帽子を持ってアンサンブルも演じたり

いちいち帽子を変えてはいられないので  次に登場するキャストの分まで重ねて5個も6個も被っていたり

コーラスラインよろしく一列に帽子を並べ宙吊りにしたり(パン食い競争みたいに)→両サイドの支柱持ちは観客二人を動員する参加型も取り入れ

劇中劇のカーテンコールでは床に一列に並べた帽子を順に被って喝采に応じるとか

まあ  様々な手法で帽子でもってキャラクターを演じ分けるのだけど

そこはブロードウェイミュージカルに数多くご出演のお二人だもの

帽子なんか無くったって  さすが  表情や声色や体現で持って十分にキャラクターを演じ分けておられる

だけど  そこはあえて帽子を使うことでのドタバタ喜劇感

福井さんや原田さんの  様々な表情や声や体現を堪能出来て楽しかった~

福井さん演じたキャラクターでは  

体現では主役の「グーテンパーグ」で  BBのガストンみたいなシーンが愉快で

声では「肉屋」の深い豊かな低音が素敵だったり

表情では「見習い修道士」が珍しいものを見るに至る

福井さんがされる女役は  いわゆる男が演じる女で  ちょっと気持ち悪い(笑)

だけど!

そう  だけどだ!

原田優一さんという俳優さんの役者魂と抜群のお笑いのセンス!!

それをもって演じられる女役「ヘルベティカ」

もう  心底グーテンバーグを愛する~女性~にしか見えなくて

文字は読めないけれど…
自慢できるのはボディだけ  だけど
欲しいのは愛…

何をやらかすか分からないほどに原田さんの演じる一途な彼女がキュートで愛しくて
だけど可笑しくて

ヘルベティカのラブソングなんかは  ずっと目が離せなかった

すっかり私のツボだった!!!

原田さん演出で福井さんご出演の『歌会』も未見だから 知らなかったのよねぇ
原田さんが  こんなにもお喋り堪能でユーモラスな方だということが

先日の福井さん1stアルバム記念コンサートにてゲスト出演された原田さんのパフォーマンスに良い意味でショックを受けた

あんなに綺麗で真っ直ぐなマリウス(レミゼ)を演じておられた方が
こんなに…

口から生まれてきたような人だなんて(笑)

そして!

キャラクター人気投票でもダントツ1位だった原田さん演じる「修道士」

見るからに悪人

心が歪むと表情や身体も歪むのね

声色も  なんだか鬼太郎の目玉親父みたいな声色で

私は楽日のマチソワ観劇だったので  客席では それまでにご覧になった観客の期待度オーラが尋常じゃなかったのが私にはある意味衝撃で

皆さん  うっぷんがたまってらっしゃるのかしらって(苦笑)

そんな汗だく熱演の原田さん

ソワレではマイクが汗で水没トラブル発生

そしてマイク修理の間  福井さんはステージ上で一人ぼっちになるという試練の時を迎える

一人トークショー

(いきなりふられる台本のないこういうものが苦手な福井さんには  まさに試練の時)

客席に観客でお出でになっていた阪元健児さんネタでLk福岡公演での盛り塩事件のお話



ミュージカル・コメディならまだしもブラックユーモアって苦手

例え  そこにリスペクトやオマージュといったものがあろうと
役柄に向けるものならまだしも  実在する個人へのものはねぇ

そんな意味でも  ここに  いちいちを書き留めるのはナンセンスだなと思う

劇場で観て笑って捨ててくるものなのかもしれない

あっ!
でも  痛快だったのは「水と油」「日比谷とあざみ野」のくだりや

原田さんが演じてみたい役としての「ラウル」

何故なら
「マリウス  クリス  と演じて  ラウルを演ればそれでミュージカル三大ダメ男を演じることになるから」

のあたりは さすがにうんうんって頷いて笑ってしまった



このお二人だから良かったのかもしれない

原田さんのお笑いのセンスと役者魂とに脱帽し心地よい感動!

福井さんの真面目で真っ直ぐなところは  それで良いし  だから良かったのだ

これ  チャキチャキの二人で演じたら嫌な気持ちも残るかも…

福井さんは 新しい引き出しを見せてくれたというよりも
開けさせてもらえたて良かったね!という感じ

そんなシーンに出会えて嬉しかったし何より楽しかった



そうそう

大切なところ

演出家は  なんと!ミュージカル『フランケンシュタイン』の板垣さん!!

そりゃ  良い舞台なはずだ!

しかし  板垣さん

『フランケンシュタイン』もだけれど この作品も

入れ子構造(劇中劇)を駆使して  作品への時系列や感情の距離を縮めてくれる

観客をスムーズに作品にいざなってくれる

日本以外で上演されているこの作品や原作を知らないので
元々の原作がそうなのだろうけれど
そいうものをチョイスし演出されるのが上手いというのか

そして迎えたこの度の日本初演!

再演で  またこの二人の  いや  この 20名の愛しき登場人物に会える日が既に楽しみだな!

撮影タイムでの様子



























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