自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND/渡辺 健介
¥1,680
Amazon.co.jp
「世間の常識に流されずに考え抜き、行動する力が身につく」
イエール大学卒→マッキンゼー→ハーバードMBA→デルタスタジオ起業の渡辺さんの2作目。
本文の構成が「物語+コラム」でとても読みやすい。
ピラミッドストラクチャーを始め、自分の頭で考えて答えを出す「インディペンデントマインド」わかり易く書いた内容。
中高生向けに書かれている本で、これ以上ないくらいに数字や事例が簡素化されている。しかし、内容はビジネスでも通用する、本質的な内容になっている。
しかも、物語の主役のピンキーは何処か応援したくなるキャラだったり、戦争についての考えさせられるシーンがあったり物語としても楽しめます。
いきなり急展開もあるけれども、全体として読みやすく、すぐに実践できる内容なので良本だと思います。
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代/ダニエル・ピンク
¥1,995
Amazon.co.jp
経済における四番目の波は『ハイコンセプト』の時代であると提唱するアメリカ人の訳本。
農耕社会
↓
産業社会
↓
ナレッジワーカー(知的労働
↓(情報)
次なる資源は『コンセプチュアルなもの』
・3Mの経営には『遊び心』のコンサルが入っている
・インドの『笑いクラブ』
・左脳から右脳の時代へ
(知的労働者、弁護士、医者→右脳を使う人種の活躍する時代:デザイナー、脚本家)
実際にアメリカのTOPスクールはデザインの分野でのスペシャリストを育成するために、デザインにおける新たな分野のmajorを新設している。
・MBA→MFAの時代へ(美術学修士)
・仏教と科学が目指す同じゴール
(最先端のscientistとダライラマの会談)
・米軍のリクルーティング戦略(TVゲーム開発)
・ストーリーテーリングの時代
アメリカ国家が国家プロジェクトに取り入れるほどストーリーテーリングがビジネスに取り入れられている。(実際情報商材のマーケティングではよく使われる)
などなど、自分にとっては目新しい内容が多く興味をもてた。
ナレッジワーカーの典型である大前研一がこの本を賞賛していることがとても面白いと思った。
第四の時代になるという提唱は本を売るための冠であるとしても、自分にとってクリエイティブな分野は興味の範囲の大半を占めるカテゴリでもあるので楽しめた。
イノベーションを起こすためにはそのための種を量産するクリエイティブな力が必要であると個人的には思っているので、その新たな技法であるとかマインドが学べたので有意義な本になりました。
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代/ダニエル・ピンク
¥1,995
Amazon.co.jp
¥1,995
Amazon.co.jp
経済における四番目の波は『ハイコンセプト』の時代であると提唱するアメリカ人の訳本。
農耕社会
↓
産業社会
↓
ナレッジワーカー(知的労働
↓(情報)
次なる資源は『コンセプチュアルなもの』
・3Mの経営には『遊び心』のコンサルが入っている
・インドの『笑いクラブ』
・左脳から右脳の時代へ
(知的労働者、弁護士、医者→右脳を使う人種の活躍する時代:デザイナー、脚本家)
実際にアメリカのTOPスクールはデザインの分野でのスペシャリストを育成するために、デザインにおける新たな分野のmajorを新設している。
・MBA→MFAの時代へ(美術学修士)
・仏教と科学が目指す同じゴール
(最先端のscientistとダライラマの会談)
・米軍のリクルーティング戦略(TVゲーム開発)
・ストーリーテーリングの時代
アメリカ国家が国家プロジェクトに取り入れるほどストーリーテーリングがビジネスに取り入れられている。(実際情報商材のマーケティングではよく使われる)
などなど、自分にとっては目新しい内容が多く興味をもてた。
ナレッジワーカーの典型である大前研一がこの本を賞賛していることがとても面白いと思った。
第四の時代になるという提唱は本を売るための冠であるとしても、自分にとってクリエイティブな分野は興味の範囲の大半を占めるカテゴリでもあるので楽しめた。
イノベーションを起こすためにはそのための種を量産するクリエイティブな力が必要であると個人的には思っているので、その新たな技法であるとかマインドが学べたので有意義な本になりました。
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代/ダニエル・ピンク
¥1,995
Amazon.co.jp
貧困のない世界を創る/ムハマド・ユヌス
¥2,100
Amazon.co.jp
-『貧困は博物館行きに』
今年1番の人に勧めたい本。
恥ずかしながらこの本で『グラミン銀行』を初めて知りました。
知らない人は読むべきです。
2006年ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス(バングラシッシュ人)のソーシャルビジネスについての考察がと分かりやすい。
貧困層の問題を解決するリソースとなる組織は1)NPO 2)政府(先進国とか) 3)世界銀行 4)会社 の4種の組織がマジョリティである。各組織はバイタルな欠点があり根本的に貧困問題を解決することが不可能であるとユヌスは言い切っている。
以下各組織の弱み
NPO - 資金がなくなった途端に活動がとまる。そのために優秀な人材がお金集めに翻弄しすぎて大事な現場での活動に注力できない。資金が寄付に依存しているのでそれ以下の規模でしか活動できない。
政府 - 官僚的で動きが極めて遅い。無駄が多い。
世界銀行 - 動きが遅い。莫大な資金を持つが大半を無駄に使っている。
企業 - 利益追求が使命であるがために、そのためのCSRでしか活動しない。 本業が傾いたら支援活動は即打ち切り。
それに対して『グラミン銀行』は『マイクロクレジット』を使ったソーシャル・ビジネスを展開し貧困問題を解決しようと設立された。 ソーシャル・ビジネスと普通のビジネスの違いは、ソーシャル・ビジネスが利益追求でなく、働く動機を求めるところだ。 (ソーシャルアントレプレナーと一緒)
マイクロ・クレジットは30ドルとかの小額の資金をBOPの最下層の人に、担保なしで貸付を行い、ビジネスをする意欲はあるが資金がない人にチャンスを与え、借りた人々はそのビジネスで元本を返済し、生活を豊かにしていくというモデルの金融システムだ。
ユヌスは、貧困層の人でも担保なしなのに返済率は100パーセント近いことを発見した。
今では1億人以上(!!!)がこのマイクロクレジットの恩恵を受けているといわれている。
ユヌスはソーシャル・ストック・マーケットと言う全く新しい市場を作ることを提案している。基本は株式市場と同じだけど、ソーシャル・ビジネスを上手く展開している会社が上場できてソーシャルビジネスの株式を売り買いできる市場。他にもソーシャル信託銀行、ソーシャルベンチャーキャピタルなど発想が柔軟で面白い。
特に自分は貧困問題の解決をしたい訳じゃないけど、貧困問題を解決するという一見不可能なことに対し真剣に取り組んでここまでの規模で影響を与えることが出来る偉業に衝撃を受けました。
なんかやってやろうという気持ちになります。
¥2,100
Amazon.co.jp
-『貧困は博物館行きに』
今年1番の人に勧めたい本。
恥ずかしながらこの本で『グラミン銀行』を初めて知りました。
知らない人は読むべきです。
2006年ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス(バングラシッシュ人)のソーシャルビジネスについての考察がと分かりやすい。
貧困層の問題を解決するリソースとなる組織は1)NPO 2)政府(先進国とか) 3)世界銀行 4)会社 の4種の組織がマジョリティである。各組織はバイタルな欠点があり根本的に貧困問題を解決することが不可能であるとユヌスは言い切っている。
以下各組織の弱み
NPO - 資金がなくなった途端に活動がとまる。そのために優秀な人材がお金集めに翻弄しすぎて大事な現場での活動に注力できない。資金が寄付に依存しているのでそれ以下の規模でしか活動できない。
政府 - 官僚的で動きが極めて遅い。無駄が多い。
世界銀行 - 動きが遅い。莫大な資金を持つが大半を無駄に使っている。
企業 - 利益追求が使命であるがために、そのためのCSRでしか活動しない。 本業が傾いたら支援活動は即打ち切り。
それに対して『グラミン銀行』は『マイクロクレジット』を使ったソーシャル・ビジネスを展開し貧困問題を解決しようと設立された。 ソーシャル・ビジネスと普通のビジネスの違いは、ソーシャル・ビジネスが利益追求でなく、働く動機を求めるところだ。 (ソーシャルアントレプレナーと一緒)
マイクロ・クレジットは30ドルとかの小額の資金をBOPの最下層の人に、担保なしで貸付を行い、ビジネスをする意欲はあるが資金がない人にチャンスを与え、借りた人々はそのビジネスで元本を返済し、生活を豊かにしていくというモデルの金融システムだ。
ユヌスは、貧困層の人でも担保なしなのに返済率は100パーセント近いことを発見した。
今では1億人以上(!!!)がこのマイクロクレジットの恩恵を受けているといわれている。
ユヌスはソーシャル・ストック・マーケットと言う全く新しい市場を作ることを提案している。基本は株式市場と同じだけど、ソーシャル・ビジネスを上手く展開している会社が上場できてソーシャルビジネスの株式を売り買いできる市場。他にもソーシャル信託銀行、ソーシャルベンチャーキャピタルなど発想が柔軟で面白い。
特に自分は貧困問題の解決をしたい訳じゃないけど、貧困問題を解決するという一見不可能なことに対し真剣に取り組んでここまでの規模で影響を与えることが出来る偉業に衝撃を受けました。
なんかやってやろうという気持ちになります。