「First Touch」
河野マリナがデビューから現在までの3年間で“初めて触れてきた世界”を詰め込みたい。
そんな想いを込めて名付けました。

この3年間は、中身が詰まっていたという意味ではアッという間で。
しかし、「やっと届けられる!」という意味ではやはり。長かった。という感覚です。


アルバム制作に全力で突き進む中、一つだけ心に決めていたことがあります。
それは、クリエイター様、ミュージシャン様、スタッフ様、関わってくださる方々お一人お一人と沢山お話をしよう。必ずエピソードを刻もう。ということです。

つまりは、写真のアルバムと同じように、手にしてくれたあなたに、愛と体温が伝わる音楽を綴りたかったのです。

制作の日々は本当に楽しく、優しい笑顔と烈しい情熱に溢れていました。


そんな制作を通して、わたしは「河野マリナ」はどういう存在なのか、やっと気付けたように想います。

これは、デビュー当時からずっと探し続けてきたものでした。

コミュニケーションのツールは歌。
特技、歌。
趣味は、歌。
好きなもの、歌。
悩みの種は、歌。
喜怒哀楽ぜんぶ、歌。

河野マリナの自己分析結果は、痛いくらいそれだけがいつも確かで。
そして、それ以外が曖昧で。
そんな隙間を埋めるように、わたしはいつも、格好をつけたり、模範回答を探して優等生ぶったり。

そんな風に不器用に臆病に、「河野マリナとは何者なのか??」問いかけ続けてきました。
(その問いかけ方も、また、歌うことしかできなくて。)


その答えが、今ここにあるのです。
「First Touch」
愛情たっぷりのドラマチックな一枚のアルバム。

河野マリナとは、みんなです。
関わってくださった、みなさんの愛の結晶です。

河野マリナのドラマは、あなたのドラマです。
関わってくださったみなさんのドラマです。

やっと誇れました。

物心がついたときから貫き続けてきたわたしの歌への愛が、磁石になって。
みんなとギュッと出会えた。
敬愛する方々とチームになれた。
音楽をひとつの素敵なカタチにできた。

これからもあらゆる笑顔や涙を引き寄せ背負いながら全力で歌に変えていく。
それが、きっと河野マリナ。

優等生でも劣等生でもない、河野マリナ。
わたしが感じたことを、わたしの言葉で、わたしの歌声でうたえるようになったよ。


それでは、みんなの元へ。
いってらっしゃい「First Touch」!