橋下徹の生い立観5ー・・・「勝利」したのか③
テーマ:我が輩時事ブログ/政治ある組織論では、
3割が優秀な社員、4割が普通、3割がダメ社員
だと言われ、
3割のダメ社員に辞めてもらうために早期退職等を募集すると
3割の優秀な社員が辞めてしまい、ダメ社員が残ることが多いと言われている。
大学という産業も斜陽産業である。
会議が多く何も決まらない、
研究する時間を削られ不得意な雑用ばかり増やされる、
まともな学術論文の一つもない有名人(たとえば池上明とか慶応の元通産官僚のアゴ・イサム等)を宣伝のため教授に採用する、
わけのわからない学部(だいたいカタカナ)をつくって学力の低いお客さんをとろうとする、
等は動かぬ証拠といえる。
ある学会(創価学会ではありません。学者の組織)の全国大会で権力的な教授が
「社会科学系や人文科学系の大学教員中、優秀なのは3割で、残りはダメ教員!」
と叫ぶと、1千人中、その大部分が
「そうだ! まったくそのとおりだ!!」
と千人すべてが頷くのが大学教員と言える。
その特徴は、常に、自分はダメな7割には含まれていないという自尊心である。
ところが山口は、優秀な学者である。
北大から動かないところを見ると、
「ひらめ判事」ならぬ「ひらめ学者」
(目が最高裁判事になりたい、と上ばかり見ている裁判官。
だいたい検察の求刑通り国家を尊重する判決をする。しかし、良い裁判官は実は下級審にいるようだ。
学者の場合、より著名な大学への転職を求める者)
でもなく、それ相応の哲学があるように思われる。
この強敵に対し、橋下は、孫子の兵法通り、
①有利と見せて敵=山口をTVに誘い出すことに成功した。
そして②悪口を通じて山口は激昂させ
③混乱させる、というよりは感情を害することに成功した、
という心証は我が輩は持った。
山口は客観的にいうと議論に負けたわけではない。
橋下の悪口攻撃に嫌悪感を抱き、
(なんでこんな奴と同じ土俵にのってしまったのか・・・)
と後悔した表情をした、と我が輩は観じた。
だが、しかし、問題は、TVを見ている何百万人の素人はどのように両者の対決につき
心証を持ったのか
につきる。
橋下の「勝利」の基準は、
「いかにして選挙民にアピールか!」
これにつきる。
他方、山口は、
「いかにして橋下が、理論的に、制度的に、法律的に、まちがっているのか!」
を明らかにせんとしたのだろう。
通常、TVを専門家は見ない。
インテリは基本的にはTVを軽蔑しているのだ。
ゆえに、山口による論理的、法制度的な論破を理解できる人々は、おそらくこのTV対決を見ていない。
彼らが目を通すのは、硬派な書籍=活字である。
山口自身も、得意の鋭い論説で橋下批判の論陣をはるだろう。
だが、硬派な書籍は、悲しいかなアピール度が弱く世論とはなりにくい。
対するTVは、アピール度が極めて高い。そもそも数が違うのだ。
選挙に投票する有権者は、おもしろおかしくこのTV対決を見ていたに相違ない。
彼ら彼女らは観じたに相違ない。
「むっつかしいことは、どうでもええねん。
わからへんわ。あの山口とかいうオッサンの言うことは、
要するにやなぁ。
橋下に投票すればなぁ、あてらが儲かりまっか、ということやねん」
(JTA大阪・神戸の諸君!この関西弁でいいんか?)
我が輩が審判なら、
「橋下の作戦勝ち!」
と叫ぶだろう。
なぜならば、橋下は、政治の素人の有権者受けを狙っているからである。
そうであるとするならば、そもそも山口に論理的に勝つ必要はない。
とにもかくにも、堂々とかっこよく、政治学界の重鎮・山口とケンカすればいいわけだ。
逆に、彼は自分自身が玄人受けする人間ではないことを知っている。
論より証拠。
政治や行政等の優れた一流学者で橋下を支持する者はいないはずだ。
むしろ反橋下の論陣を張っているか、
「まぁ、数年で飽きられるだろうから」
と学者のよくやる逃げの手口
「あんなんと同じ土俵にのると自分の価値が下がる」
と考え、静観する者がほとんどだろう。
だが、この層は、選挙の結果を左右するほどの数がいないので、
橋下が無視しても良い集団であるとも言えるのだ。
以下その6に続く




