傘がない

テーマ:

2016.6.24


天気予報は「曇り、宵の口から雨模様」、傘を持って出かけるか迷うところ。僕は折りたたみ傘が嫌いなので、傘を携行することにいつも逡巡がある。「大丈夫」と念じて失敗することもしばしばだ。この日は仕事で東京へ出かける予定であり、迷ったが決心して持参した。高価な傘ではないが、ディスポでもない、それなりに使いこなして愛着のあるものだった。果たして20時過ぎから強めの雨、小走りに濡れて帰る人々を横目に少し優越感を感じていた。


湯島のコンビニに立ち寄ったところ、店頭に傘立てがあり45本立てかけてある。普段ならそのまま持って店内に入るのだが、この日は自分もそれに倣って店内へ。数分後に店を出ると「傘がない」、いや正確には僕の傘がない。見知らぬ濡れ傘が1本あり、店内には客が一人・・・。


その後ホテルまで雨に濡れながら小走りしたことは言うまでもない。一息ついてから考えた。地域性なのか?自分の見込みが甘いのか?たまたま運が悪かったのか・・・?思いは尽きない。ただ自分自身意外だったのが、その刹那腹は立たず、悲しい気持ちが優先したこと。そのためか、憂鬱な気分感情をあまり引きずらなかったこと。これを到底成長とは呼べまいが・・・。




尾形 文智


岩手県 盛岡市 川久保病院

川久保病院ホームページ http://kawakubo-hos.jp/
さわやかクリニックホームページ
http://sawayaka-c.net/


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先日の父の日、今年就職した長男からプレゼントをもらった。最近控えめにしてはいるが、酒好きの親への心遣いからの選択であろう。近所のコンビニから買ってきたそのレジ袋にはウィスキーと炭酸水が入っていた。「ハイボールに」、という考えであったのだろう。小さい頃から朴訥で寡黙な子である、飾り気や演出などはない。



素直に嬉しいその刹那、上戸のこだわりと我儘が首をもたげてくる。「飲むならまずはビールから、しかも自分としては銘柄にも拘りあり」「この食事メニューに合わせると、日本酒なら〇〇、ワインなら辛口の白またはミディアムボディの赤」など…。更に「スコッチウィスキーなら竹鶴12年か山崎または白州1217年か」・・・など々。



上戸の親に似ず(幸い?)下戸だ。果たして彼の選択は、所謂「二級ウィスキー」。う~ん…自分なら「ない」チョイス。ちょっと間の逡巡。しかし、彼のこころ尽くしを受け止めることを優先し、呑助の拘りは封印。美味しくいただき、礼儀として()ボトル1本を飲み尽くしたことは言うまでもない。




尾形 文智


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医師資格証

テーマ:

2016.6.22

今日岩手県医師会へ出向いて「医師資格証」を受領してきた。日本医師会に発行申請をしてから発行の通知まで約1.5か月を要した。スカイブルーを基調としたデザインでセンスは悪くない。少なくとも「マイナンバーカード」よりずっと良い。


僕にはこれといった強い取得理由はなかったが、強いてあげるとすれば、普及の先頭に立って奮闘しているのが依然お世話になった石川広巳日医常任理事(広報担当)であることだろう。石川先生は言わずと知れた、全日本民医連全国理事の後千葉県医師会常任理事、そして日本医師会常任理事へ就任した稀有な経歴を持つ。北海道東北地協の体制ができた時の最初の地協担当副会長でもあった。


さてこの「資格証」、2014年に発行・運用が開始された。当初年会費は医師会員が¥5.000/年、非医師会員が¥10.000/年と高額であり、また使用用途があいまいでメリットも感じられなかったため普及しなかった。今年度から医師会員は最初の5年間の会費が無料、5年後の更新時に¥5.000と変更になった。また下記のごとく所持するメリットや意義も様々な媒体を通じて医師会員に流布され、徐々にではあるが広まってきているようだ。


その予定されている使途として以下が挙げられている。


①電子署名:コンピュータで紹介状、診断書、主治医意見書など、医師の署名・捺印が必要な文書を作成する場合に電子的な印鑑の機能として利用。電子署名することで、紙に印刷して署名捺印する必要がなくなる。


②通行証として利用;地域医療連携などでは、ネットワークを通じて本人の確認が必要になる、特にカルテや連携パス等の医療情報を閲覧する場合は、医師であることの確認が必要であり、その時に認証(通行証)を行うことになる。


③資格証として利用:券面に医師資格証と印字してあり、顔写真も貼付されている。提示することで医師であることを証明できる。


更に今年2月に日医はJAL(日本航空)と「JAL DOCTOR登録制度」を開始することを決定した。これはかいつまんで言うと、JAL便搭乗の際にJALホームページで事前登録をすると、機内で急病人が発生した時にドクターコールを実施することなしに客室乗務員が直接医師に対応を依頼することができる。また、ドクターコールに呼応する搭乗者が確実に医師であることが確認できない状況の中で、医療行為や機内装備の医薬品使用が行われているという現状を改善することができるという。 登録医師のインセンティブとして、日本航空は空港のラウンジへの入室資格を用意するそうだ。同様の取り組みはANAとの間でも進んでいるとのこと。



現在は産業医研修会や日医生涯学習等の参加確認、点数管理にも十分対応できない段階で、あり「持つ」メリットは少なく「自己満足」の側面が大半かもしれない。今後さらに普及して使い勝手の良いものになることに期待したい。




尾形 文智


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