本日、京橋トラストシティで「中央区長選挙公開討論会」が行われました。

現在、立候補を予定されている4名の候補予定者が参加し、政策や区政運営方針についての比較ができる貴重な機会。


様々な角度からの質問と、それに対する各候補予定者の回答要旨は以下の通りです。
(私が受け取ったニュアンスですので、一言一句ご確認したい方は動画をご覧ください。)



※4人の候補者は敬称を略し、名字だけとさせていただくことをご了承ください。


<テーマ1 住みやすい街について(子育て編)>

(高橋)女性の働き方を見極めて、支援体制の在り方を充実させる。
(田辺)安心して子供を預けられる認可保育園の充実や、若い世代向けの家賃補助が必要。
(矢田)職住近接を訴え18年間人口増。女性が家事・子育てから離れ活躍できる社会をつくる。
(今野)マンション開発にあわせて保育園をつくったり、病児保育施設を拡充させる。

●家庭で子育てをしている世帯に対する支援について
(田辺)さまざまな要求を集約していくことが大事
(矢田)柔軟な対応をして、すべてに応えていく
(今野)赤ちゃん天国の充実と、公園の整備に力を入れる
(高橋)ワークライフバランス支援センターなど相談体制の強化


<テーマ2 住みやすい街について(その他編)>

(田辺)高層住宅の建設を抑制しなければならない
(矢田)いのちと健康を守る
(今野)人口誘導から居住継続への政策転換が必要
(高橋)介護や保育に関わる人の生活の安定が重要

●区道の廃止を含む大規模再開発についての考え方(田辺候補より)
(矢田)良好な街づくりの観点から、区民にメリットがある場合に区道を廃止し再開発している。
(今野)地域ごとの街づくりのビジョンがある。区道廃止はケースバイケース。
(高橋)「地域の方がその街を育てていく」という視点が大事。


<テーマ3 オリンピック・パラリンピックについて>

(矢田)こどもたちの夢や希望をかなえたい。
(今野)公共交通・BRTの実現。都が示した晴海のモデルプランには納得していない。単に住宅だけでなく様々な施設を整備する必要がある。
(高橋)都市型ロープウェーを2020年までに作る。晴海には区民がスポーツを楽しめる施設を確保する。
(田辺)晴海に6000戸の住宅ができるというが高層棟2棟はいらない。公的住宅の整備を。

●中央区の子どもたちへ
(今野)子どもに何らかの形で関わってほしい。
(高橋)パラリンピック選手との関わりで、くじけない心を学んでほしい。
(田辺)選手や競技を直接みられる機会をたくさんつくる。
(矢田)国際感覚を育てる教育をしていきたい。


<テーマ4 首都直下地震への対応>

(今野)地域コミュニティの醸成に区が積極的にかかわっていく。
(高橋)地域の生活再建をすぐできるような防災対策の仕組みをつくる。
(田辺)木造住宅の耐震補強への補助強化と、超高層住宅建設の規制をする。
(矢田)地域防災力の工場のため、助成を充実させる。

●共助のためのコミュニティづくりについて(今野候補より)
(高橋)子どもの避難に関するルール作りなどが必要
(田辺)不安な心理を受け止め、積極的な対策を
(矢田)町会・自治会を中心とした防災区民組織の充実


<テーマ5 フリーディスカッション>

●東京湾花火大会の今後と観光政策について(高橋候補より)
(田辺)中央区だけでなく隣接区と協力してやっていくべき
(矢田)経済効果27億円、形を変えても継続していきたい。都と協力していく。
(今野)何らかの形で残すべき。「中央区」の名前を入れたい。

●高橋・今野の両候補は区長与党として長年活動してきたので立候補する大義がない。(田辺候補より)
(今野)与党とはいえ何でもかんでも賛成ではなく、その前にいろいろ調整している。
(高橋)時代の変わり目に、今までの区政を続けるのは若い世代に負担がかかる。
(矢田)多選批判は謙虚に受け止める。

●人口誘導政策について(今野候補より)
(高橋)「人集まらずして繁栄なし」は人口ではなく観光や商業の点で重要。区に経済産業部を。
(田辺)過密都市のまちづくりをこれからも進めていいのか。たちどまり考える必要がある。

●築地市場の移転について(田辺候補より)
(高橋)跡地については区のためになるものにするために若い人の知恵を集めたい。
(矢田)切り売りでなく一体的に。都と一体になり世界に誇れる名所にしていく。
(今野)豊洲はライバルではなく、築地新市場と共に繁栄させていきたい。