サマリンダ生誕341周年記念コンサート
1月23日にサマリンダに無事着きました。
その翌日、早速いつもお世話になっているNGOに挨拶と取材に行ったところ、
なんと!サマリンダの町ができてから生誕341周年のイベントでコンサートがあるという情報を得ました。
しかも、招待されているバンドが私のお気に入りのPerterpan(ピーターパン)ということで会場を覗いてみました。
道には大きな看板が出ていました。左がサマリンダ市長で右が副市長です。
会場は町の中心にあるGor Segiriという広い駐車場でした。これは午後4時ごろだと思いますが多くの見物客が来ていました。日本では考えられないことですが、リハーサルが普通に公開されていました。おかげで間近でpertet panを見ることができました。
ボーカルはAriel(アリウル)、ギターはUki(ウキ)、Lukman(ルックマン)、ドラムはReza(レザ)という4人組です。
実はミーハーなところがある私は間近で見ることができたのは嬉しかったですね!彼らの曲は日本人には合っていると思います。
こちらは夜の本番ですが、すごい人でした。ちなみにこのコンサートは無料開放でした。日本では考えられないことですが、開始は夜7時なのですが、その時点では人は少なく7時半ごろやっと会場が一杯になりました。そして8時スタート(1時間遅れ)。ところが、始まるとそのノリが凄まじく、コンクリートの駐車場がぐらぐら揺れるのです!震度2ぐらいはあったのではないでしょうか??観客が投げたペットボトルが上空を飛び交います。なるほど、バイクのヘルメットをかぶって参加する多数の観客がいることにうなずけます。本編が終わる前にくたくたになってうつろな目で退場していく観客が結構いました。ボーカルのArielのMCで「気絶していないか!財布と靴はあるか!」と呼びかけます。なるほど、実はこの混雑にまぎれたスリが多いのです。
このようになかなかスリリングな内容でしたが、面白かったです。
ちなみに彼らの曲はYou Tubeにアップされているので、興味ある方は下記のURLからどうぞ。新曲を2曲載せておきます。
Walau Habis Terang
http://jp.youtube.com/watch?v=ofEQ5zUtTd4
Kisah Cintaku
http://jp.youtube.com/watch?v=y_JASntJiNs
それでは、今から調査に行って来ます。
サマリンダの洪水
さて、ジュンパン郡での調査を終えて、私は11月28日にサマリンダに戻りました。これはその時のサマリンダの様子です。数日間激しい雨に見舞われたとのことで、道路には水が溢れていました。もうこのブログでも何度も紹介しましたが、とにかく頻繁に洪水が起きるのが、今の東カリマンタンなのです。
この2つの写真はルンブスワナという以前紹介したショッピングモールの前の道です。
今回紹介する映像はこの洪水を歩道橋の上から撮ったものです。道路が川のようです。
以上、駆け足で紹介してきましたが、動画はこれでしばらくお休みです。明日からまたインドネシアに向かうためで、サマリンダではダイヤルアップなので、今後はまた通常の写真と文でのブログに戻りたいと思います。なお、これまでは写真を多めにしてきましたが、逆にそれで更新回数が減ったりもしたので、今回の滞在では写真や話題が少なめでも、何かしら日々感じたことを書くなどして更新できたらと思っています。それでは行って来ます。
オイルパーム農園候補地
さて、前回はこの地域の名所を紹介しましたが、それだけですと遊びに来ているのかと言われてしまうので、今回は調査の話も少し。
この地域はオイルパーム農園が既に広がっているという話を以前書きましたが、これまでは企業の直営農園だけでした。地域住民がオイルパーム農園を作っていたわけではないのです。しかし、2007年から始まった「農園活性化プログラム」では、企業の管理下での地域住民によるオイルパーム農園の造成も推進されています。これはオイルパーム農園開発の経済的恩恵を地域住民も受けられるようにしようというものです。
そこで、今回それらの候補地を回ってきました。上の写真はそれぞれ地域住民によるオイルパーム農園の候補地です。今は雑木林であったり、焼畑であったりするところなのですが、許可が下りれば、企業の管理の下、地域住民によるオイルパーム農園が造営されることになります。この企業の管理というのが曲者で、企業への依存が増し、収穫物を安く買い叩かれてしまうなどの問題が他地域で報告されています。ここで、この問題を詳しく説明するとかなりの時間とスペースを使ってしまうので割愛しますが、今回の映像はそのオイルパーム農園候補地の様子です。