昨日は、岩手県の盛岡市に
講演に行ってきました。
(岩手医科大学で学生を相手にお話しさせて頂きました)

そして、今日
盛岡から移動し福島市へ


「原発事故被害者の救済を求める全国集会 in福島」
に出席しました。

“子ども・被災者支援法の幅広い適用と早期実施を”
“賠償の時効問題の抜本的な解決を”
(今、東電の原発事故により被害を受けた方が
東電に対して賠償請求をしないままでいると、
賠償を請求する権利が消失してしまうという民法上の問題も
クローズアップされています。
早ければ、来年の3月に請求権が消滅してしまう可能性が
あります)

というテーマで、
団体の代表者の方から、被災当事者の方まで、
様々な方が参加されました。


ここ最近「子ども被災者支援法」に関して、
急速に次々と事態が変わっていっていたこともあり、
今日は、
そもそも、「子ども被災者支援法」は、
基本方針をつくるにあたって何を求めていたのか、
そして、
今復興庁から発表された基本方針案は、
その本来求めていたものとは何が違うのか、
論点の整理がされました。

やはり、
「子ども被災者支援法」が求めていたものとは異なり、
今の案は、
そもそもの趣旨がほとんど
反映されていないものである、
と皆様一様に共通の見解を発表されました。


被災当時者の方々からは、
地域がこれ以上分断されてしまうのは、
耐えられない
といった声や、
子どもの健康がとにかく心配でたまらない、
といった声、
自主避難を選択すると国や自治体から冷遇されている
いった不満の声などがあがりました。



会の中で、ご挨拶の時間を頂きましたが、
薬害エイズの経験から、
やはりこの現状に見舞われるたびに、
「いのちが守られていない」
という気持ちが
強く心に湧きあがってきてしまいます。

地域を分断することなく、
しっかりと被災者の方々を守りたい。
そのための救済策をつくりたい。


予算が限られているところで、
地域を広くとってしまえば、
どうしても線引きしてしまうやり方になると
行政側は言いますが、
原発事故による放射線の影響は、
やはり、
何かが起こってしまってからでは遅い。
未然に防止しなければならないのです。


なるべく広い地域の方々を守りたい。


また、
幹事長・事務局長を務めている
「子ども被災者支援議員連盟」の方面でも
与党である自民党・公明党の議員の方々にも
議連に加入して頂き、
与党にも働きかけのできる
議連にしていきたいと思います。

医療・健康診断については特に、
「何か起こる前に」という
未然の防止が何より大事です。


自分自身の経験から、
「自分と同じような苦しみを二度と
子どもたちに味あわせたくない。」
と切に思います。

この法律を活かしていけるかどうかが、
今問われています

どうか、皆様の力を貸してください。

一緒にがんばりましょう