古いオルガン

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バーゼル在住、オルガニストのNさんが訪ねて来ました。
イェーテボリ近辺にあるオルガンを試しにです。
先ずは80キロほど北にあるモールランダに行きました。
スウェーデンで一番古いオルガン(1604年)です。
但しパイプは当時の物は残っていなくて、1715年のものです。

モールランダ1

こんなオルガンです。左にあるの大きな箱の中にふいごが隠されていて、ふいごを踏む人は奏者と箱の間に陣取ります。
弾いているのはオルガン・ビルダーの横田宗隆さん。
彼の話によると、このオルガンは始めはやはり西海岸にあるマシュトランド島の教会に収められていたんだそうです。それがこちらの教会に買い取られて、マシュトランドの教会にはいまだにスペースが空いているのだそうです。大学のオルガンセンター(GOART)の企画で、このオルガンのコピーを作り、元の場所に収めるという話があったのですが、牧師さんが頑なに拒否したために実現を諦めたんだそうです。西海岸の教会には時々こういう変わった牧師さんがいます。音楽を敵視してるような・・・
物凄く素晴らしいチャンスを逃したことになりますね。

モールランダーエンジェル

オルガンの外枠は1604年のものです。
このエンジェルの絵もオリジナルです。
しっかりした体格。丸い顔。膨らんだホッペ。
ついさっきまで百章仕事して、サッカーボールを追っかけまわしてたみたい。どこにもいそうな若者が可愛らしくて。私の大好きなエンジェルです。
ところでエンジェルって本来は男なんですね。やさしい女性(羽衣を持つ)と思ってしまいますけど、もっとむさくるしいです。意地悪する輩もいるみたい。

音を聞いてください。


なかなかいいでしょう。
さすが古いオルガンがプロフェッショナルのNさん。指捌きが大したものです。実にきっちりと弾きます。
古いオルガンという楽器は本当に一台一台個性があります。
そういうオルガンの前に座ると、本当に「ご対面」という感じです。
ぶっつけ本番。

この外にもいくつかYouTubeに出しました。
Morlanda 1
Morlanda 2

さて、次の日に街から1.5キロのところにあるオルガンの試し弾きに行きました。
1783年、ペール・ショルリーン製作です。
モーツアルト時代のオルガン。
上のオルガンと比べると、ずっとまるい音がします。


Nさん、いろいろなストップを試しています。
音の変化を楽しめました。

彼女が今勉強しているバーゼルはこの辺よりずっと歴史も文化も深い都市です。
ここまで来なくてもいいオルガンがあるんでしょう、と聞くと、そうではないんだそうです。
オルガンというのは値段の高い楽器ですから、教会や所在するコミュニティーが金持ちでないと設置できません。でも、その地方がそのまま金持ちでいると、新しいオルガンが欲しくなる。それで古いオルガンを始末して、新しいのを注文するから、古いのは残らない。スイスの場合は時計とレース編みで戦争もせず、金持ちのままだから、常に新しいのを注文できる。近年ではナショナリズムが激しくて、どうせ作るのなら自国の製作者で、ということで、同じようなものばかり。あまり面白い楽器がないのだそうです。
スウェーデンは17世紀が一番勢いがあったのですが、その後ポシャッちゃったから、当時のものを残して使わざるを得なかった。それで今でも残っているんですって。貧乏な国って得なこともあるんですね。





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プフラウメン・クーヘン

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ドイツにいたとき、秋になるといろいろな果物が町の市場に出てきました。8月は野菜も多く、楽しい季節でした。
スウェーデンでは滅多にお目にかかれないものに、西洋すもも、ツヴェチュゲ(Zwetchge) というのがあります。野生のプルーンみたいな感じで、そのまま食べるてもあまり美味しいものではありませんが、クーヘンにすると抜群な果物です。
今日、スーパーに行ったら、出てました。
やったー。
早速買って午後のコーヒータイムのためにクーヘンを作りました。。

プラムー1

ドイツではプフラウメン・クーヘンといって、オーブンの鉄板いっぱいに作ります。料理の本にはスモモ2キロとありました!イーストを使った生地に、半分にして種を取ったプラムを立ち上げるようにびっしりと並べて焼きます。

プラム・2

できました。

プラム・3


生クリームをたっぷりかけて。なつかしい。


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日本からのお客さんー2

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次のお客さんも日本からです。
ハモニカでジャズを吹くという面白い人。

矢次1

こちらは紹介者のベース奏者、森さん。

お昼を一緒にと、お蕎麦を持ってきてくださいました。自家製のつゆ。これがダントツにうまい!森さん、ありがとう。
私はてんぷら。そして西海岸のエビ。

矢次2

食事の後3人で演奏。
Yさんはトラベルソも吹きます。
肝心のハモニカは写真を取り忘れるぐらいうまかった!

矢次3

今日の楽器のコラージュです。





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日本からのお客さん-1

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このところ日本からのお客さんが続いています。

先ず、東京は立川で「ロバハウス」というルネサンス音楽の活動をしているM夫妻です。
ファンタジーに溢れるお宅で、主に子供中心の活動をしていらっしゃいます。
HPはこちら

ロバハウス

トトロとは1977年以来の再会です。
当時はトトロも中世・ルネサンス音楽に関してはかなりの活躍をしていたので、Mさんたちもその影響を受けているようです。
今回も意見の交換をするための訪問でした。
トトロも久しぶりにお会いして、考えるところがあったみたいでした。

最近のCDを頂きました。

ロバ2

ロバの音楽堂「森のオト」。
面白いCDです。
古楽器を使って、スザートやプレイフォードのダンス曲に自作の歌詞(日本語)をつけたり、作詞作曲すべて創作だったり。古楽器のどこかとぼけた柔らかい音で綴っていきます。
古楽という制限から飛び出して、新しい音の世界を作っています。
お勧めです。
トトロはアンサンブルの若い団員たちに聞かせてあげよう、と言っています。
あ、こういうこともできるんだ、と思ってくれれば嬉しいですね。

M夫妻はこの後、お嬢さんが留学しているパリに向かいました。
お嬢さんはバロックダンスを勉強しています。
DVD見せてもらったけど、きちんとしたステップできれいに踊っていました。
ベルサイユで観光用の舞台で踊るアルバイトをしているそうです。
若いっていいですね。