ノルウェーの首相

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オスロのテロ騒ぎから1週間ちょっとたちました。
ノルウェーの首相のこの惨事に対する処理の仕方をみんなが褒めています。

$北欧からコンニチワ-ストルテンベルイノルウェーの首相
地味でカリスマがない。人間味がなく冷たい。などの批判があって、テロの前はあまり人気がなかったんですが。

日本の大惨事いらい、もともと人気のなかった菅首相の人気ががた落ちしたこともあって、北欧の国を代表する人たちがどんな態度を取るんだろうと関心がありました。

先ず、事が起こって数時間後に、まだ事件の全貌がほとんど不明のいうちに、声明を出しました。
若者が多く亡くなったこと、オスロの爆発と同一人物が起こしたこと、犯人はノルウェー人だったこと、ぐらいしか分かっていませんでした。

声明(意見のような形だったと思う)では力強く、民主主義はこんなことではへこたれない、私達はもっと透明に、もっとオープンにならなければならない。自分は次の日にあの島に出かけて、若者達と話し合うはずだった。その人たちの多くはもういない。と言うようなことだったと思います。

自分達の主義を守ると力強く言ったこと、そして、亡くなった人たちに大変な同情を示したこと。理性と感情をとてもうまく調和させた意見だったことで、不安を感じていた人々に勇気を与えることができた、と褒められています。
アンケートでは80%以上が首相をいいと思うと言っています。

首相のこのような声明が即座に出てくるということは、彼が日ごろから信念を持って仕事をしていたためだからでしょう。首相の態度からは誠実さがにじみ出ていたと思います。

それと比べると・・・ ああ、やめよう、もう。

この1週間で政治の各党に入党する人の数hが増えているそうです。スウェーデンでも。
普通の人たちが結束しようとしています。
そして爆発の起こった街の中心にある大聖堂には物凄い人数が自然に、自発的に集まって超満員になり、蝋燭を灯したり、ただ黙って座っていたりしたそうです。

変なことを考える人は後を絶たないでしょうけど、人間も、政治も、社会もしっかりしているなあ、と思いました。


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友人を訪問しました

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昔、大学に勤めていた時に同僚だった友だちのK子さんを訪ねました。
今はルンドの近くに住んでいます。
$北欧からコンニチワ-菊子さん
真ん中でニコニコしてるのはK子さんじゃありません。編み物デザイナーのT子さん。
左側がK子さんとご主人のLさん。
白髪のご婦人は私の昔の上司。私はいつも先生と呼びます。
翻訳の達人で、最近出したCD「カレイドスコープ」の日本語訳はこの先生の作品です。
「Mahler Songs」の告別も彼女の訳。見事でしょう。
赤い服はMさん。今回は車を出してくれました。

K子さんは90年代に実習生としてイェーテボリ大学、日本語科に来ました。
私達は先生の下でいっしょに仕事をし、大変気が合って、以来仲良くさせてもらっています。
その後日本語科の学生だったLさんと結婚しました。ご主人は今はルンド大学日本語科の准教授です。
みんないろんな運命をたどって生きています。
久しぶりに会って、本当に楽しかったです。




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トトロの生まれ故郷、ダーラナ地方はスウェーデンの民謡の残っていることで有名です。
そして民族楽器の一つに牛の角笛があります。
北欧からコンニチワ-スヴェンとツィンク・1
左が牛の角笛。昔、牛飼い(女性が多い)が山の上で放牧していて、ふもとの村人と交信するために使ったものです。
右側のは、雄羊の角。故郷の知人が作ってくれたものです。
これはちょっと特殊。普通の牛飼いは吹きません。
角笛は短い楽器なので、かなり吹きにくいらしいですが、普段これ等の楽器に接していたので、難しいと思わないで吹いていました。
ストップ・テクニックを使うと音域をかなり広げることが出来ます。
というわけで、ツィンクを初めて手にした時も、直ぐ音が出たそうです。

北欧からコンニチワ-スヴェンとツィンク・3
これは日本で買ったほら貝。
京都のお店の前で、試しに吹いてみて、そのうち急にストップを使い、当時流行っていた小柳るみ子の「イカ釣り恋歌」とかいうのを吹き始めました。
「変な外人が小柳るみ子を吹いてるぞー」と叫んで人が集まってきて、お店は黒山の人だかりとなり、お店の人にいやがられました。
ほら貝で1オクターブ以上の音域の歌を吹いたもんだから、こんなこと出来るんだー、と皆びっくり。

(続)





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えだまめ

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友だちに教えてもらいました。スーパーで売り始めた日本食品。

$北欧からコンニチワ-えだまめ
先ずは枝豆です。れっきとしたスウェーデン製品。
EDAMAME ってちゃんと書いてある。NADESHIKO より普及するかも。

$北欧からコンニチワ-豆腐
次は豆腐。中華食品のお店で中国産を売っていましたが、最近はこういうのもあります。
ベルギーが本店らしいです。

こんなことで一喜一憂しているお目出度い海外生活者です。




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私がトトロことSven Berger と出合ったのは1975年の夏でした。
皆さんはまだ生まれてもなかったでしょう。あ、赤ちゃんだったかな。
当時私はドイツで呼吸・発声・リラクゼーションみたいのことを勉強していて、プライベートのその学校は夏休みに音楽のコースに校舎を貸し出していたのです。
日本以外に帰る所もないし、貧乏だったので学校に残っていたのですが、古楽器なら何でも音を出す変わった先生がいるよ、と聞いて、珍しい動物でも見るような野次馬根性で見にいきました。
で、なんとなく意気投合して、というわけです。
管楽器ならモダンでも古楽器でも吹いちゃうという人で、ツィンク(コルネット)は世界でも5指に入ると言われていました。もっともその頃ツィンクでまあまあ音が出る人は世界で10人ぐらいしかいなかったんじゃないでしょうか。
あ、ツィンクでジャズをやる人の中では世界一、というのは彼しかそんなことする人がいなかったから。
北欧からコンニチワ-スヴェンとツィンク・2
ツィンクとはこんな楽器です。

次の年、1976年の夏休みはスウェーデンとドイツを行ったり来たりして過ごしました。
トトロは秋にスペインのモンセラート修道院でモンテヴェルディーの「聖母マリアの夕べの祈り」の録音があり、練習と称していつもツィンクを持って歩いていました。
私はトトロと会う前に既にこの曲は大好きでした。
古楽器だとツィンク奏者が3人要ります。今はもう誰でも吹くけど、当時は第一、第二パートは物凄く難しいことになっていました。
私が車を運転して、彼は助手席でピョロピョロ吹いています。貧乏でカーラジオがないので、こういう人を横に置いてあるの、なんて冗談言いながら。
でも、待てど暮らせど、あの有名な素敵なパートを吹いてくれないのです。
「練習しないの?」と聞くと
「だって、まだ楽譜貰ってないもん」
「えっ、もう2週間で録音じゃないの!?」
「うん、でも最高音がどれだか知ってるからその音さえ確保しとけばいいんだ」
ふーん、だからさっきからジャズのインプロで高音に向って駆け上がってたのかあ、不思議な練習だなあ、と思っていました。

$北欧からコンニチワ-モンテヴェルディ
これがそのレコードです。35年前の録音だけど、CDにもなっています。
HMVでも売っています。

こういう録音というのは音楽家にとって我慢比べみたいなものらしいです。
モンセラートの修道院での録音で、少年合唱団の子ども達を優先。午後から修道院に入って、他の部分が終わるまでじっと待っている。教会の外には出してもらえず、夜中の2時ごろ、はい、じゃお願いします、と言われて一発でクリアーしないといけない。プロの音楽家って大変な仕事なんだなあと思いました。

(続く)