自慢の先輩N
テーマ:警察官のプライベート数多い自慢の先輩のうち、今日は同学年なのに先輩であるN先輩の話。
この先輩、私より拝命が半年早い。
それでも、一応は先輩。
通常、先輩であれば○○さんと呼ぶのが基本の世界だが、私が勤務していた警察署は署員が僅か200名程。新宿警察署なんかと比べると実に4分の1程度。なもんで、かしこまった呼び方ではなく体育会系のノリで上の人間を○○先輩と呼ぶのが伝統。
で、このN先輩は同学年だし放たつ空気が実に私と似ているためか、プライベートでは非常に仲良しこよし。
今後このN先輩は何度も登場するので、今回はどんな輩なのかだけちょっとだけ紹介します。
N先輩の部屋(一人部屋)は綺麗な時と汚い時の差が異常なまでに激しい。汚い時は正にブタ小屋だ。そんなブタ小屋の山の中に埋もれていた一枚のCD。それは今は亡き村下孝蔵の「初恋」
実に渋い男じゃないかN先輩。この時初めて私は村下孝蔵を知った。
彼のカラオケの十八番は「初恋」もそうだが、あの「軌跡の地球」だ。一人でMr.Childrenと桑田佳祐のモノマネをしながら直立不動で歌う。これがムカツクくらい上手い。これでオチたキャバクラのお姉ちゃんは私が知ってるだけで1、2、3…・・・ムカツクからやめとこう。他はシャ乱Qあたりだろうか。彼の歌う曲の8割はモノマネだ。私から言わせれば、芸能人にでもなってマイク業をこなした方がいいんじゃないかと思う。
かなりぶっ飛んだ妄想癖の持ち主でもある。
あたかも実在する本を読んだかのような読書感想分を書いて、金賞受賞。
題名
「人として」を読んで。
実生活と真逆なタイトルで金賞とは。この男、ただもんではない。人としてどうなんだ???(笑)
こんな事もあった。
一度も剣道の稽古もせずに署の大会に出た時がある。結果、1番強いと言われていた男(四段)から見事なまでの抜き胴で勝利。そのまんま優勝。
かと思えば、夜の街へ繰り出した時の事。
彼は毎度出かけ前には風呂に入り体を清めるのだがある時、妙に女性のフェロモン系の匂いが彼から漂ってくるので、
「先輩ずいぶんといい匂いしますね」
これに対し先輩は
「やっちまった~~」
どうやらいつも以上にリンスを塗りたくったはいいが、流し忘れてきたらしい。途中で気づけよ・・・
馬鹿と天才は紙一重、正にこの言葉がピッタリな男。
この先輩、私と同じ高卒での拝命だが、偏差値70オーバーの地元では有名な名門高校を卒業している。
警察官ってのはガンコで融通がきかない。
こんなイメージが少なからず国民には根付いていると思うけど、彼は真逆だ。
で、こういうタイプの警察官が国を支えていると思うと一見不安視されがちだが、実は違う。
N先輩のような警察官こそが今の警察社会にとって貴重な存在なのだ。
ある程度は臨機応変に対応しつつ、ポイントはしっかり押さえて事を成す。
言い換えれば、法律の元に雁字搦めに職務を全うするのではなく、本当の意味での社会秩序って何なんだろうという事を常に考え自己犠牲をも辞さず職責をこなしていくタイプ。
N先輩は現在、警視庁本部で歌うマイクから都民を守るマイクに持ち変え、日夜職務を全うしている。
彼の口癖は「人として・・・」
同じテーマの記事
- 警察官と酒(基本編) 04月06日
- 警察署の屋上事情 04月04日
- 最新の記事一覧 >>






