家庭菜園を応援する農業おやじのブログ~家庭菜園・園芸用野菜の種のことなら市川種苗店

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毎日暑い日が続きます。熱中症などにかからないよう水分補給と休息には十分ご注意を!

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秋の種まきシーズンも間近になってきました。店頭で、毎日繰り返される会話のなかにも、これ大切だぞ!と感じられる話題が結構潜んでいます。そんな中から、今日は「ほうれん草」について書いてみたいと思います。

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※年ですね、暑さにフラフラになりながら仕事を終え、ビールをキューとやると、もう何もしたくなくなります。ブロク更新するのもけっこう辛いですね。茨城旅行の疲れが残っているみたいでなかなか筆が進みません。
ほうれん草以外については、、以前のブログに詳しく書いたものがありました。良かったら読んでください。


◆ほうれん草の種は硬い甲羅に覆われている!しかし・・・
採れたてのほうれん草の種は石のような硬い種皮に覆われています。ゴーヤやオクラなどもそうですが、種皮が硬いほど、水を含むと弾力を持ち、硬い丈夫なゴム革みたいになります。内部から外へ膨れようとする力を押さえ込もうとします。そのために非常に芽が出にくくなるのです。 わざわざ芽が出にくくなっている理由は、①このハードルをクリアできるより強い力を持ったものだけをフルイにかけるため、②高温乾燥期など、芽が出てはいけないときに休眠して、厳しい環境に生き残るためだと思います。 必死で生き残るため進化の過程で自然に備わった仕組みなのです。

しかし、最近の品種はこの甲羅を剥ぎ取ったり(ネーキッド)、皮を薄くしたり(ブラッシング)したり、発芽を良くする薬品処理(プライマックス処理)を行っているものがほとんどです。そのままでは発芽しにくいので人工的に発芽しやすく処理してあるのです。

このような種子は栽培教科書に載っている、いわゆる「浸漬処理」をしてはいけません。そのまま普通に蒔くのが正攻法です。もし、昔ながらの前処理なしのほうれん草の種子を水に漬けた後冷蔵庫などを使っていわゆる「催芽処理」する場合には次の二つのポイントを押さえておかなければなりません。

ほうれん草の種皮は水に漬けると「アク」がでます。このアクは発芽抑制物質として働きます。昔から水に漬ける場合は小川など、流水に短時間漬けろと教わったものです。これは、この「アク」を洗い流すためと、貯めた水には酸素が少ないが、流水には酸素が多く含まれているからなのです。

また、いったん発芽しだすと水分が欠かせませんが、8月~9月上旬の猛暑下では、潅水したとしてもすぐ乾き、発芽しだした種子の細胞分裂が何度も停滞させられるために結局死んでしまいます。つまり、浸漬処理した種はそうでない種子より水分に強く依存します。発芽まではスプリンクラーを使ってでも乾燥させないようにしなければなりません。水に漬けないで蒔いた種は、水分がない間は休眠状態を保ち、十分な水分がある状態になると休眠から醒め、発芽することが出来ます。種まき後半月ぐらいして芽が出るときもあります。

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◆ほうれん草は初夏~盛夏が苦手なんです!

一般の「菜っ葉」のほとんどがアブラナ科です。(十字花科ともいいます。)アブラナ科は春に花が咲きます。低温の冬を感じると次は春が来るぞ!というわけで一斉に花を咲かせる準備を始めます。だから、アブラナ科の野菜は寒さのピークが来る1~2月までに十分に体を肥大完了させておかないといけません。アブラナ科野菜が(露地栽培では)10月以降に種まきできなくなる最大の理由がここにあります。

(※アブラナ科とは、小松菜、チンゲンサイ、ハクサイ、蕪、大根、キャベツ、ブロッコリー・・・など冬野菜の90%以上が含まれます。)

ところが、ほうれん草はアブラナ科ではありません。アカザ科です。花を咲かせる刺激は低温ではなく、日長が支配的に働きます。つまり、冬でも平気で太り続けるので、10月以降も種まきできるのです。凍りそうな温度下でも、栽培可能です。逆に、日長が短日から長日に変化するお彼岸以降は6月20日頃の夏至をピークに、ほうれん草がとても栽培しにくくなる時期になります。種を蒔いてもすぐ、トウが立ってしまうからです。また、ほうれん草は20℃位の涼しい温度が好きなのです。

このようなわけで、ほうれん草は涼しくなればなるほど栽培しやすくなるので、無理なはや蒔きは避けたほうが賢明なわけです。

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◆ほうれん草は石灰がタップリ必要です!しかし、それ以上に、堆肥など有機質が大切です。
ほうれん草は酸性が嫌いで、石灰をかなり必要とする野菜である・・・この事実は結構ご存知です。しかし、石灰や肥料をたくさんやっているのだけれど、ほうれん草が途中で黄色くなったり、上手く育たない,という声もよく耳にします。

大根はまず畑を選びません。しかし、ほうれん草は畑を選びます。特に痩せた畑ではまず上手く栽培できません。逆な言い方をすれば、ほうれん草がよくできる畑では、どんな野菜もよくできると太鼓判を押されたようなものです。石灰や肥料をいくら大量に投入しても、降雨などに耐え、長時間畑から流出しないように保てなければ、ほうれん草はなかなか良く育ちません。

結構、「大根はよくできるけど、ほうれん草はできない」という話しは、思い当たる方がかなりいらっしゃるのではないでしょうか?


CECとか言われたりしますが、保肥力をアップさせるには、上質な腐植、簡単に言えば醗酵の進んだ堆肥が最も有効です。ほうれん草がなかなかできないとおっしゃる方は、まず大量の牛糞堆肥など、有機質を思い切って投入してみてください。

目安は、3t/10aとして、坪当たり10Kg以上の牛糞堆肥を施肥してみてください。そのあとで、苦土石灰を坪当たり0.7~1Kg/10a位を施肥していただくと完璧です。後は化学肥料なり、有機肥料なり必要量を元肥として全量投入し、よく深耕し、畝を立てて播種してください。

※蛇足ですが、ほうれん草の移植はダメですよ。一般に直根がまっすぐ下に伸びるほうれん草みたいな野菜はチンゲンサイなどと違って移植しては上手く育ちません(チンゲンサイだって直播のほうがはるかに早く丈夫に育ちます!)。 必ず種を畑にじかに蒔き、間引きします。(本当に蛇足でスミマセン)


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