【イベントレポート】JIMAE HADA対談 vol.1〜肌潜在能力が目覚める入浴法〜 | KATARERU(カタレル)

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"生き方の秘訣は、肌が知っている" カタレルは快適美容ライフを応援するブランドです。

東京・渋谷の神南サロンで初めて開催されたJIMAE HADA対談。

JIMAE HADA対談についてはこちら

第1回目のテーマは
今日からはじめられる、肌潜在能力が目覚める入浴法』です。

進行役はプロダクトプランナーの高津晶さん。
メインコメンテーターには医師の石原新菜先生。
そしてゲストコメンテーターにお風呂博士の石川泰弘先生をお迎えしました。


お風呂の三大効果
ご自身も毎日20分かけて入浴するというお風呂博士の石川先生。
まずはお風呂の三大効果について語っていただきました。

1つ目は「浮力効果」。
入浴すると筋肉がゆるみ、脳への刺激を減らすことで、リラックスできます。

2つ目は「温熱効果」。
熱いお湯は交感神経が優位になりアクティブに、
ぬるめのお湯は副交感神経が優位になりリラックス。
血管が拡張し、血流を促進。
冬は40℃、夏は39℃をベースに1~2℃を自分で調節し、
自分のお湯の温度を決めるとよいそう。

そして3つ目は「水圧効果」。
湯船の中では水圧がかかるため、横隔膜の位置が上がり
心肺機能が高まり、血行を促進。

入浴のデメリットをあげると、
長くお湯につかると皮脂がとれて、肌が乾燥してしまうことだそう。

なお、体温が1℃下がると代謝が12%、免疫力が30%も下がるのだとか。
ご自身も毎日の入浴を欠かさないという石原先生も
「湯船に毎日つかる、一日一汗(いちにちいっかん)をおすすめします。
入浴は体温アップにもつながります。
平熱36.5℃以上をキープできるよう、運動も取り入れて、
身体をあたためることを意識してほしいですね」
とコメント。

美容、健康、ダイエットの観点から見ても
バスタイムを有効に使いたいという話が展開されました。




実はコワい「美人の湯」
普段の生活を離れ、リラックスできる環境に移ると、
心身の安息を感じることがあります。
それを転地効果といい
「1週間以内で行うといいですね。
食事なども含め、温泉をトータルで楽しんでほしい」
と石川先生。



老若男女問わず、温泉好きの人は多いと思いますが、
石川先生の見解では、
旅、温泉というワクワクした状態(交感神経が優位なまま)でいきなり温泉に入るのではなく、
まずは客室のお茶やお菓子で気分を落ち着かせること、
そして入浴は多くても3回まで。
温泉での朝風呂を好む人もいますが、実は起床直後は体温が低いので、
起き抜けの入浴は危険だそう。

さらに
「美人の湯や美肌の湯といわれている温泉には気をつけた方がいい」
と警告。
美人や美肌の湯と称される温泉の成分は弱アルカリ性。
入浴すると肌が柔らかくなったと感じる人がいますが、
実はアルカリ性の温泉で肌の成分が分解されているのだとか。

参加者のみなさんは普段なかなか聴けない温泉秘話に、
じっくりと耳を傾けていました。


月経前の入浴はおすすめ
スキンケアの多くは肌に与えるという意図で作られているけれど、
自前で血流や代謝などを良くするバスルームも美容に有効なのでは?
という高津さんに、石川先生は
「疲労も回復し、血の巡りが良くなるお風呂に入らない手はないですね」
と意見を述べました。

また、参加者の方から月経時の入浴について質問を受け、
「月経の前は体温が高い状態が続くので、眠れないことが多いはず。
そういう時ほどお風呂に入って体温を上げることで、
その後体温が下がるため眠りやすくなります。
月経時も入浴するのがベストですが、足湯をしたり手を温めるだけでも身体は温まります」
とアドバイスも。

参加者のみなさんはお風呂を起点に美容を考えるという新しい概念に、興味をそそられたようです。






今回の対談の様子は、映像コンテンツとしても後日配信予定です。
お楽しみに!