松山市はなみずき通り近くの漢方専門薬局・針灸院 春日漢方

体質に合った漢方薬・針灸治療 更年期障害・生理痛・頭痛・めまい・冷え性・のぼせ・不眠症・イライラ・気うつ、肩こり・腰痛・五十肩に穏やかな効き目

春日漢方 薬局・針灸院


松山の南、はなみずき通り近くの

漢方専門薬局・針灸院です。

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漢方専門の薬局・針灸院を開業して、

もう20年になります。その間に積んだ

知識と経験から、東洋医学ならではの

健康情報をおつたえしましょう。


松山市古川北3-13-22  TEL 089-957-0686


   メール takaisyunsuke@yahoo.co.jp



新年、明けましておめでとう ございます。


本年もどうか宜しくお願い致します。

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    アメリカ製 レコードクリーナー

 

 

 レコードプレーヤーがやっと稼働し始めたので、レコード盤をきれいにするクリーナーを通販で買いました。

 

 音楽好きのブログなどで、LPレコードのほこりや汚れをきれいに除けると、格段に音が良くなるということを何度か見かけました。その人たちは、電動式でレコードを回転させて洗浄液で洗って、洗浄液は掃除機のように吸引させてきれいにする、10万円くらいの機械を使っています。しかし私のレコードプレーヤーは中古で4万円なので、レコードクリーナーが10万もするのは論外です。

 

 しかし、以前はレコード盤にスプレーをかけて、ビロード生地のブラシで汚れを取っていましたが、それできれいにほこりが取れて、音が良くなったという気がしていませんでした。それで今度は、レコード盤を洗ってみようかと思いました。

 そう思ったのも、LP盤を久しぶりに聞いてみたら、パチパチノイズのひどいこと。これまで10数年、ノイズの無いCDに耳が慣れきっていたので、こんなにひどかったかと驚きでした。昔はLPのパチパチノイズも、こちらの耳がノイズを聞かないように、脳内でノイズリダクションして音楽を鑑賞していたのかと、ちょっと驚きの体験です。

 

 

 買ったのは、アメリカ製の「スピンクリーナー」というもの。箱を開けてみて、内容は知っていたとはいえ、こんな単純なものなの?という軽いショック。

 黄色いプラスチックの細長い箱に、ボトルに入った洗浄液をキャップ1杯入れて、蒸留水か水道水を1リットルくらいを入れて薄めます。

 箱の真ん中にブラシが向かい合って固定してあるので、そこにLP盤を挟み込むように入れて、手で盤を回します。気が済むまで回したら、取り出して白い布で洗浄液をふき取って乾かせば出来上がり。

 

 さて、この単純な道具、おいくらだと思いますか? まともな感覚だと4200円? 5千円を越えるとぼったくりでしょうね。 これが通販のa社で1万5千円です。

 これは予備のブラシ2本と、洗浄液のボトルのおまけ付きのお値段。それがなければ1万3千円。

 

 ネットでこの手の器具を捜していて、最初に見たのは「ナスペック」という高級オーディオ専門の輸入代理店のサイト。そこでは同じ商品が、なんと税込み3万円。そこから仕入た他の業者も2万8千円から安くて2万5千円で売っています。

 私は、たまたまアマゾンで「VIVES」という業者が扱っていたのを見つけて飛びつきました。

 

 要するにこんな変な物はめったに売れない。こんな変な物を買うのは変な奴に決まってる。だから輸入業者は好きな値段をつけて売っているのでしょう。たぶん、アメリカに行けばこれは5千円弱で売ってるんじゃないでしょうか。

 

 今晩にでも、時間ができたら、レコード盤を10枚くらいまとめて洗って、性能をチェックしてみます。

 

 似たような器具で、ドイツ製の「ノスティ」というメーカーのモノもあります。値段も同様。しかし、こちらは使った人のレヴューが、「たしかにレコード盤の汚れは取れますが、ブラシの細かい毛が盤にくっついて、レコード針で毛を集めることになります。」とあるので、こちらは却下。

 

 

 レコードプレーヤーが稼働していたころ、10数年前になるでしょうか。もう日本ではLPは生産されず、CDしか新譜は出なくなっても、私はかたくなにCDを拒んでLPを求めて、中古レコード店を回っていました。

 中学生のころから、30年近く、少ない資金を投じて後悔しないレコードを探し求めてきました。あの30㎝角のデザインに、こちらの感性が共振するようになってきたのか、ジャケットからは中身が何なのか分からなくても、睨んでいるうちに、それが名盤かどうか何となく分かるようになってきました。

 

 上の紫の地に大きな蓄音機のラッパの写真。このレコードの制作者の心意気がかんじられますが、しかし、『Early Viperr Jive 』が分からない。1927-1938とあるから古い時代のジャズだろうとは思いますが。

 これは初期のスキャット・ボーカルを集めた編集盤。高度な音楽性でおふざけを楽しむセンスが素晴らしい。また1930年代後半に、スイングジャズからモダンジャズの方には行かないで、ロックンロールに近いリズム感が出てきているのが面白い発見でした。

 

 

これは『 Emma 』と書いてあって、女の顔写真が真ん中にあるので、この人がEmma さんなんでしょうが、中身がいっこうに分からない。

 聞いてみると、要するにハワイアンでした。それもかなり古い録音のようです。私はふつうはハワイアンみたいな、疲れたあなたを癒してあげますよー、と向こうから言ってくる音楽は取り扱わないんですが、しかしEmma さんは声がとても開放的で、バックの音楽も何のてらいも仕掛けもなく、大らかで暖かい。ハワイアンはこれ1枚しか持たないので、Emma さんがどんな方だったのか分からずじまいです。

 

 

 これも『 Early Viper ~』と同じく、きれいな古い絵を大きくあしらったジャケットが素晴らしい。これはただ物ではないなと思いつつ、しかし、書いてある文字が少しも読めない。読めないはずです。フランス語でした。

 カタカナで書くと、クレマン・ジャヌカン 『ル・シャンテ・ドゥ・オアゾー』。クレマン・ジャヌカンはフランス、ルネッサンス時代の作曲家。シャンテは歌。オアゾーは鳥。鳥の歌、ということです。

 だからジャケットの絵も、さまざまな鳥が書いてあるわけです。1曲目に「鳥の歌」というタイトル・チューンが入っていて、歌の後半に色んな鳥の鳴きまねが出てきます。

 演奏は「クレマン・ジャヌカン・アンサンブル」。男性だけのコーラスグループ。リーダーのドミニク・ヴィスは裏声で女声の音域を歌うカウンターテナー。声の質が飛びぬけて明るく、かつ色っぽい。何年かするとどんどん人気が出てきて、日本にも何度か演奏に来るようになりました。

 男声だけの精妙なハーモニーで聞くと、古い時代の音楽なのにポップで自由な響きが楽しめます。500年も前の音楽だけど、この間に音楽がどれだけ進歩したのか、考えさせられます。

 

 こういう3枚から、レコード盤を洗って聞き直してみましょうかね。

 

 

 

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        中国のお茶

 

 ある患者さんから、友人のお土産にもらったからと、中国茶のセットをいただきました。

 

 

 

 漢方屋として、中国のお茶には興味がありました。

 40年くらい前から、中国物産展なんかで、中国のお茶を買って飲んだりしていましたが、本当にアレっと思ったのは、30数年前に新婚旅行で北京に行った時です。

 空港のお土産屋で、日本人のおっさんが、「ウーロン茶おくれ。」といったときに、後ろの棚にはびっしりと数百のお茶の箱や缶が並んでいるのに、店員が手に取って見せたのは、たった二種の缶でした。おっさんは少し怪訝な顔をしましたが、そのどっちかを買ったのでしょう。

 

 そこで分かったのは、中国茶=ウーロン茶ではない。たぶん、ウーロンは中国茶の数あるブランド中の一つに過ぎない。日本茶なら、例えば「八女茶」みたいな。

 その時は、わたしは「緑茶」と書いてある缶を買って帰りました。淡い黄色のお茶で、さっぱりと爽やかな飲み味でした。

 

ウィキペディアや伊藤園のサイトの解説によると、中国のお茶は、製法の違い=発酵のどあいによって、<緑茶ー白茶ー黄茶ー青茶ー紅茶ー黒茶>に分けられると。

 このお茶の発酵とは、酒やヨーグルトの発酵とは違い、生の茶葉に含まれる酸化酵素を働かせることで、火を加えれば酵素は分解して発酵は止まります。

 

1、緑茶=不発酵茶

 茶葉を摘んですぐに釡で炒って乾燥させたもの。代表的な銘柄は写真の上左の「龍井茶」

 中国ではお茶の8割近くはこの緑茶に加工されているらしい。

 2010年に中国にいったときもこの「龍井茶」を買いましたが、これが一番高くて、100gが   

1700円もしました。 特徴は「豆の香りがする」というのですが、穀物の香りが一番、高級   なんだというのが、中国人の感性なんですね。

 

2、白茶=弱発酵茶

 産毛の生えているようなごく若い茶の芽を集めて、浅く発酵させてから自然乾燥させたお 

茶。若い芽を集めて作るので、もっとも高価なお茶にになります。

 

3、黄茶

 軽度の発酵をさせたお茶

 

4、青茶=半発酵茶

 写真の上右。ウーロン茶に代表される、発酵部分の褐色と不発酵の緑が混ざって青く見えるから。大陸の福建省と台湾とで生産されます。凍頂烏龍茶、武威岩茶、鉄観音などの銘柄があります。

 

5、紅茶=発酵茶

 イギリスの紅茶文化の影響を受けて中国で発展したお茶。代表的には「キームン」。燻したような独特の香りの紅茶。

 

6、黒茶=後発酵茶 写真 下の左

 できあがった茶葉にコウジカビを発生させて発酵させて作るお茶。代表的な銘柄は「プーアール茶」。

これが伊藤園のサイトの説明ですが、ウィキペディアによると本来のプーアール茶は、生茶をそのまま数年間、発酵を進めさせたもの。それを短期間で作るために、1970年代から、加熱処理をしてコウジカビで発酵させるようになったと。

 

7、花茶  

 できた茶葉に花の香りをつけたもの。代表的には「茉莉花茶=ジャスミン茶」 写真下の右

 黒い茶葉のあいだに白い花弁が混じっています。

 沖縄ではこのジャスミン茶をよく飲んでいます。私も夏の蒸し暑い時期には気分がさっぱりするので飲んでいます。

 

 さて、漢方薬屋のサイトなのに中国茶の話をしてきたのは、日本では、お茶といえば、ほぼ緑茶に決まっています。上の中国茶の分類でも、緑茶。摘んだ茶葉を日本では蒸して発酵を止めて、揉んで乾燥させたもの。

 製品のランクは、玉露から番茶までいろいろありますが、製法は同じです。それ以外の別の製法のお茶は、「抹茶」があるくらいです。

 いまほうじ茶を調べてみましたが、緑茶が茶葉を蒸すのに対して、ほうじ茶は葉を強めに炒って作るので、緑茶の一種に入れるようです。

 日本人のお茶は、味も香りもほぼ一手。これがお茶の味、というものの幅が決まっています。それから外れたお茶というものは市場にありません。

 

 それが中国に行くと、製法で6、7種類に分けられるような色んな種類のお茶が作られています。中国の「緑茶」の風味は日本のお茶とかなり共通なので、さっぱりとした爽やかさは楽しめますが、それの高級品の「豆の香り」が良いのだとかは、日本人は考えないでしょう。

 いっぽう「プーアール茶」になると、あの味は、どう考えてもカビ臭いとしか思えなくて、これを美味しいと思う中国人の感性は分かりません。

 また「ウーロン茶」も渋みが強くなると日本人には向かないでしょうし、「キームン茶」の燻した香りも好まない人が多いでしょう。

 

 一つのチャという植物の葉の加工品が、中国ではさまざまな味のバリエーションをつけて楽しまれています。いっぽう日本では、お茶の味は一手に決まっている。

 

 こういう文化の指向性の違いが、日中の漢方医学にも反映されているのじゃないかということを感じています。日本の漢方は指向性が一手に、それも淡白なほうに偏っていないかと、考えないといけないでしょう。

 そんなことを考えるきっかけは、たとえば「人中白(じんちゅうはく)」という生薬があります。

昔の男子の小便器の周りに白っぽい物がこびり着いてきます。それを削り取ったものが「人中白」。いまの清潔なトイレには着きません。

 本草書でそれを見るたび、昔の人は変な物まで薬にしたんだなあ、というものだと思っていましたが、 漢方仲間が台湾の製薬メーカーの工場の見学にいったとき、倉庫に「人中白」の100kgの箱が積み上げてあったのを見たそうです。

 昔ばかりでなくて、いまも変な物を薬に使っているんだなあ、と感心したしだいです。

 

 

 こちらも中国茶の缶と一緒にもらったもの。「槐花(かいか)」=エンジュのつぼみは生薬として使われますが、生薬としてはえらくきれいに仕上げられていると思ったら、ウィキペディアの、茶葉を使わないお茶のなかに、「玖槐茶(まいかいちゃ)」というのがありました。

 

  容器のラベルには、「行気・解欝・和血・止痛」=気を巡らし、欝を散じ、血を和し、痛みを止める、と書いてあります。

 これを下さった方は近ごろ生理痛に悩んでいるので、このお茶を飲んでみられたらいいんじゃないかと思えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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    お正月 東京ツアー 後編

 

   1月3日

 

Image result for マイルス・デイビス 映画

 

 3日目は朝の10時から日比谷のシネシャンテで映画。

 夏前から、マイルス・デイビスの映画が日本でも、12月には公開されると聞いていて、東京で見られることを期待していました。しかし、この映画が公開されてるのは、この時点ではここ1館だけ。「マイルス・デイビス」の神通力はもう日本では失せたのでしょうか。

 

 映画の中身には触れませんが、私にとってはとっても面白い経験をさせてくれた映画です。「音楽」を「映画」にするのは難しい。それが「ジャズ」となるとさらに難しい。ジャズを演奏しているところを映せば、それはドキュメンタリーでしかありません。それをこの映画は、映画でジャズをやることに成功していると感じました。

 

 ボクシングの試合会場になだれこんで、客席で大乱闘の場面。激しくカメラを切り替えているうちに、リング上にジャズのコンボが上がって急速調のプレイ(マイルス・イン・トーキョーの Walkin あたり)をしている、あり得ない場面が素早く挟まれたり。

 ボクシングのプレイとジャズのプレイが、同じ感覚というのは、ジャズ好きには分かってもらえると思うのですが?

 

 また、最高のコカインを売人の部屋に買いに行って、金の足りない分を、売人の持っているマイルスのLPにサインしてやるところで、『イン・ザ・スカイ』『スケッチ・オブ・スペイン』『いつか王子様が』などにサインをしながら、マイルス自身が「どれも骨董品ばかりだ」とつぶやくところも良かった。

 

 最後、5年の沈黙ののち、復活なった架空のステージ。主役兼監督のダン・チーゲル演じるマイルスと、若手3人に、現実のウェイン・ショーターとハービー・ハンコックが登場。このお二方、ほんとうにお年を召されてました。そりゃ、私が中学のころ、45年前に中堅に差しかかっていたわけですから。でも、その演奏はピリッと輝いてました。

 

 さて、上のポスターを見ると、肝心のマイルスが面長で、似ていない。本物はもっとかっこいいぞ。

 この映画、ジャズファンには強くお勧めします。しかしそうでない方には、雑なよく分からない映画としか見えないかもしれません。

 

 

 

 夜は渋谷のNHKホールで、ニューイヤー・オペラコンサート。

 

 NHKの敷地の街路樹にイルミネーション。素人のカメラにも撮れるように明るさや色目がうまくしてあるのか、暗いのにうまく写っています。 

 いまどき、観光地ではギンギン・フルカラーのイルミネーションを競っているようですが、この程度でいいんじゃないでしょうか。これ以上やると夜の風情も台無しになります。

 

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 12月も半ばになって、妻がこのコンサートに行きたいといい出して、正規の予約サイトでは、B席ー5千円ばかり。チケットキャンプというサイトで、A席ー7000円が取れました。しかし行ってみると、2階の奥の壁から4っつ前。ステージは深い谷底のよう。 

 S席ー8500円は、10月半ばの売り出し直後に完売のようです。

 

 ホールに入って驚いたのは、2600の席が一つの空きもなくピッチリ埋まっていたこと。こんなに大勢の人がぎっちり集まっているところは、田舎ではありません。

 

 上のポスターに出ている歌手たちのなかで、いいなあ、と思ったのは、ウィーンのオペレッタを歌った若いテノール、西村 悟という人。歌っている本人の人格と、演じている登場人物の人格との間に差がない感じ。役柄の人、そのものが歌っているような不思議な感覚になりました。

 

 また古いバロック時代のスタイルでヘンデルのアリアを歌ったカウンターテナー(女の役を男が裏声で歌う)、藤木大地。裏声でささやくように歌って、よくこちらに響きます。

 こちらは女声の森 麻紀。同じ歌詞を4回繰り返すうちに、即興的に装飾音を加えていって、 ものすごく派手で複雑なメロディーに仕立てていったのは見事でした。

 

 じつは元日に中古CDを買うときに、オペラものに手を出すかどうか、かなり迷ってはいました。

 このコンサートを見てから、次の日に同じ新宿の店にいって、日本語字幕付きのオペラのDVDを3枚、買いました。 ウィーンのオペレッタ、『こうもり男爵』。 ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』。モーツアルトの『ドン・ジョバンニ』。どれもこのコンサートの中で歌われた曲を含みます。

 

 このコンサートは、教育テレビの生放送で中継されました。その再放送は、来週、14日の土曜日、午後3時から5時まであるので、興味のある方はどうぞ。

 

 

     1月4日

 

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 子供たちが勧めるこの映画を、朝から新宿に見にいきます。東京に住んでいる次男が、先に席の予約をせずにのこのこ行っても、東京じゃあ見られないかもよ、というので、松山を出る元日の朝、6時にネットで予約しておきました。

 

 映画会社の当初の見込みを大きく違えて、ほんの少しの映画館で始まった興行が、日を追うにつれて上映館を増やしていきました。松山でも大晦日から上映が始まっています。

 テアトル新宿でも、朝の9時半の回に、当日券の人が長蛇の列をなして、映画の始まるまでになんとか座席に収まりました。

 日ごろ、松山でマイナーな映画ばかり見ているので、自分たちの見る映画が、びっしり満席になるのは変な気がします。

 

 映画は、戦前に東洋最大の軍需工場があった、広島県の呉市のお話。

 

 ちょっとボーっとして不器用な女性の主人公が、少しでも人に迷惑をかけまい、少しでも人のためになりたいと懸命に戦時中の耐乏生活を続けてきたのに、玉音放送で戦争は終わり。

 主人公は、「最後の一人まで戦う、と言うとったんじゃ無かったんかねー」と号泣します。まあ、「責任者、出て来ーい!」というわけですね。

 

 しかし責任追及は日本とドイツでは、自国民によっては成されませんでした。

 砂糖や主食のコメはおろか、食塩にも事欠くような窮乏生活のなかでは、その日を生きていくことが重大事ですから。

 

 この映画を見て思ったのは、男たちにとっては8.15は「戦争の終り」でしたが、女たちにとっては8月15日の夜も、晩ご飯の算段をしなければならなかった。

 女たちは、原爆の落とされた日にも、何らかの食事を用意する必要があったし、それは3.11でも、9.11でも同じことでした。

 その日も、男と子ども達に何かを食わせないといけなかった、当たり前のことですが、そのことを深く考えさせられました。

 

 この映画も、8月15日では終わらず、懸命に普通の生活を立て直す努力が続いて、やっと明るさが見え始めた、その年の秋くらいをもって終わっています。

 

 私は「戦争映画」と「戦争」の映画、と分けて考えています。「戦争映画」は正義の主人公が凶悪な敵をバッタバッタとなぎ倒していく映画。敵は、ナチスドイツ、インディアン、テロリスト集団、あるいは日本鬼子とさまざまですが、主人公に決して弾が当たらないところは共通。

 それに対して「戦争」の映画は、戦争に関する何らかの「リアル」を伝えようとするものです。

 

 普通のちょっとボーっとした女性が、どのようにあの戦争を生き延びてきたかを描いた、ほんとうに優れた「戦争」の映画です。

 

 

 帰りの飛行機が、夜の7時。まだ間があるので、羽田までの途中にある、品川水族館に行きました。

 写真はイルカショーのワンシーン。ショーの始まる前から、イルカたちのウォーミングアップなのか、大きなプールをすごい速さで泳ぎ回り、ときどき高くジャンプします。

 ポンッと跳ね上がったところを写真に収めたいのですが、飛び出すタイミングが分からないので、変な写真ばかりが撮れてしまいます。

 何度もシャッターを押しているうちに、カメラの充電が切れて動かなくなりました。これでお正月東京ツアーの記録も終わりになりました。

 

 唯一、イルカのジャンプらしいところが撮れたのがこの1枚。

 

 やはり動物園や水族館は、小さなお子さん達のための施設です。大人だけで行っても、そうは盛り上がらないものです。

 

 家に帰れば、明日からまた仕事の毎日に戻ります。

 

 

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