松山市はなみずき通り近くの漢方専門薬局・針灸院 春日漢方

体質に合った漢方薬・針灸治療 更年期障害・生理痛・頭痛・めまい・冷え性・のぼせ・不眠症・イライラ・気うつ、肩こり・腰痛・五十肩に穏やかな効き目

春日漢方 薬局・針灸院


松山の南、はなみずき通り近くの

漢方専門薬局・針灸院です。

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漢方専門の薬局・針灸院を開業して、

もう20年になります。その間に積んだ

知識と経験から、東洋医学ならではの

健康情報をおつたえしましょう。


松山市古川北3-13-22  TEL 089-957-0686


   メール takaisyunsuke@yahoo.co.jp




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       2年ぶりのアマリリス

 

5月の半ばから、朝の散歩のときに近所の庭で派手に咲いているアマリリスを見かけるようになりました。

そういえば、うちにもアマリリスはあったけど、どうなっているのか、あまり気にしていませんでした。

 

というのも、他に日当たりのいい場所がなくて、取りあえずでトイレの前に植えておいたもの。

それが、気がついたら花を咲かせていました。

 

 

トイレの配管などが写りこんで、どうしてもいい写真が撮れません。

 

 

花びらのはしが縮れて、赤い斑点がついています。

これは、つぼみが着くころに水が不足したのか、病気にかかったのか、つぼみ自体が縮れていたので、ちゃんと開くか心配していましたが、取りあえず花は4個開きました。

 

 

パソコンやカメラのメモリーの中を見ても、アマリリスの写真は去年には無くて、おととしの6月に、同じような写真があります。

 

 

以下、3枚は去年の写真。こちらのほうがきれいに咲いています。

 

もとはといえば、10年近くまえになりますか、実家がプラスチックの鉢に入ったアマリリスの球根を、各色もらったことがありました。

どれでも好きな色をということでしたが、遠慮して地味なオフホワイトを選びました。

春になったら、鉢の底に水を入れておけば、花が咲くからということでした。

確かにその年は、水をやったらグングン芽を伸ばして、6月初めには大きな花をいくつか咲かせました。

 

 

鉢についていた説明書によれば、花が終わったら花茎は切って、

葉っぱはそのまま。

秋まで、適度に水を与えて、球根に栄養を蓄えさせておけば、また次の年にも、きれいな大輪の花が、ということでした。

 

しかし、それから毎年、葉っぱだけは盛んに伸びても、ついに花はつくことはありません。

やはり小さな鉢の中では無理なんだろうと、半ばあきらめつつ、トイレの前といういい加減な場所に下されて、そうなると、ほとんど存在も忘れられていましたが、一昨年、大きな花を咲かせていました。

 

 

また、2年間、忘れ去られて、今年になって、ひょっこり花をつけていました。

あちらのモノだから、乾燥には強いのでしょう。私は熱心に庭に水を撒いたりしません。

冬はほとんど水を撒かないし、春になっても、1週間も晴天が続かないと水をやりません。

毎日、水を撒いて雑草を育てるのもイヤだし、丈夫な花だけ、育てば良いといういい加減な考え。

その庭で、2年おきに花を咲かせるアマリリスでした。

 

今年は、肥料でもやってみるか?

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        白猪の滝の植物

 

 五月の半ばに、新緑の白猪の滝に行って、植物の写真をいくつか撮ってきました。

 

 

 松山市内から車で30分ほどで、冬には凍結するような滝が手軽に見られるのはありがたいことです。

 深山幽谷の風情があるので、平地では見られない植物が花を開いています。

 

 

駐車場から滝までは、距離は1キロほどですが、高低差が大きいので、還暦すぎの身体ではすぐに息が上がります。その急勾配の林道沿いにほぼ2メートル間隔で並んでいます。

この不思議な形の花を見れば、漢方屋さんならだいたいは分かります。

サトイモ科の植物に特徴的な、少し隠微な形のこの花を植物学では「仏炎苞」といいます。仏像の光背に見立てたのでしょう。

私は「花」とか言っていますが、植物学的には花を包む葉の変形したものです。

「仏炎苞」の中でにょっきり突き出でいるのも「めしべ」に見えますが、「付属体」というもの。本当の花は、付属体の下の方、筒のなかに小さな花がトウモロコシ状に並んでいます。

 

 

これはテンナンショウ属の「マムシグサ」ではないかと思います。

生薬、天南星はテンナンショウ属の塊茎を使います。

湿地に生える根っこなので、体内の余計な水分をさばく作用があります。

テンナンショウ属は、ネットで見ると、「テンナンショウ」の前に、シコク・コウチ・イシヅチ・ツルギ・オモゴ・ウワジマなどをつけた多くの種に分類されているようですが、四国内でもこれだけ分かれています。

別の記事では、テンナンショウの分類があまりに煩雑になっているので、もっと大まかな分類に換えているようです。

 

 

 

さいしょは、滝つぼそばのあづまやの屋根のうえに、ひとむら黄色い小花が咲いているのを見つけました。どこから飛んできたのか、あちこち見ていると、滝ツボの中のあちこちの岩の上に、同じ花が咲いていました。

ベンケイソウ科のヒメレンゲというのだそうです。ネットで「春・花・黄色」などで検索しても、黄色い花はいくらでもあるので分からず。「白猪の滝・春・花」で検索すると、地元の花好き、写真好きの方のブログに行き会って、この花も分かりました。

 

 

イワタバコ科の「イワタバコ」です。滝の側面の岸壁にも張り付いています。形がタバコの葉に似ているからでしょう。

また若い葉は、食べられることから、イワチシャの名もあります。

以前は、民間薬として「岩チシャ」という商品がありましたが、いまはどうなんでしょう。

 

白猪の滝の写真のブログによれば、イワタバコは夏になると紫色の見栄えのする花をつけるようです。

イワタバコを検索すると、山野草の通販サイトがいくつも出てくるのも、商品として流通しているようです。

8月になったら、写真を撮りに行ってみましょう。

 

 

これは以前から気づいていました。センリョウ科の「フタリシズカ」。近縁種に「ヒトリシズカ」というのもあります。

ヒトリシズカの栄養状態が良くなったら、花の茎を多く出して、フタリシズカ、サンニンシズカになるのか思っていましたが、ヒトリシズカは花茎は1本だけ。複数本を出すのが、フタリシズカということです。

うす暗い林の下草で、ひっそりと咲いているのを見つけたら、「一人静」などという名をつけられたのも、うなづけます。

 

 

 

これは帰り道で見つけました。テンナンショウ属には違いがありませんが、さきに見た「マムシグサ」ではないようです。

マムシグサは、上の写真のように、花の茎が葉っぱの上に出てきます。これは花の茎より上にまだ茎が伸びて葉が付いているので、マムシグサではないのは分かります。

では何なのかというのは、ネット上の写真を植物学の知識なしにいくら見ても分かりません。

 

ちなみに、写真のマムシグサは緑色ですが、この写真のように仏炎苞に濃い紫のラインが入るものも有るようです。

 

深山幽谷のすこし変わった植物に親しんだ1日でした。

 

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       嘔吐の治験 2例

 

 4月半ばの「なたね梅雨」というのでしょうか、周期的に雨の日がくり返されたころ、体調を崩して「吐いた」という方が何人か見えられました。もちろん以前から、来られている方たちで、うちがかかりつけのようになっている患者さんたちです。

 

   治験例 1    女性 35歳

 

    《経過》

 お子さんが4月から幼稚園に行きはじめて、親子とも初めての経験で、お母さんのほうが気を使って、疲れがたまってきました。

 

 

 連休前、昼過ぎから急に身体がだるくなって、寒気もしてきて横になっていたら、微熱も出てきたようです。
 その晩ご飯は、まだ変に食欲があって、あまり味がしないのに全部食べてしまった。
 案の定、夜中にみぞおちが痛くなって、どうにも気持ち悪くなって、食べたものを全部吐いた。食べてから4、5時間も経っているのに、まったく消化されずにそのまま出てきた。

 お嬢さんもご主人もまったく平気なので、お嬢さんが幼稚園からその手のウィルスを持ち込んだのではないようです。

 

 2日後に針灸治療に来られました。
 その時の状態は、かなり持ちなおしてはいました。微熱は夕べほぼ取れた。仕方がないので家事はこなしているが、身体はまだしんどい。
 お腹は空いて食べるが、ふだんの半分ほどで、すぐ満腹になる。
 便通は3日間ない。 小便はよく出ている。
 口は乾かない。 口の中に唾がわいてくる。
 手足や身体が少しひんやり冷たい。
 
 色白で痩せた方ですが、顔色は黄ばんでさえない。顔や身体が全体に小さく見えます。
 脈は細く弱く、沈んでいます。 舌は小さく湿っています。
 お腹もぜんたいに力が無く、みぞおちは軽く押さえても不快感あり。

 

 

     《診断》

 

 まず、吐いたのだから胃腸が弱っているには違いありません。その後の身体の調子がどうなっているか、考えないといけません。

 

 まず、冷えているのか、熱を持っているのか?
 手足や身体が冷たい。だから身体の表面は冷えている。
 口が乾かず、つばが湧いてくる。これは内部の胃も冷えています。
 
 面白いのが、「お腹は空いて、食べるとすぐ満腹」。この状態は昔の漢方書には、「飢而不能食」=飢えても食べられない、という状態が書かれています。 
 これは胃腸だけでなく、もっと奥の腎臓まで冷えて弱った状態で起こります。この時に無理に食べると、元に戻ってしまいます。

 

 便秘していますが、この便秘は胃腸の熱のためではなくて、嘔吐の余波で胃腸が調っていないせいです。これは、じきに普通のお通じになります。

 

 

     《治療》

 

  まずお臍の周りの4カ所に温めるお灸をして、お腹全体を温めます。

 次に手足の重要なツボに、針は刺さないで、針先をそっと触れるだけで、腎臓と胃腸の陽性のエネルギーを補うようにします。
 これで、脈が丸みをもった形がしっかり出てきました。

 

 つぎに背中の五臓のエネルギーを補うツボに、ごくごく浅く針を刺して、15分置きます。
 仕上げに、背中から肩のあたりに、停滞した熱気を発散させるように温めるお灸をしました。

 これで患者さんは、だいぶ身体がしっかりした感じ。お昼ご飯も食べたくなったと言われます。
 
 お腹が元気になる漢方薬と言われるので、「人参湯」の粉を7日分、お渡ししました。お腹が冷えて弱ったときの、腹痛・嘔吐・下痢によく効きます。
 主薬は「朝鮮人参」。胃腸の血を増やして元気をつけるのに、もっとも強く働きます。
 そこに蒸し焼きにした生姜=乾姜などを加えて、胃腸を温めます。


 昔は、この処方を携帯に便利な丸薬にして、旅先などでも緊急の食あたりなどに対処していました。

 次の週に針灸治療に来られたときに、3日分飲んだら、すっかり調子がもどったので、薬は名前を書いて置いてある、とのことでした。

 

 

     治験例 2   40歳 女性

 

      《経過》

 

 この方も、もとから胃の弱い方でしたが、何かの病気で抗生物質を続けて飲むことになりました。
 私はそのお話を聞いて、無理じゃないかと思いました。

 

 やはり2日間、飲むと胃にもたれて、それでも無理に続けると、5日目にひどい頭痛がしてきて、ムカムカして何度か吐きました。最後は何も食べてないので、苦い胃液が出ました。

 

 次の日の夕方、うちに来られました。

 昨日の夜に吐くのは収まったけど、胸のムカムカは残っている。それより頭痛がひどい。左の首筋から後頭部に突き上げるように痛い。

 

 2日間、何も食べなかったけど、今日のお昼はおにぎりを1個食べられた。
 頭が痛くて、あまり眠れていない。
 水は飲まないけど、口や唇が乾く感じ。
 大便はふつうにある。小便もふつう。

 顔色は少し赤みがある。とくに唇が赤い。本人も少しのぼせ気味だと。


 脈を診るのに手を取ると、ふだんは冷え性で手足が冷たいのに、手だけポッと温い。
 脈は細くて弱いのに、渋帯している。
 舌は湿っているが、赤みもある。

 

 

     《診断・治療》

 

 何度も吐いた、食べられない、というところから、胃腸が冷えて弱っているのは間違いありません。しかし、単純に冷えているだけではないところが見られます。

 まず、顔や唇や舌の赤味、本人の逆上せ感や、口や唇の渇き、手のひらの熱感など。

 また胃腸などが冷え切ってしまうと、陽性のエネルギーが尽きてぐったりして、眠たくなるものです。それなのに、吐いて疲れているのに眠れななかった。

 これを漢方的な見立てでは、胃が冷えて弱ったために、胃の中の陽気が胸から上に追い出された状態だと考えます。
 陽気が追い出されるときに何度も吐いたのでしょう。

 そしてこの胃の陽気の逆上こそが、激しい頭痛を起こしている張本人です。

 

 しかし、顔や頭に熱感があったとしても、それはじっさいに「熱」が停滞しているわけではありません。あくまで正常に「陽気」が循環できずに、逆上して起こった「仮の熱」です。

 じっさいの「熱」の停滞なら、苦味の「黄連」「梔子」で冷やすか、辛味の「石膏」で発散するなどの治療法になります。


 陽気の逆上だけの「仮の熱」には、胃を温めて陽気の逆上を胃に引き戻す「呉茱萸(ごしゅゆ)」という薬が必要です。

 

 「呉茱萸」を主薬にしたその名も『呉茱萸湯』という処方があります。「呉茱萸」のほかに、胃を温める「生姜」、胃に血を増やして元気にする「朝鮮人参」と「大棗」=なつめ、の4種の生薬でできています。

 

 「呉茱萸」はミカン科の5ミリ大の小さな実で、強烈な辛味とユズ・山椒・セロリをミックスしたようなエグい臭いがします。生薬の中でいちばん飲み難い味じゃないでしょうか。

 

 また「生姜」はほとんどの処方は、乾燥させたショウガを代用品で使います。しかし『呉茱萸湯』の場合にはスーパーで売ってるヒネ生姜を、6グラム=10円玉大の大きさ・厚みで6枚分を刻み入れます。なまの生姜のほうが乾燥品よりはるかに効きますし、呉茱萸の不味さが少しは薄まります。

 

 

 この方は、以前もひどい頭痛のときに『呉茱萸湯』を飲んでいるので、その味は分かっています。


 3日分を持って帰って、1日分を煎じて、1回飲んだら、逆上せが下がって全身がほぐれました。ムカムカも軽くなりました。
 後頭部に突き上げていた頭痛が、我慢できる範囲になりました。お腹も空いた気がします。

 寝る前にもう1回飲んで、頭痛がかなり収まってよく眠れました。
 翌朝には、体調はほとんど良くなっていて、そうなると『呉茱萸湯』の味は堪らなく苦痛に感じます。

 

 そこでお電話があって、もうあらかた治ったから、もっと飲みやすい薬はないかと。それなら残りの煎じ薬は湿気が来ないように冷蔵庫に保管して、いざという時のために置いといて。代わりに粉の『呉茱萸湯』をあげるから、取りに来てください、となりました。

 

       【まとめにかえて】
   

 ここでは胃が冷えて弱った場合の嘔吐の症例を検討しました。

 それ以外によく起こる嘔吐の状態は、胃に余計な水分が停滞した場合があります。


 お子さんはよく嘔吐を起こしますが、この水分が余ってという場合が多いと思います。その時には、小便の出る量が少なくなっています。おむつをしてると分かりやすいのですが、気をつけて観察してると分かります。
 また、胃腸に水が多いのだから、下痢や軟便になりがちです。

 

 胃に水分が余っている場合に、そこに熱を伴うものと、冷えているものとの2通りの場合を区別しないといけません。
 
 胃に熱がある場合は、ひどく口が渇いてどんどん水を飲みたがります。そして飲んでは吐く、ということを繰り返します。


 胃が冷えている場合は、水を飲みません。たとえ水を欲しがっても、少し口をつけるだけで、ごくごく飲んだりはしません。あるいは冷水をいやがって温かいお茶を欲しがります。ここの区別はとても重要です。

 

 水の停滞+熱の治療薬は『五苓散(ごれいさん)』。
 水+冷えの治療薬は『茯苓甘草湯(ぶくりょうかんぞうとう)』

 

 どちらも主薬は「茯苓」という生薬で、胃腸の水を利尿します。
 『五苓散』 はある程度、有名な処方で、メーカーの粉薬もありますが、『茯苓甘草湯』は煎じ薬しかありません。とてもあっさりした飲みやすい薬です。
 嘔吐下痢症に使われるのは当然として、インフルエンザなどの高熱が収まったあとで、微熱が残った。元気が出ない、食欲がもう一つ、という時に『茯苓甘草湯』がぴたりと効く場合があるので、ご相談ください。

 

写真は、上2枚が近所のアケビの花。赤と白の2種があります。アケビのツルは「木通」の名で利水剤に使います。

 中の2枚は、4月に家の日陰に咲いたエビネラン。

 あとの2枚は、近所のツツジ。直径2メートル半ほどの円形にびっしり花をつけています。去年、みごとな咲きっぷりに感心して、2日後にカメラを持っていったら、もう丸裸に刈り込んでありました。そこが例年、みごとに咲かせる秘訣なんでしょう。

 

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