か た り 上 戸

~~ カ タ リ ジ ョ ー ゴ ~~

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1月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:898ページ
ナイス数:60ナイス

髪飾りの少女 髪飾りの少女
絵本のコーナーにこっそり挟まっていて、手にしたら最後離せなくなってしまって購入。独特の仄暗さに惹きつけられる本。手のひらサイズの小ささといいグレートーンの色合いといい、このまま壁に飾っておきたいと思うほど。内容もちょっと病的なところがまさしく現代的と感じました。
読了日:01月08日 著者:
秋葉 舞子


天地明察 天地明察
ずっと読みたいと思っていた話題作。期待以上の面白さでした。戦乱後の太平の世、己個人の勝負を欲しながらそれが何であるかわからずに、切ない思いに囚われ「春海」と名乗ることにした若き算哲の焦燥感が、時代を超えてリアルに伝わります。映画化にワクワク。老中酒井と、関孝和が気になる。
読了日:01月20日 著者:
冲方 丁


どこからが心の病ですか? (ちくまプリマー新書) どこからが心の病ですか? (ちくまプリマー新書)
思春期から20代の症例を主にしている点とマスコミの情報操作に言及していることで問題意識を刺激された。診断において医師は病気の「ニュアンス」を直感的に掴まねばならず、その為には技量とは直接関係しない「センス」が必要という記述が気になった。治癒には「センス」のある医師との出会いが必須ということか。また、いじめや不登校の問題が一向に解決しないばかりかむしろ悪質化しており、当事者である文部科学省や教師は、解決を放棄しているのではなく問題が複雑すぎて処理能力を超えているのだという「おわりに」の中の記述が腑に落ちた。
読了日:01月24日 著者:
岩波 明


逃れの森の魔女 逃れの森の魔女
「パロディ」という言葉の浅薄なイメージが見事覆された傑作。『ヘンゼルとグレーテル』の「恐ろしい魔女」の痛みと苦しみが胸に迫る。恐ろしきはただ悪魔であって、悪魔の策略によって魔女となってしまった彼女は、娘を愛し人を想う優しい女性だったということが、丁寧な描写で浮き上がり、哀しい。あんなに愛したアーザにもう一度会わせてあげたかった。
読了日:01月30日 著者:
ドナ・ジョー ナポリ


2012年1月の読書メーターまとめ詳細

読書メーター


本

絵本、小説、児童書、専門書、と、四冊全部が違うカテゴリの本でした。


で、全部が良かったです。ざっと眺めてあーこれはちょっと、と落っこちて見えるような本がない。


なにせ本というものは、読み終えて見なければ自分がどう感じるかわからない。今回は種類が違うのに落差を感じないというのはとてもしあわせなことです。ありがたいです。


1月の終わりに漢検受験のため読書の時間を勉強に充てていたので存分に読めたとはいえない状況。手元には、未読本がまだまだ残っている。


2月って、学校(PTA関連とかの)行事も少ないし、シゴトもヒマなので、存分に読めるという期待でいっぱい。うれしたのしでございます音譜


……本と図書カード集めとかないとな~あせる



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12月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1258ページ
ナイス数:45ナイス

犬はどこだ (創元推理文庫) 犬はどこだ (創元推理文庫)
この作家の作品では毎回、途中で印象ががらりと変わる登場人物が出てくるけど今回はハンペーにやられた。まさか「知識が認識を変える」と語る男だとは。そしてラストの、これから始まる(かもしれない)という恐怖感は『ボトルネック』に近いだろうか。『GEN』の正体は不明のままだし、この後の主人公の行動や心理をこそ知りたいと思わされる心残り感満載のラストといい、つくづく米澤らしい。
読了日:12月03日 著者:
米澤 穂信


風切る翼 風切る翼
絵本のつもりで手にするとガツンとやられる。仲間からの理不尽な仕打ちに苦しむ一羽のアネハヅルの孤独感が、人間の心象風景のような迫力ある絵と共に胸に迫る。制作ノートが付いており、これが、公開されたアトリエで3日間かけて作られた「ライブ絵本」であることに驚く。『あらしのよるに』の木村が、観客を交えた編集会議を開いて物語を練り、「ツルは描いたことない」という黒田が、作画枚数を58枚、29枚、16枚と重ねて出来上がった作品と知って、得も言われぬ心地になった。まさしく真剣勝負の生ライブから生まれた芸術作品だと思う。
読了日:12月05日 著者:
木村 裕一,黒田 征太郎


月と蟹 月と蟹
なんとか救いが欲しいと願いながら読んでいたので終章にはホッとした。慎一の祖父・昭三が良い。「女は女の子んときから女だけどよ」。その言葉通りの鳴海の大人っぷりに多少違和感はありつつ、そんなもんかなとも思う。「お前はいましか男の子じゃねえ」には納得。この年頃の男の子独特の繊細さが生んだヤドカミ様にも説得力があった。丁寧な描写と構成、残酷度の微調整ぶりに、道尾秀介渾身の一作という手ごたえが感じられ、受賞にも納得。しかもまだまだ余裕がある気もした。これから注目したい作家です。
読了日:12月07日 著者:
道尾 秀介


草祭 草祭
「のらぬら」「クサナギ」「むきゃあっ」という言葉遣いが童話のよう。怪奇的幻想的な、風景・小道具・ストーリーは、空想に遊ぶ10代にはたまらない魅力なんだろうなと思う。自分がそんな年頃に読んでみたかった作品。小六の娘に読ませてみたら絶賛でした。やっぱり。
読了日:12月17日 著者:
恒川 光太郎



11 eleven 11 eleven
帯に書かれたしをん氏の言葉通り、「切なく甘美で懐かしい音色」に彩られた小説世界でした。淡々と奏でられる一編一編から受ける衝撃が鈍く残り続けて苦しいほど。『延長コード』『琥珀みがき』『土の枕』が好きと感じて読み終えたけど、全部を何度でも読み返したい。というか、ただただ愛でていたい。こういうものが描ける作家はまさに芸術家だと思う。
読了日:12月24日 著者:
津原 泰水


2011年12月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター


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あけましておめでとうございます。今年も読書メーターの記録中心の場になりそうですけどもどうぞお見捨てなきようよろしくお願い致します。


てことで。


その読書メーターの年間記録が出てましたが、2011年は48冊だそうです。2010年が確か64冊で、その前年が33冊かな ?バンラバンラですな。ようするになりゆきまかせな読書ライフがここで浮き彫りに。


いやしかし、お借りできた良書や相性の良い作家との巡り合いを考えると、到底自力では叶わなかった素晴らしい読書記録であることよ、と嬉しくなります。満足です。


それにつけても本というのは、試しにやたらと購入するわけにもいかず、話題作を読んでみたくても図書館で予約して数カ月~数年待ち。やはりね本や作家との巡りあいのために一番確実なのはね、蔵書家さまとの出会いですね。しかも自分の趣味に限りなく近しい方とのね。ええ都合のいいことをいっておるのは百も万も承知ですけども。


そんな蔵書家さま(家が近所&息子の同級生の母&その母とワタシが同い年)と本を介するお付き合いができるようになったワタシ。奇跡的な幸運をヨロコビつつ、人さまとのご縁をいっそう大事にするゾと念じつつ、今年もまた素晴らしい読書ライフが送れるようにと願うばかりでございます。


年間読書目標は~決めといた方がいいかなあ ? いつもナァナァですけども~う~ん。。。

まあ、月5~6冊で、年60~72冊かな、と ( 超ナァナァじゃんかあせる )




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11月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1419ページ
ナイス数:48ナイス

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫) 秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)
止めようとしても頭が勝手に回ってしまう小鳩くんの苦悩(?)ぶりがなんとも。もはや苦悩を含めて愉しんでる域に達してる時期かな。初登場組では、テンパる瓜野くんの傍で、大人の余裕を醸し出す氷谷くんが、いい味をだしてくれてて安心する。今回まだ暗躍ぶりがあまり出ていない小佐内さんと、隠れてる部分がありそうな仲丸さんの下巻での扱いがとても楽しみです。
読了日:11月10日 著者:
米澤 穂信


木暮荘物語 木暮荘物語
ほのぼの系かと思っていたら、案外辛辣だった。全体にちりばめられた性的なものが、人生そのものに直結して考えさせられるところが巧い。さすがしをん。男性の性欲についての考察もお見事で、しをんにしか描けないと感じた。大家の小暮さんが可愛くて切ない。朴訥なようでいて繊細な並木もすごく好き。
読了日:11月13日 著者:
三浦 しをん


秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6) 秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
意外な放火犯人に唖然。最初と最後で全然違ってくる登場人物たちの印象の変化の鮮やかさたるや。今回もまた爽快にしてやられました。それにつけても小鳩くんと小佐内さん。一般小市民には理解不能な事柄にのみヨロコビを見いだして生きる二人だけの世界がすでに完成しているよう。このまま夫婦になって、なお謎ときしている様子を想像してしまいました。そして二人の子どももまた(小市民の目からみれば)やっかいな性格なんだろうなあ、とか。
読了日:11月15日 著者:
米澤 穂信


ピース (中公文庫) ピース (中公文庫)
心境や事情が、主要人物に限って謎のままだから、不満が残る読者が多いのはわかる。それよりも、ほとんど全編が「~する」「~している」という現在形という特異さが気になった。まるで脚本のト書きのよう。つまり全編にマインドコントロールが働いているという暗示なのだろうか。解説で絶賛されているように「うまい」とは思うがそれは物語そのもののうまさというより、作家自身の美意識の高さによる高等技術に関してうまいと私は感じる。知りたい情報に限って得られない歯がゆさを凌駕する作家の美意識、私は好きです。
読了日:11月19日 著者:
樋口 有介


迷宮 (集英社文庫) 迷宮 (集英社文庫)
うーんうーん。つまり、小説家の職業病を描いた本なのかな。自分の小説が現実の事件を引き起こしたのかもしれないという高揚感は伝わったけど、それだけ、というか。腑に落ちる箇所の少ない作品だったかも。読了近くまで、脳内の迷宮ぶりに「ドグラマグラ」を思って期待したので、余計に残念でした。
読了日:11月24日 著者:
清水 義範



2011年11月の読書メーターまとめ詳細
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