デリーのコンノートプレイスを歩いていると季節外れのマンゴー売りを見かけました。
マンゴーと言えばインド・パキスタンの国民食とも言うべきフルーツ。
現地では極上の完熟マンゴーが安く手に入りますので買わずにはいられません。
天秤で重さを計るマンゴー売りのおばちゃん(デリー) 2008年11月
試食をさせてもらって美味しかったので、値段を聞いてみました。
(最初英語、途中からヒンディー語)
商人: 「一個600ルピー(=約1,200円)だよ。」
kashiwan:「ありえないでしょ、日本より高いよ。」
商人: 「いくらなら買う?」
kashiwan:「バザールで40ルピーで売ってるでしょ。40ルピー(=約80円)なら
買うよ。」
商人: 「冗談じゃない。この季節にマンゴーを手に入れるのはすごい労力
なんだよ。グジャラート州から運んできたんだ、輸送料もかかるから
高いんだよ。」
kashiwan:「グジャラートから運んできた苦労はわかった。じゃあ80ルピーだな。」
商人: 「ファイナルプライスだ。お前だけ特別に100ルピー(=約200円)だ。
持っていきな。」
kashiwan:「それでも高いな、なんかオマケつけてよ。」
試食用の皮をむいたオレンジをくれました。その場で食べたら、何と土がついてました。
口の中でジャリジャリ音がします。
商人の足元をよく見ると、地面に落ちて商売に適さなくなった試食用オレンジが。
何とこれをそのままくれたのですね(怒)
インドの土を食べてチフスや赤痢になったらどうしてくれるのじゃヽ(`Д´)ノ
(幸い発病しませんでしたが。。。)
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ホテルに帰って先程買ったマンゴーの入った袋を開けてみたら、何と
ナイフで削り取られたマンゴー(さっき試食用に使ったもの)が入ってました(`Δ´)
(しかも暑さで傷んで半分腐りかけ・・・。それでも危なさそうな部分を削って食べました。)
今回は悪徳インド商人にまんまとやられました。惨敗です。
交渉は少々面倒ですが、インド商人に勝てた時の達成感が何とも言えぬ快感なのです。
みなさんもインド人との交渉を楽しみましょう。